2020年06月24日(水) 更新

面白い自己PRを書くためのコツと例文5つ【履歴書・ESの参考に】

履歴書にネタを入れて笑いをとりにくる就活生はいる!

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「履歴書に面白いこと(いわゆるネタ)を入れたことがありますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • ない
  • 入れたい
  • はい
  • 入れる予定

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「履歴書に面白いこと(いわゆるネタ)を入れたことがありますか?」

アンケートの結果から、履歴書にネタを盛り込んだことがある人がいることがわかりました。中には「入れたい」「入れる予定」など、狙っている人もいれば、当然ながら「ない」という就活生もいます。本ページでは、面白い自己PRとは一体何なのか、徹底的に解説したいと思いますのでご一読ください。また、面白い自己PRの例文についても紹介します。

面白い自己PRとは?

みなさんが考える面白い自己PRとは、どういったものでしょう。面白い自己PRというと、どうしても笑いを取れるような内容を考えてしまう方が多いはずです。しかし、面接を突破するための自己PRで、笑いを取ってもいいのでしょうか。

面接官が「会ってみたい」と思うほど魅力的なもの

では、どんな自己PRが面白いのかというと、面接官が「会ってみたい」と思うほど魅力的な内容のことです。つまり、面接官に「この就活生は面白い、実際に会ってもっとどんな人物なのか知りたい」と思わせられればよい、ということになります。

ネタを入れればいいというわけではない

したがって、極端なネタを盛り込んで笑いを取りに行く必要はないのです。もちろん、それがウケて面接を突破できる可能性は0ではありません。しかし、ウケないリスクの方がはるかに高く、それによって不採用へと近づいてしまうかもしれないのです。

なぜ自己PRを面白くしないといけないのか

なぜ自己PRを面白くしなければいけないのでしょうか?就活というお堅い場面では真面目な自己PRの方が好ましく思えるかもしれません。真面目にしっかりと作り込まれた自己PRは確かに採用担当者の心を打つかもしれませんが、思いきって面白い自己PRを作ることで得られるメリットもあります。面白い自己PRが良い理由をしっかりと把握した上で、実際にさまざなな種類の自己PRを作ってみてはいかがでしょうか?

コミュニケーション能力があるか見られている

企業の採用担当者は応募してきた就活生にコミュニケーション能力があるかを重点的に見ています。一般企業で働く上で、社内の人間と円滑なコミュニケーションを取りながら業務を遂行していくということはとても大事です。職種に関係なく、他人との協力なしではさまざなプロジェクトを成功させるのは難しいということです。

面白い話、興味深い話ができる人は他の人を引きつけるだけでなく、逆に話しかけやすい印象にもなるため、社員同士はもちろんのこと、取引先やお客様とのコミュニケーションが円滑になり、好印象を与えることができます。これまでの人生で培ったコミュニケーション能力を効果的にアピールしたいという就活生だけでなく、少しコミュニケーションが苦手だという就活生も面白く魅力的な自己PR作りに取り組んでいくべきでしょう。

発想力があると企業に貢献できると見られる

面白い話をするためには頭をかなり使わなければなりません。話の構成の組み立て、ギャップや驚きを感じさせるエピソードづくりなど、頭の中で思考を繰り返すのです。思考の中で生まれた意外性のある話や興味深い話がある人は、企業の貢献に繋がるような、人とは違うアイディアの持ち主と見られます。

常識にとらわれない奇抜な発想は世の中の常識や原理がしっかりと分かった上ではじめて生まれます。面白い話や話が完成するまでのプロセスに就活生の皆さんの常識力、思考力、発想力などのさまざまな能力が詰まっていると言っても過言ではなく、採用担当者は面白い話を通してしっかりと能力を見ているということです。

構成が苦手な人はジェネレーターを使ってみる

自己PRには盛り込むべき要素がたくさんありますが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。的確にポイントを押さえることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己PRの特徴です。言いたいことはまとまったけれど、実際に文章にするのが苦手という就活生は、ぜひ自己PRジェネレーターを活用しましょう。自己PRジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで自然な流れの自己PRが完成します。無料でダウンロードできるので、文章の繋ぎ方や言葉遣いに自信がないという就活生にもおすすめです。

履歴書・エントリーシートで面白い自己PRを書くコツ

では、履歴書やエントリーシートで面白い自己PRを書くためには、どういったコツが必要なのでしょうか。ここでは、以下の内容について詳しく見ていきたいと思います。

≪3つのコツ≫

  • 長所やできることを具体的に書く
  • キャッチフレーズを工夫する
  • 極端な経験を仕事と絡める

①長所やできることを具体的に書く

1つ目のポイントとして、【長所やできることを具体的に書く】という点が挙げられます。自己PRをする時、「自分は気持ちの切り替えが早いです」とだけ長所を述べても、なかなか面接官には伝わりません。そうならないためには、具体的なエピソードを述べる必要があります。そうすれば、自分の長所をより効果的にアピールできるでしょう。

②キャッチフレーズを工夫する

2つ目のポイントは、【キャッチフレーズを工夫する】です。自己PRを書くときは、先にどんな点が長所なのかをキャッチフレーズとして提示する書き方がおすすめといえます。その際、目を惹くキャッチフレーズなら読みたいと思えますし、内容によっては会いたいと思ってもらえるかもしれません。

③極端な経験を仕事と絡める

3つ目のポイントとして紹介するのは、【極端な経験を仕事と絡める】というものです。極端なネタではなく、経験なら仕事と絡めやすくなりますし、面接官からの印象を損ねることもありません。例えば珍しい昆虫の採集や、人助けなどが挙げられます。そういったエピソードに仕事を絡めてみましょう。

面白い・魅力的な自己PRを書くための例文5つをご紹介!

いきなり面白い自己PRを作成するのは難しいかもしれません。そこで最後に、面白い・魅力的な自己PRを書くための例文を5つご紹介したいと思います。以下の自己PRを参考にしながら、自分の言葉で面白くて魅力的な自己PRを作成してみてください。

面白い・魅力的な自己PRの例文①

例文①

【溺れた猫を助けたら恩返しをされた(正義感が強い)】
私は学生時代、川で溺れている猫を助けたことがあります。私は迷うことなく助けに行きました。実は助けた猫が町内会長の飼い猫だったらしく、わざわざ表彰までしていただきました。この経験から分かるように、私は正義感が強いため恐れることなく物事に挑戦し、困っている人や動物を放っておけない性格なので、貴社の営業として金銭面に困っている人に、一人でも多く救済の手を差し伸べられると考えます。

面白い・魅力的な自己PRの例文②

例文②

【切手を集めるためなら火の中水の中】
私は学生時代、47都道府県の切手を集めたことがあります。その後海外の切手に興味を持つようになり、集めるために英語を勉強し始めました。また、旅行の資金を貯めるためにアルバイトも両立させ無事に学生のうちに7ヵ国を回り、カタコトの英語でなんとか7枚の切手が集めることができました。私は目的達成のためなら努力を惜しみません。貴社に入社できましたら、切手集めの経験を活かして目標達成のために努力を惜しまず成果を上げたいと考えています。

面白い・魅力的な自己PRの例文③

例文③

【ずば抜けたチャレンジ精神で増えすぎた趣味】
私の長所はずば抜けたチャレンジ精神です。もともと運動は得意ではありませんでしたが、学生時代に読んだ書籍で「やってみなければ分からない」という言葉に感銘を受けたときから、あらゆるスポーツに挑戦するようになりました。今ではスポーツに関する趣味が20個ほどに増えすぎているのが悩みですが、おかげで友人も確実に増えましたし、体力もつきました。貴社では持ち前のチャレンジ精神であらゆる企画を提案し、成功に収めたいと考えています。失敗してしまったときには、その原因を追求して次からはどうすればいいのかよく考え、成長するための糧にしていきたいです。

面白い・魅力的な自己PRの例文④

例文④

【8回の転校がくれた、新しい環境への適応力】
私は幼少期に親の都合で8回ほど転校を経験しました。はじめこそ人見知りをしていましたが、2回目の転校で出会った友人に「色んな人に出会えていいね」と言われたことがきっかけで、3回目以降はしなくなり、おかげで友人もどんどん増えました。 貴社では転勤が多いと会社説明会でお伺いしました。私は幼少期に経験した8回の転校を糧に、どこに転勤になっても必ず馴染み、成果を上げたいと考えています。

面白い・魅力的な自己PRの例文⑤

例文⑤

【ヒッチハイクで達成した日本一周(行動力は誰にも負けません)】
私の長所は、行動力があるところです。アルバイト先の上司が趣味でカメラをしており、私もその姿に憧れて日本の景色を写真に収めようと決め、ヒッチハイクで日本を一周しました。半年ほどかかりましたが、一周している間に撮った写真は100枚を超えました。現在は日本一周の経験をブログという形で発信し、写真とともにその地域の良さを伝える活動をしています。日本一周をしているうちに、人口減少や雇用の少なさによる若者の都会への流出など、地域ごとの課題も知りました。持ち前の行動力で、地方創生に力を入れている貴社で少しでもヒッチハイクの恩返しと、課題解決ができればと考えています。

例文やマニュアルを活用して面白い・魅力的な自己PRを作成しよう

面白い・魅力的な自己PRを書くためのコツと例文5つをご紹介しました。面白い自己PRとは、ネタを盛り込んだものというわけではありません。自己PRを見た面接官が「この就活生は面白い、会ってみたい」と思わせられるような内容がベストなのです。下記の自己PR作成マニュアルや例文を参考に、面白い・魅力的な自己PRを考えてみてください。無料でダウンロードできるので、「文章を作成するのが苦手」「自分の強みを活かした自己PRを作りたい」と考える就活生のみなさんは下記の資料を活用して、就活を成功させましょう。

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