内定式への不安を解消する為に知っておきたい注意点

内定式の内容と目的について

内定式とは、どのような内容と目的を持ったものなのでしょうか？
内定式に対する不安を解消するためにも、まずは内定式の概要について紹介していきます。

採用内定書の受け取り・提出が主な目的

内定式における大きな目的は「採用内定書を受け取り、承諾書を提出する」というものです。
会社側は「4月から貴方をこの会社に採用します」とを学生側に伝え、学生は「入社する意思を固めているものです」と会社側に伝える事で、双方の契約に支障がでないためにするのが重要な目的となっています。

内定式は親睦を深めるのも大切な目的の一つ

内定式の流れとしては、「人事部長・社長・取締役の挨拶」の後、業務内容等の説明、各種事務手続きが行われた後、食事会で親睦を深めるのがスタンダードな流れのようです。
内定者に正式な内定通知を渡す以外に「親睦を深める」という事も内定式の大切な目的の一つであるのです。
その他に行われる行事として

・先輩社員との交流　
・内定者研修　
・会社の施設見学　
・配属発表　
・適性テスト
・語学テスト
・個別面談　
・スポーツなどのレクリエーション
・健康診断　

といった事があるようです。会社によって行う内容も異なりますので、事前に確認しておくと良いでしょう。　

内定式を行う時期について

では、内定式が行われる時期はいつ頃なのでしょうか？
企業によって異なるので一概に「いつ」とは言えませんが、内定式の多い日が実際に存在するので紹介していきます。

多くの企業は10月1日に内定式を行う

内定式は、採用活動後の倫理憲章で定められている解禁日の「10月1日」に、開くのが通例となっています。
企業は、内定者辞退について非常に重く考えているため、なるべくはやく正式な内定受諾が欲しいものです。内定式を早めに行えば、他の企業から内定を貰う余地を与えずに、優秀な学生を自社に入社させる事ができます。
企業側は、倫理憲章で定められている10月1日に内定式を行って、学生の囲い込みをする意図があるのです。
実に、企業全体の80％が内定式を10月1日に行いますので、他の企業もそれに合わせて周辺の日程で組む場合が多いようです。

内定式に参加する際に注意すべき点

内定式に対する不安の要素として「自分だけ周りと違ったらどうしよう」という思いがあるはずです。
そんな不安を解消するためにも、ここでは内定式における注意点を紹介しておきます。

事前に式次第を確認しておくべき

内定式の式次第を、事前に調べておくことは重要だと言えるでしょう。
どのような内容のものか？特別な行事はあるのか？など事前に知っておくことで不安は解消されていくでしょう。

身だしなみを整えることで不安は解消される

内定式の段階で、身だしなみは社会人と同等レベルで整えるものだと考えましょう。
基本的に、指定が無い場合はスーツで行くことが当然です。一人だけ私服で行ってしまうなんて事が無いように注意してください。
さらに、頭髪に関しても学生である意識を捨て他方が良いでしょう。就職するまで少しの期間に自由な髪色にしたい気持ちがあるかもしれませんが、せめて内定式の時くらいは「清潔感のある髪型」に戻しておくべきです。身だしなみを整えるだけで、内定式への不安は大きく解消されるでしょう。
「悪い意味で」目立ってしまっては、自分のキャリアに悪い影響を与えかねません。内定式から「自分のキャリアは始まっている」という意識を持ちましょう。

会社の重役に見られている意識を持つ必要がある

上記の、身だしなみにも同じことが言えますが、内定式には「例外なく会社の偉い人々」がきているので「常に見られている」と考えるようにしましょう。
身だしなみ、態度、発言等全てにおいてチェックされている可能性があります。内定式の場にいるのは「来年からこの企業の一員よなって働く人材」なのです。ここで、下手な態度を取ってしまうと「この人に企業の看板を背負わせてしまっていいのだろうか」とネガティブな印象を植え付けてしいますので、社会人の一員としてふさわしい行動をとるようにしましょう。

事前にマナーマニュアルで確認しておく

企業に入社する新入社員として、清潔感のある身だしなみを意識することが大切です。身だしなみに整えるためにも、改めて就活マナーマニュアルを確認してチェックしておきましょう。マナーを守った正しい身だしなみの知識があれば、見た目の面で失敗することがなくなるはずです。無料でダウンロードできるため、少しでも印象をよくするためにも内容を確認しておくことがおすすめです。

内定式への不安を解消するためには事前に式次第を調べておくと良い

いかがでしたか？内定式への不安を解消するために注意点について紹介してきました。
まずは、内定式でどういった事が行われるのか事前に「式次第」を確認しておく事をオススメします。
そして、当日は社会人として相応しい身だしなみと態度で、式に臨みましょう。最低限のマナーは知っておかないと、重役の方に悪い印象を与えてしまい、今後のキャリアに悪影響となることも考えられます。
また、内定式が交流を深める場であるのも忘れないでください。来年から同じ職場で働く仲間として、できるだけ多くの人と交流を図り、新入社員として気持ちよくスターとできる環境を整えましょう。