2019年11月26日(火) 更新

面接で好印象を与える話し方のコツと注意点

面接では話し方ひとつで印象が大きく変わる

就活では面接が最大の難関とされることが多いですが、実際に多くの就活生が悩んでいるのが現状でしょう。面接対策といっても、入退室のマナーから始まり、質問対策や志望動機作成など、やるべきことは多くあります。 そこで、面接対策の一環としておこなうと良いのが、「好印象を与える話し方」を身に付けることです。話し方ひとつで印象が大きく変わりますので、好印象を与える話し方のコツを知っておきましょう。

話し方は面接の内容と同じくらい重要視されている

就活の面接の場において、話す内容がどれだけよいものでも、話し方が雑であったり、一貫性がないが故に結局何が言いたいのかが分からなかったりすると、面接官に良い印象は残せません。 面接官の立場になって少し考えてみて下さい。きちんとストーリーが成立していてハキハキと話している就活生と、話がまとまっていない上に声が小さい就活生を面接した場合、どちらを採用したくなりますか?おそらく前者を採用すると答える人の方が多いでしょう。 話し方は面接の内容と同じくらい、採用担当者は重要視しているということを知っておいてください。

言葉遣いは印象に大きな影響を与える

言葉遣いは、相手に与える印象に大きな影響を及ぼします。特に「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」は正しく使えるようになっておくことが大切です。そこで活用したいのが言葉遣いマニュアルです。このマニュアルでは、ついやってしまいがちな間違った言葉遣いや二重敬語についても紹介しています。言葉遣いに自信がないという就活生は、このマニュアルを見ておきましょう。無料でダウンロードできるので、就活のいろいろな場面で役立てましょう。

面接で好印象を与える話し方①:起承転結を意識する

よく話している最中に、面接官に聞かれた質問の回答から徐々に逸れていく人がいます。面接でポイントアップを狙うなら、ストーリーを組み立ててから話し始めましょう。同じような話がダラダラと続き、話が脱線していくと、聞いている面接官にとっては退屈な時間になってしまいます。 基本的なことですが、面接で好印象を与える話し方のコツは「相手の立場に立って考える」です。

面接用の回答を事前に用意する場合はどうすれば良い?

面接用の回答を事前に用意するのであれば、まずは要点のみをまとめて、そこから肉付けをしていきましょう!その際に、論理的な矛盾が生じてしまうと好印象を与えられませんので、注意してください。

質問に答えるためにまず結論から話すと良い

また、面接になるとどうしても緊張してうまく話せないという方は、結論から話すと良いです。結論を先にもってきて、「なぜなら~」と続ければ大きな失敗はしません。何より、確実に伝えたいことを伝えることができるので、面接官も好印象を持ってくれる確率が高くなります。

面接で好印象を与える話し方②:大きな声でゆっくり発音よく

次は、発声や発音について勉強しましょう。面接で好印象を与えるには、大きな声でゆっくり、はっきりとした発音で話してください。小さくて聞き取れない、速くて何を話しているか分からないというのは論外です。緊張や不安はあると思いますが、堂々とした話し方を心がけましょう。 話している自分が不安そうにしていたら、相手はもっと不安に感じてしまうのです。自信を持って面接に臨まなければ、好印象は与えられません。

自信のある話し方を意識する

それでは、自信のある話し方について具体的に説明します。 まずは、正しい姿勢を意識してください。猫背になりがちな人は普段から注意し、背筋を伸ばして話しましょう。 次に、面接官としっかりとアイコンタクトをとってください。面接中に目線が泳いでしまって、終始きょろきょろしていては、面接官から「自信がない」「もしかしたら嘘をついているのか?」などと思われてしまう可能性が高いです。 そして、質問をされた時に焦るのではなく、落ち着いている自分を演じましょう。焦ってテンパっていては本末転倒です。一呼吸おいて、落ち着いた心情で話すと、ちょっとしたことでは動じない自分を演じることができます。簡単にできることではありませんので、普段の面接練習の時から常に意識しましょう。

話し方に自信のない人の特徴5つ

話し方に自信のない人の特徴5つ紹介します。

話し方に自信のない人の特徴

  • 「あ~、」「え~っと、」と言う回数が多い
  • 声が小さく、籠っている
  • 目線がキョロキョロしている
  • ネガティブととれる発言が多い
  • 姿勢が悪い

「あ~、」「え~っと、」という前置きが多い人は、質問されたらスパッと答えられる人よりも自信がないと捉えられがちです。イレギュラーな質問をされた場合は仕方ないとして、頻出質問事項ではすぐにきちんと答えられるようにしておきましょう。また、ネガティブ発言も当然自信がないと判断されますので、言葉選びには注意してください。

面接で好印象を与える話し方③:自分の言葉で話す

また、面接では「自分の言葉で話す」ことを意識してください。面接の前に、質問を想定して回答書を作成しておく方が多いでしょう。それ自体は何の問題もありません。むしろ、自己紹介や自己PR、志望動機などはほぼ確実に聞かれるので、考えておかない手はないです。しかし、面接のときに丸暗記した回答書をそのまま読み上げるのは絶対にNGです。面接は会話ですので、その場で思考し、臨機応変に対応する力が求められるでしょう。

丸暗記はセリフっぽく聞こえてしまいがちなので注意が必要

丸暗記をしてしまうと、どうしてもセリフっぽく聞こえてしまいがちですので、好印象を与えられません。また、棒読みっぽくなってしまう傾向にもあるようです。そのため、簡単な言葉でも良いので、「自分の言葉」で話してください。回答書はそのまま覚えるのではなく、要点のみを押さえておくようにしましょう。

面接で好印象を与える話し方④:身振り手振りを少し入れて熱意を伝える

好印象を与える話し方として、ただ手を膝の上に置いて話すだけでは少し物足りません。緊張しすぎて固まった状態で話し続けてしまう人が多いと思いますが、オーバーすぎない程度に身振り手振りを入れてあげると熱意も伝わりやすくなり、より好印象をもってもらえるでしょう。

ただ椅子に座った状態で棒読みするのはNG

身振り手振りを使うと、感情が伝わりやすく、棒読みを防げます。例えば、学生時代に頑張ったことを話す際には、当時を思い出しながら話してみましょう。そうすると自然と手もついてくることが多いので、試してみて下さい。 面接官に好印象をもってもらうためには、セリフのように棒読みをするのではなく、熱意が伝わる話し方をしましょう。

面接で好印象を与える話し方⑤:丁寧かつ正しい言葉遣い

面接で好印象を与える話し方の最後のコツですが、相手は面接官で、自分は就活生です。丁寧かつ正しい言葉遣いで、礼儀正しさをアピールしましょう。 当然、馴れ馴れしい口調やタメ口などは論外です。これから迎える社会人として恥ずかしくない、マナーを守った言葉遣いを意識してください。最低限の敬語についてはしっかりと押さえておきましょう。

押さえておくべき敬語

■尊敬語
・言う→おっしゃる
・行く→いらっしゃる
・見る→ご覧になる
・する→なさる
・聞く→お聞きになる

■謙譲語
・言う→申し上げる
・行く→参る
・見る→拝見する
・もらう→いただく
・聞く→伺う

面接の場において相手の会社のことは「御社」とよぶ

また、就活でよくある言葉の間違いとして、「御社」と「弊社」の使い分けがあります。意味は同じですが、間違って使用してしまうと常識を疑われてしまいますので、必ず押さえておきましょう。

「御社」と「弊社」の使い分け

「御社」→話し言葉。面接で実際にやり取りをする際に使います。
「貴社」→書き言葉。履歴書やESを書く際に使います。

面接で好印象を与える話し方の練習方法

ここまでで、好印象を与える話し方のコツについて理解していただけたかと思います。 最後に、家で一人でもできる、面接で好印象を与える話し方の練習方法を紹介します。初めは慣れないかもしれないですが、繰り返し練習をして、体に沁み込ませることが大事です。

鏡を見ながら実際に喋ってみる

まず、顔が映るものであれば何でも良いですが、鏡などを見ながら実際に喋ってみましょう。その際に意識すべきチェックポイントは3つです。

意識すべきセルフチェックポイント

  • 口が大きく動いているか
  • 穏やかな表情(笑顔)で話せているか
  • おかしな癖がないか

この3つを意識しながら、実際に自己PRや志望動機を述べてみましょう。

タイマーを使用して話すスピードの感覚を身に付ける

面接は時間が限られている場合が多いので、長々と話し過ぎるのはよくありません。面接官によっては、「自己PRを3分間でお願いします」という風に時間を指定してくるケースもあるので、話すスピードの感覚を身に付ける必要があります。 その練習方法として、タイマーで時間を測りながら、自分の話すスピードをコントロールできるようにしましょう。何度も試行錯誤を重ねることで着実に定着しますので、こちらも繰り返しおこなうことが大事です。

面接では起承転結を意識して大きな声でゆっくり話すなどの好印象を与える話し方を意識しよう

面接で好印象を与える話し方は、意外と基本的なことばかりです。しかし、就活となると「人生がかかった一世一代の勝負」という意気込みが先走りすぎて、逆に本来の力を発揮できない人も大勢います。特に、緊張や不安は話し方に大きな影響を与えるので、面接で上記の話し方を全て実践するのは難しいかもしれません。しかし、練習することで改善はできますので、コツはしっかりと押さえておきましょう。

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