2020年06月30日(火) 更新
自己PRで負けず嫌いを効果的にアピールするコツ5つ【例文付き】
目次
自己PRでも負けず嫌いはアピール要素になる
「負けず嫌い」という言葉を聞いて、皆さんはどのようなイメージが浮かびますか。恐らく、良いイメージと悪いイメージに分かれるのではないでしょうか。
良いイメージは「精神的に強い・粘り強い・頑張り屋さん」などがあるでしょう。一方、悪いイメージとして「頑固・諦めが悪い・しつこい・強気な性格」などが挙げられます。
良い意味での負けず嫌いと、悪い意味での負けず嫌いが存在しますが、良いイメージの負けず嫌いであれば、自己PRのアピール要素になるのです。
向上心や努力を惜しまない姿勢がアピールできる
自己PRを作成する際は、負けず嫌いな性格の長所を知っておきましょう。負けず嫌いな性格には、「向上心があり努力を惜しまない」という長所があります。
よりよい結果を残すために努力を惜しまず、目標が高くても諦めない姿勢は、多くの企業において評価が高いです。負けず嫌いな性格は、入社後に活躍するためのポテンシャルともいえます。
自己PR作成に役立つジェネレーター
自己PRには盛り込むべき要素がたくさんありますが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。的確にポイントを押さえることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己PRの特徴です。言いたいことはまとまったけれど、実際に文章にするのが苦手という就活生は、ぜひ自己PRジェネレーターを活用しましょう。自己PRジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで自然な流れの自己PRが完成します。無料でダウンロードできるので、文章の繋ぎ方や言葉遣いに自信がないという就活生にもおすすめです。
負けず嫌いを効果的に自己PRするためのコツ
負けず嫌いを自己PRを作成する際の流れをご紹介します。「自己PRを作成するのは難しい」と思われがちですが、決まった流れを覚えておけばそうでもありません。まず自己PRを作成する際の流れは、以下の通りです。
自己PRの作成方法
- ①結論
- ②それによる経験談(エピソード)
- ③問題点
- ④解決方法・そのためにおこなった努力
- ⑤努力した結果・活かしたいこと
①ストレートに「負けず嫌いである」と伝える
自己PRをする際は、結論から先に伝えましょう。負けず嫌いは言い換えて表現するよりも、「私は他の誰よりも負けず嫌いな性格です。」とストレートに話した方が印象に残りやすいです。
回りくどい言い方をしたり、「ワンマン」さが伝わってしまうようなアピールの仕方をしてしまうと、逆に面接官からいい印象を抱かれないため、ここは直球で伝えましょう。
②負けず嫌いが伝わる具体的なエピソードを述べる
具体的なエピソードを添えることで、内容に深みが増します。また、エピソードがあることで共感性を生み、読み手や聞き手が納得しやすい内容にすることができます。ストレートに「負けず嫌いである」と伝えた後に、エピソードが続くことで補足的に聞くことができます。
エピソードを考えるのが難しいという人は、ざっくりでもいいので、負けず嫌いを感じた出来事を思い浮かべてみてください。誰がいつどこで何をどのようにしたのか、具体的な話の流れを順番に考えていくと、ストーリーの道筋が見えてきます。
メモやノートにキーワードでもいいので、見えた像の言葉を書いてみてください。書き終わった後にキーワードをつなげていくと、一つの話の流れが生まれますので、そこに肉付けしていくと、エピソードが成立します。
③問題を提示する
エピソードを取り上げる際は、どんな問題があったのかを明示しておく必要があります。例えば「接客のアルバイトをしていた際、早口で接客するため、お客様から聞き取りづらいとの指摘を受けていた」など、負けず嫌いな心境になったきっかけとなった出来事を提示しましょう。
そうすることで、その後の解決方法や努力した結果などがよりインパクトをもって伝えられるようになります。
④解決方法を述べる
問題点を踏まえたうえで、どのような解決方法や努力があったのか提示しましょう。上記の接客を例にとると「早口気味に話すことを治すために取った方法」「その方法をもとにおこなった改善ポイント」などが挙げられます。
また、「解決に向かって努力する際中に立ちはだかった困難」や「困難に対する対処」も伝えるとより効果的です。企業側はただ負けず嫌いであることよりも、負けず嫌いな性格によって仕事上の困難や苦労を乗り切れるかどうかを評価します。そのため、この部分はきっちり丁寧に伝えておきましょう。
⑤負けず嫌いをどう活かすかを述べる
最後に取り上げるのが、努力した結果や仕事で活かしたいことです。上記の組み立て方の流れでいえば、努力した結果は誰でも提示しますが、「仕事でどう活かすか」に関してはついついスルーしてしまうでしょう。
仕事でもその性格が活かせるとはっきり証明させるためにも、「○○事業は多くのお客様と接する機会があるため、これまでの経験を活かして粘り強く魅力的な接客をおこないたい」といった風に具体的な目標も交えた内容で回答してください。
自己PRで負けず嫌いを提示する際の注意点2つ
注意点①抽象的な表現は曖昧に感じられるのでNG
負けず嫌いを伝える際、抽象的な表現を避けなければなりません。「悔しかったのでさまざまな取り組みをしてきた」「負けないために、長期間取り組んだ」などの抽象的な表現は、採用担当者から薄い自己PRだと思われてしまいます。
「悔しかったので、○○を成功させるために✕✕をおこなった」「負けず嫌いな性格も相まって、△ヶ月間取り組んできた」など、具体的な行為や数値を取り入れてください。そうすることで、「負けず嫌い」であることがしっかり伝わります。
注意点②短所でもあることを把握して発言する
負けず嫌いは、競争が激しい社会において欠かせない性格のひとつです。ただし、負けず嫌いであることが短所になってしまうことも事前に理解しておかなければなりません。
負けず嫌いは人によって「意固地・気が強い・プライドが高い」と捉えられます。相手によってマイナスに捉えられることを踏まえたうえで、自己PR内容を検討していきましょう。
注意点③周囲と比較するのではなく自分自身との闘いだとなお良い
周囲に勝つために負けず嫌いの性格がプラスに働いたというエピソードを聞くと、プライドが高く、組織の中でマウンティングをしたがるタイプの人だと思われる可能性があります。せっかくの負けず嫌いである利点を、周りと比較して優れていると感じたい性格の人だと捉えられてしまってはもったいないです。
そのため、負けず嫌いであることを伝える際は、「何に対して」「なぜ負けたくないのか」を具体的に記載するようにしてください。そうすることで、負けず嫌いであることの良い面を伝えることができるでしょう。また、自分自身との闘いをテーマにした内容であると、目の前の障壁を乗り越えて精神的に強くなったということがアピールできます。
【アルバイト・資格勉強・部活】負けず嫌いの自己PR例文を紹介
負けず嫌いな性格を自己PRで伝える際の例文を、3つご紹介します。【アルバイトでの接客】【資格取得のための勉強】【部活動の大会】を題材とした例文です。ぜひ、参考にしてみましょう。
例文①アルバイト
私は、人一倍負けず嫌いです。居酒屋でアルバイトをしていますが、最初はなかなか仕事に慣れずに迷惑ばかりをかけてしまい、悔しい思いをしました。そこで、その悔しさをバネに仕事を覚えられるように、シフトを増やしたり、皿洗いを効率的におこなう方法を探したりと、努力を重ねました。また、アルバイトからの帰宅後も、妹などを相手に接客練習に励み、どんなお客様にも対応できるように心がけました。そういった努力の甲斐もあり、徐々に仕事を身につけ、今ではバイトリーダーとして働いています。貴社へ就職できた際には、この負けず嫌いな性格を活かして早く仕事を覚え、貢献できるように頑張ります。
例文②資格勉強
私の強みは、負けず嫌いなところです。常に人より良い結果を残したい性格のため、常日頃から努力しています。大学時代、仲のよかった友人とともに漢字検定の準2級を受けたのですが、友人だけが合格し、私は受かることができませんでした。合格した友人と同じくらい勉強していたのに不合格という結果に終わったので、強くショックを受けたのを覚えています。そこから私は「人と同じ量」ではなく、「人よりももっと」勉強することを心がけました。得意・不得意があったとはいえ、友人が合格した資格を私が取れなかったのは、「努力不足という名の負け」だと感じたからです。そうして努力を続けた結果、先日おこなわれた漢字検定の2級を取得することができました。こういった負けず嫌いの性格を基に、向上心を持って努力することで、貴社へ貢献できたらと考えています。
例文③部活動
私の長所は、負けず嫌いな性格です。高校時代に、ソフトテニス部に所属していました。ペアである友人と「夏の大会で優勝しよう」という目標を作り、毎日放課後に練習に励んでいました。結果は、準決勝敗退で、私のサーブミスが敗因でした。友人にも迷惑をかけ、とても悔しい思いをした私は、部活がない日も練習に励むようにし、筋トレの量も増やしました。その結果、秋の大会では見事、優勝することができました。このように私は、負けず嫌いな性格を活かして、自分を高める努力ができます。貴社へ入社した際には、この長所を活かして事業に貢献できるよう、日々の努力を続けていく所存です。
負けず嫌いは短所にもなるが書き方次第では十分な自己PRになる
自己PRで負けず嫌いを効果的にアピールするコツを、5つ紹介しました。負けず嫌いであることは、良いイメージで伝えられると、大変魅力的な人物であることをアピールできます。
負けず嫌いは書き方次第で、十分に効果的な自己PRにすることができるので、負けず嫌いをアピールしたい人はぜひ自己PRに取り入れましょう。
一方で、負けず嫌いは、伝え方によっては聞き手が受け取るイメージが変化します。悪い意味で伝わってしまうと、癖のある頑固者のイメージを与えてしまいます。せっかくの長所が短所として伝わってしまうと、評価が大きく変わってしまうので、負けず嫌いを伝える際は十分に注意しましょう。
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