2019年11月08日(金) 更新

アピールポイントを履歴書・ES・面接でうまく伝える方法と例文【短所を長所に変える3つのコツ】

就活生にアンケートで聞いた生の声はコチラ!

自己PRの書き方とはどういったものなのでしょうか?キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。

質問:自己PRを書く際に、あなたの長所と短所をどのように書いていますか?また、長所と短所を見つける際のコツを教えてください。

就活生の回答

私は自己PRで長所と短所を書く際は、特に短所は今後会社に繋げることができるように書きます。私の場合長所は、自分が誠実であることと、何事にもひたむきに取り組めることを書きます。短所は、その場の空気を読みすぎて、周りの意見に流されてしまうことを書きます。この短所は、言い換えればしっかり周りの意見を聞く事ができると伝えられると考えています。長所を見つける方法は、他人から評価されたことや褒められたことをリストアップすることです。短所を見つける方法は、客観的に自分を見ることです。客観的に見ることで普段わからない自分の短所が見つけられると思います。

※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております。

面接では多くの就活生が工夫して自分の短所を伝えている

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「自己PRで短所をアピールポイントにするコツなどがあれば教えてください」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。


  • 短所が生かされた経験を述べる

  • 長所に置き換える

  • ポジティブな言い回しにする

  • 自分が短所により失敗したと感じたエピソードとそれからの対策、また活かされたこと

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「自己PRで短所をアピールポイントにするコツなどがあれば教えてください」

「短所は何ですか?」と聞かれたときは、ただ答えるだけではいけません。上手にアピールポイントにしましょう。就活生を対象にしたアンケートによると、「短所が活かされた経験を述べる」「長所に置き換える」などの工夫をしているようです。短所をマイナスのままにしないように注意しているようですね。こちらの記事では、自己PRで短所をアピールポイントにする3つの方法と、上手な短所の伝え方と注意点について見ていきましょう。

履歴書・ES・面接で自分のアピールポイントをうまく伝える

履歴書・ES・面接では、自分のアピールポイントを相手にうまく伝えなければなりません。どうすれば、採用担当者に自分の魅力を知ってもらうことができるのでしょうか。まずは、相手が自分の何を知りたいと思っているのか考えてみましょう。

面接官は学生の能力・資質・行動パターンを見ている

面接官は学生の能力や資質、行動パターンを見ています。それを意識して自分のアピールポイントとは何か、考えることが大切です。自分の特技や好きなこと、過去の経験から行動パターンを振り返ることで、アピールポイントがわかるようになってきます。

アピールポイントを伝えるにはエピソードが必要

アピールポイントを伝えるには具体的なエピソードが必要です。アピールポイントが「協調性がある」というものだった場合に、「私の長所は協調性があることです」という一文だけでは説得力に欠けます。こういった場合は、どのような場面で協調性を発揮したのか、実際のエピソードを一緒に紹介するようにしましょう。

エピソードはひとつに絞って具体的に伝える

エピソードを入れることは大切ですが、思いついたものをいくつも羅列するようなアピールの仕方では、一つひとつの内容が薄くなってしまいます。自分のアピールポイントに関するエピソードが複数ある場合は、その中でもインパクトのあるものを選んで深く掘り下げて話すようにしましょう。

職種や企業理念に合わせたアピールポイントを選ぶ

アピールポイントは、自分の志望する職種や企業理念に合わせたものを選ぶようにしましょう。企業が熱い人を求めているのに冷静さをアピールしてしまうと、社風とマッチしていないと思われる可能性があります。企業が求める人材について研究をおこなうことも大切です。

アピールポイントを探すために過去を振り返る

自分のアピールポイントが分からないという人も多いでしょう。そういった人は、過去を振り返ってみることが大切です。人にはそれぞれ個性がありますので、アピールポイントが全くない人はいないでしょう。どうしても自分で分からない場合は、家族や友人に自分のいいところや性格を聞いてみると、意外なアピールポイントが見つかるかもしれません。

自己PR作成に役立つジェネレーター

自己PRには盛り込むべき要素がたくさんありますが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。的確にポイントを押さえることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己PRの特徴です。言いたいことはまとまったけれど、実際に文章にするのが苦手という就活生は、ぜひ自己PRジェネレーターを活用しましょう。自己PRジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで自然な流れの自己PRが完成します。無料でダウンロードできるので、文章の繋ぎ方や言葉遣いに自信がないという就活生にもおすすめです。

アピールポイントのテーマ①:学業・勉強

学業や勉強で頑張ったことをアピールする場合は、どうすれば良いのでしょうか。学業や勉強をテーマにする場合は、学校での勉強に限らず資格や語学に関することでもアピールできます。勉強をして取得できた資格等、実績がわかりやすいものがあると努力してきたことが採用担当者にも伝わるでしょう。また、数字として成果が出ていないとしても、目標達成のための頑張りをアピールできれば、高い評価を得られやすくなります。

例文

  • 大学時代、レポートの提出をしなければならない授業が多くありました。そのため、短時間で文章を仕上げる力が身に付き、5000字のレポートを2日で書き上げたこともあります。教授からも最高評価を獲得できました。御社でも、素早く正確な仕事を心がけていきたいです。

アピールポイントのテーマ②:学校以外での経験

学校以外での経験を通して、自分のアピールポイントを伝える方法もあります。学外経験としてボランティア、留学、インターンシップ、アルバイト等が挙げられるでしょう。ボランティア活動で自分をアピールする際には、抽象的な内容にならないように注意し、何を頑張ったのか具体例を示しましょう。仕事でも役に立つような能力や努力した経験をアピールすることが大切です。

例文

  • 私は大学時代に地元のボランティア団体に所属していました。保健所や老人ホームで毎週活動し、保育士や介護福祉士の方を補助するうちに、車いすで生活する方々の気持ちを知ることができました。今では、手話で自己紹介や簡単な会話をすることができます。

アピールポイントのテーマ③:趣味・特技

趣味・特技もアピールポイントを具体的に説明できるエピソードとしておすすめです。ただし、「私は映画鑑賞が趣味です」という一言だけでは、一緒に働いてみたいと思わせることはできません。趣味や特技を通して、どのような能力が身に付いたのか伝えるようにしましょう。また、「読書が趣味で年間300冊の本を読みました」等、数字で実績を示すことも大切です。

例文

  • 私の趣味は映画鑑賞です。高校生のときから見た映画の内容と感想をノートにつけており、すでに30冊にもなりました。自分のお気に入りのシーンや監督のインタビューなど、面白いと思った情報を雑誌のようにまとめています。自分の好きなことにはとても熱中できる性格なので、御社でもこの熱意を活かして働きたいと思っています。

短所をアピールポイントにする方法①:ポジティブに変える

自己PRにおけるアピールポイントといえばついつい長所を言いたくなりますが、短所をアピールするという方法もあります。なぜかというと、自分では欠点だと思い込んでいることも裏を返せばネガティブな面だけではなく、長所にもなり得るからです。 ただ長所は誰でも簡単に思いつき躊躇なくいえるものですが、短所は下手をするとマイナス評価となる可能性もあります。欠点をネガティブに見せず自己PRとして使う場合は、テクニックが必要です。

短所を自己PRにする時は言葉選びが重要

自己PRの際にアピールポイントとして短所を伝える場合には、ネガティブにとられないように言い方を考えるなど、工夫が必要です。例えば、「気が短い」という欠点は、「行動力があり、何かを考えるとすぐにやってしまいたくなる」などと言い方を変えて伝えてみるといいでしょう。

短所をアピールポイントにする方法②:分析力を伝える

アピールポイントは長所だけじゃないと聞くと驚く人もいるかもしれません。しかし、自分の短所や欠点を把握できているということは、自己分析ができているといえます。長所は多くの人が思いつきますが、客観的に自分の欠点を把握できている人はそういないものです。 自己PRで短所をアピールすると、同時に自分の分析力をアピールできるのです。

具体的なエピソードを伝える

短所を客観的に捉えられる点をアピールポイントにすると、自己分析能力などを自己PRにできます。面接で伝える際は、必ず実体験を交えて伝えましょう。大学時代のサークル、バイト、ゼミなどで、どんな体験をして自分の短所を知ったのかを伝えるのです。具体的なエピソードがあると説得力が増すでしょう。

短所をアピールポイントにする方法③:改善策を伝える

自己PRで短所をアピールポイントにする際は、同時に改善するための努力を伝えると高評価を得られます。自分の短所や欠点がわかったら、その改善に向けてどんな努力をしたかが重要です。欠点をそのままにしない、自主性、行動力をアピールポイントにするチャンスです。

なぜその改善策を行ったのか伝える

どんな会社でも、入社してからは自分で課題や問題を考え、改善していく姿勢が求められます。自分の短所を把握し、その改善に向かって努力する行動ができる人は面接で高い評価を得る可能性が高いです。
そのため、実際にどんな行動を具体的に行ったのか、そしてなぜその改善策を選んだのかを伝えましょう。短所の解決は結果だけでなく、プロセスも重要です。考え抜く姿勢や論理的かどうかも評価の対象なので、短所をアピールポイントにするチャンスだといえます。

例文

  • 私の短所は優柔不断なところです。物事を素早く決めることが苦手で、作業がおくれてしまう場合があります。大学時代も課題のテーマを決め切れず、結果として作業がなかなか進められなかった経験もあります。そのため、何かを決定する場合には、なるべく幅広い意見を取り入れ、情報収集して物事の見極めをおこなうように心がけています。

自己PRで短所をアピールする際の注意点

アピールポイントは長所だけとは限りません。自己PRで短所や欠点をアピールする方法もあります。要は長所であれ短所であれ、アピールポイントとして自己PRをする際に面接官に良い印象を与えることができれば成功なのです。

短所や欠点がない人間はいない

長所と短所を聞かれたとき、「長所は○○ですが、短所はありません。思いつきません。」といってしまえば自己分析能力がないのではと思われてしまいます。欠点がない人間など基本的にいないからです。短所を聞かれたときは、何かしら欠点を伝えましょう。
ただ、短所を伝える際は正直に仕事に差し支えるような欠点をいう必要はありません。例えば「時間にルーズで学生時代は遅刻ばかり繰り返した」などのような短所や欠点は、会社にも遅刻ばかりするのではないかというネガティブな印象が残りますので、避けたほうが無難です。

自己PRでうまくアピールポイントを伝えるには具体的なエピソードとポジティブな言い換えが大事

自己PRで短所をアピールポイントにする方法についてみてきました。短所とはいえ、見せ方によってはあなたのネガティブではなくアピールポイントにもなり得るという点を覚えておくと良いでしょう。自分の欠点は他人から見れば長所にもなりえます。自分の短所をネガティブに捉えず上手に自己PRできると良いですね。

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