2021年10月12日(火) 更新

【Webテスト・面接】JICAへの就職を希望する人が知っておきたい選考対策~質問別の回答例もご紹介~

JICA(国際協力機構)とは?

応募する前に、まずはJICAについてしっかりと理解しておきましょう。
外務省が管轄している独立行政法人であるJICAは、主に国際協力をおこなっています。平成15年に設立され、2017年3月現在の常勤職員は1,800人程度です。技術協力や無償資金協力、ボランティア派遣など、JICAの取り組む内容は幅広いといえるでしょう。「すべての人々が恩恵を受ける、ダイナミックな開発を進めます」というビジョンを掲げ、世界各地へ貢献を続けている大手行政法人なのです。

JICAでおこなわれている選考の大まかな流れ

先程も申し上げましたが、JICAは世界各地へ貢献している大手行政法人です。そのため、選考への応募者は多く、何も準備をせずに挑むのは無謀といえるでしょう。選考を受けようと考えている就活生は、最初にJICAのホームページで選考内容をしっかりと把握してください。選考内容を把握したら、1つずつ対策をしていきましょう。

国内と海外で3ステップに分けておこなわれる

JICAの選考内容について詳しくご紹介します。ホームページを見てもわかりますが、JICAの選考は国内外問わず大体3月~6月上旬で、3ステップに分けておこなわれます。内容としては、「ES(エントリーシート)・Webテスト・面接・小論文」があるようです。海外で4月中に面接を希望する場合は、3月中にESを提出しなければなりません。

では、選考の第一関門であるWebテストと、回数の多い面接の対策方法を見ていきましょう。

JICAでおこなわれるWebテストは玉手箱形式

JICAのWebテストでは、「言語・計数・英語」の3分野から成る玉手箱方式が採用されています。特に海外での活動が多いJICAにおいて、英語力は求められる部分でしょう。言語や計数の能力も、海外の情勢に関するデータを読み取るために必要です。3分野の中には複数の問題形式があるので、しっかりと対策しておいてください。

スピードを身に付けるために問題集を解いておく

JICAのWebテストの特徴として、出題数に対して時間が短いことが挙げられます。そのためWebテストを受ける際には、1問1問を素早く解くスピード力が必要となるでしょう。スピード力は、玉手箱の問題集を繰り返し解くことで身に付けられます。
特に苦手な分野は時間がかかってしまいがちなので、集中して勉強しておきましょう。

JICAの面接では仕事の理解と自己分析が大切

次に、面接の対策方法を見ていきます。
大手行政法人であるJICAの面接は、とても倍率が高いです。そのため、仕事への理解だけでなく自己分析もしっかりとおこなっておくことが、大切となるでしょう。そうすることで、幅広い質問に答えられるようになります。
以下で過去に出題された質問をご紹介しますので、参考にしてみてください。

過去にJICAの面接で出題された質問

過去にJICAの面接で出題された質問には、以下のようなものがあります。

過去に出題された質問

  • なぜJICAを選んだのか
  • 海外への関わり方は他にもあるのではないか
  • 組織の中でどんな役割を担うことが多いか
  • JICAに対してどういう貢献ができると思うか
  • JICAでどんな仕事がしたいか
  • 学生時代に頑張ったことは何か
  • ゼミの内容について
  • 他に受けている業界と志望度について など

以下では、上記のうち3つの質問とその回答例をご紹介します。

あなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。

JICAの面接での回答例①:志望動機

質問:なぜJICAを選んだのですか

自分にとって、国際協力が最も誇りを持てる仕事だと思ったからです。学生時代にインドで一人旅をしたのですが、その時に見た路上生活者の凄惨な状況が、今でも記憶に残っています。世界中に同じような状況の方が多数いると思うと、他の仕事をしてお金をもらって毎日を生きていくよりも、国際協力をして世界に貢献した方が誇りを持てると感じました。御機構は、私が調べた中でも特に国際協力に注力している行政法人です。そのため、御機構で働きたいと思いました。

面接でまず問われるのが、「なぜJICAを選んだか」です。ここでは自分が注視している国際問題などを、しっかりと述べられるようにしておいてください。掘り下げられそうな質問例としては、「あなたにとっての”誇り”とは何ですか」「なぜインドに一人旅をしようと思いましたか」などが挙げられます。回答の深掘りをされても答えられるよう、しっかりと自己分析を行っておきましょう。

JICAの面接での回答例②:組織の中で担う役割

質問:組織の中でどんな役割を担うことが多いですか

管理役を担うことが多いです。学生時代に所属していたボランティア団体でも、指針を定めるリーダー役の下で立てた計画の進捗やメンバーのモチベーション管理、利害調整をおこなっておりました。強いカリスマ性は自分にはありませんが、その分全体を大きな目で見ることにより、様々なグループに溶け込めるのが強みだと思っています。

事業ごとに取り組むJICAでは、組織内で活躍できる人材が求められるでしょう。そのため、「自身が組織の中で力を発揮できること」をしっかりと回答でアピールしてください。掘り下げられそうな質問例は、「リーダー役をやってみたいと思ったことはありますか」「管理役をする中で壁にぶつかったことはありますか」などです。効果的なアピールをするためにも、学生時代の役割などを思い返しておきましょう。

熱意がなくても3分あれば受かる志望動機を作れます

何社も選考に応募するとなると、正直、受かりたいけど熱意が低い企業もありますよね。実は、熱意がなくても受かる志望動機を作ることは可能です。

無料の「志望動機作成ツール」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、熱意がなくても、強みが伝わり採用したいと思わせる志望動機が完成します。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

JICAの面接での回答例③:入社後におこないたい仕事

質問:JICAでどんな仕事がしたいですか

JICAがニジェールでおこなった「みんなの学校プロジェクト」のような、教育関連の仕事がしたいと考えています。学生時代に所属していた国際協力団体で、東南アジアの子供達に鉛筆とノートを届けに行ったことがあります。その時に鉛筆やノートを手にした時の、「勉強ができるんだ!」と喜ぶ子供達の表情が忘れられません。自分自身、勉強が好きということもありますが、世界のより多くの人たちに学ぶ自由を提供したいと思っております。

この質問への回答で大切なのは、漠然とした熱意ではなく具体的な提案です。そのためには、様々な国際問題について調べておく必要があるでしょう。掘り下げられそうな質問としては、「”みんなの学校プロジェクト”を知ったきっかけは何ですか」「もし今から”みんなの学校プロジェクト”をおこなうとしたら、どこにしますか」などが挙げられます。自分の関心がある分野だけでなく、広い知識の収集と自己分析をおこなっておきましょう。

JICAのWebテストは問題集を活用して対策可能!面接は回答例を参考にしよう

本ページでは、JICAの選考内容であるWebテスト・面接への対策方法をご紹介しました。主に国際協力をおこなっているJICAのWebテストでは、玉手箱方式での問題が出題されます。そのため、市販の玉手箱の問題集などを繰り返し解くことで、対策が可能です。面接では情報収集と自己分析をおこなっておくことで、ある程度の質問に対応できるでしょう。JICAは大手行政法人のため、合格難易度は高いといえます。本ページの勉強方法や質問の回答例を参考に、対策しておきましょう。

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