2017年11月09日(木) 更新

【管理栄養士の給料の相場・仕事内容とは】公務員・一般企業それぞれの魅力を解説

管理栄養士とは

主な職場を紹介

管理栄養士は多岐にわたる職場で活躍しています。主な職場は、行政機関だと「保健所・保健センター・市区町村の役場」、学校関係なら「幼稚園・小学校・中学校」、その他にも老人・保健施設や病院、給食センターなどがあります。都道府県や市町村など、各自治体で採用がおこなわれており、募集区分は「技術職」です。一般企業であれば、飲食店やホテル、食品メーカー、美容・エステサロン施設などの企業で働くことが可能です。

それぞれの仕事内容

管理栄養士は働く場所によって仕事内容が異なります。役所勤務の場合、事務作業、栄養や健康に関する情報提供や調査、講演会の実施などを行ないます。保健所勤務の場合は特定給食施設を回り、学校勤務の場合は給食作りや食育が主な仕事内容です。
飲食店やホテルで働く場合は、調理の他にメニューの企画や考案、指導を行います。食品メーカーだと研究職として働くことが多く、より専門的な仕事内容になります。美容・エステサロンでは、お客様の美容を内面からサポートするための食事を考えたり、体脂肪率の計算をしたりして、アドバイスを与えます。また、スポーツ選手の専属として食事管理や栄養指導を行なう、公認スポーツ栄養士という仕事もあります。

給料の相場は?

手取りが安定している公務員管理栄養士

公務員管理栄養士の平均年収は約485万円です。公務員の場合は定期的に給料が上がるため、勤続年数が長くなるほど年収アップが見込めます。しかし、公務員管理栄養士の採用人数が近年少なくなっているのに対して、募集に対する応募者の数は多い、というのが現状です。競争率が高いため、管理栄養士としての知識以外にも一般教養などを身につけることで、就活対策を徹底しておかなければなりません。毎年採用枠があるとは限らないため、情報を常に確認する必要があるでしょう。

一般企業の管理栄養士の給料

大企業の管理栄養士の場合、平均年収は約500万円です。食品メーカーの企業で研究職として働く場合が多いようです。月々の給料も30万円位上といったように、かなり高収入な職業といえます。
一方で、小中企業の管理栄養士になると平均年収は400万円くらいで、月々の給料は約25万円ほどになってしまいます。一般の給食施設で働くと、ボーナスや残業代がない場合もあり、手取りが15万円を切ることもあるようです。

手取りが安いのが心配なら病院がおすすめ

病院で働く際の仕事内容は、患者さんの栄養管理、献立の作成、食材の発注調理、配膳、衛生管理などです。平均年収は民間の病院か、公立の病院か、または地域によっても異なりますが、だいたい300万円~450万円といったように安定した給料になっています。専門的な仕事も多く、就職後も積極的に学ぶことが非常に重要になってきますが、満足のいく給料をもらえることが多いのでおすすめです。

給料は上がるの?

現場での経験を確実に積むことで、ステップアップしていくことが可能です。一般企業で正社員として働くのであれば、年に1度昇給のチャンスがある場合が多いようです。その他、基本給に加えて資格手当や技術手当がつくこともあります。公務員であれば、年数を経るごとに確実に給料は上がっていきます。

管理栄養士の3つの魅力

管理栄養士は人々の食をサポートする魅力的な仕事です。職場によっては食事をサポートする相手とコミュニケーションを取りながらの業務になるので、「おいしかった」「食生活が改善された」といった言葉は、モチベーションの向上に繋がるでしょう。その他にも管理栄養士には多くの魅力があります。

長く働ける仕事

管理栄養士は国家資格であるため資格の有効期限がありません。結婚や子育て、介護などで一度離職をした場合でも、資格を使って長く働くことが可能です。職場にもよりますが、大きな施設では管理栄養士が何名か配属されている場合が多く、融通をきかせやすいようです。職場を注意して選べば、子育てに理解のある、子育てをしやすい職場環境のなかで働くことが可能です。

需要が高い

近年少子高齢化が進んだことで介護系のニーズが高まってきていますが、それと同様に老人ホームや介護施設で、お年寄りの食生活を考える栄養管理士のニーズも高まってきています。また、生活習慣病も増加しているため、栄養管理士の存在価値は非常に高くなっています。様々な企業で管理栄養士の採用が行われていますが、今後も栄養管理士を必要とする企業は増えていく傾向にあります。活躍できる場が増えることは魅力の1つになります。

私生活にも活かせる

管理栄養士という資格は、私生活を送るうえでも非常に役に立ちます。自身の食生活の管理だけではなく、子どもの食育、両親の介護における栄養管理など、多くの場面でその知識を活用することができます。

仕事内容・給料を比べて自分に合う職場選びを

管理栄養士が活躍できる場は多岐にわたります。食生活をサポートする管理栄養士は、人々が健康な暮らしをするうえで、欠かすことのできない存在です。職場によって業務内容や給料が異なることを理解し、自分に合った職場を選択しましょう。

イマ就活生に大人気のサービス5選!!

関連コラム

このコラムに近いイベント

【書類~二次面接を免除】納得できる企業に最短7日で転職
  • 18年卒
  • 23年卒
  • 20年卒
  • 25年卒
  • 17年卒
  • 22年卒
  • 15年卒
  • 21年卒
  • 19年卒
  • 16年卒
  • 24年卒
  • 既卒・第二新卒向けサービス

【書類~二次面接を免除】納得できる企業に最短7日で転職

【書類~二次面接を免除】納得できる企業に最短7日で転職

31399 view

おすすめの就活イベント