2021年10月13日(水) 更新
自己PRで責任感の強さをアピールする際のポイント3つと例文5つ~人事の目を惹く上手なエピソードの書き方をご紹介~
目次
就活生が考える責任感の大切さ
まず自己PRにおける責任感とはどういったものなのでしょうか?キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。
質問:自己PRでアピールできる能力としては何が挙げられますか?また、それを効果的に伝える方法としてどのように伝えるのがいいと思いますか?
就活生の回答
自己PRでアピールできる能力は、目標に向かってやり遂げられる、責任感だと思います。その理由として、行動力や情報を整理する能力があるイメージが強いからという点があります。目標に向かってやり遂げられるということは目標への最善策を考えながら行動できるということです。責任感は、一つ一つの仕事に丁寧に取り組むイメージがあります。効果的に伝えるポイントはエピソードを使うしかないと思います。今までの経験を交えていくことで、どれだけの行動力や情報整理能力があるのか責任感を持ち合わせているのかを具体的に伝えることができるからです。
※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております
。
責任感が強い人は企業に重宝される
責任感が強いという特徴は、自己PRとして効果的なものになります。なぜなら多くの企業は能力よりも何よりも、一番に責任感が強い人を求めているからです。リーダーシップ、発想力など、派手な自己PRはいくつもあります。しかし、特別重要なポジションでもない限りは、それらの特徴は仕事にはほとんど影響しません。企業は責任感を持ってどんな仕事にも取り組む就活生を求めているのです。
責任感が強いことを長所だとアピールする就活生は多い
調査方法:メールを配信して学生にアンケート
調査実施日:2017/1/26~1/29
投票数:438
就活生を対象に438名から集計したアンケートによると、「自己PRで『責任感が強いこと』を長所としてアピールしたことはありますか?」という質問に対して、46%の人がYes、54%の人がNoと答えました。(2017年1月時点、キャリアパーク調べ)
責任感というワードは企業ホームページにある「求める人物像」でも頻出の言葉であるため、自己PRに取り入れる就活生が多いようです。しかし、だからこそ「責任感」を強調できる話をしなければ、ライバルの話に埋もれてしまう可能性があります。まずは「責任感」という言葉の意味を知ってから、どのように自己PRに組み込むか確認して行きましょう。
企業は責任感を持って仕事に取り組む人材を求めている
入ったばかりの新入社員は、基本を疎かにしないことが求められます。責任感が強いという特徴は、その基本の部分でアピールできる能力です。将来的に会社に大きなメリットを及ぼす可能性も大事ですが、皆が皆、その可能性を活かせるポジションにつけるわけではありません。組織の歯車として、真面目に託された仕事に責任感を持って取り組める人材も会社にとっては重要であり、そうなれる素質、つまり責任感が強い人間であるとアピールすることは、自己PRとして効果的なのです。
責任感が強い=頑張ったではNG
責任感と聞いて、何かを頑張ったことだと考える就活生もいます。しかし、それでは魅力的な自己PRはできません。責任感を自己PRしたい場合は、物事をただ頑張ったというだけではなく、頑張ったことによって何を得たのかも考えなければならないのです。
間違った構成の自己PRでは、企業の選考を突破できない
自己PRはただ自分の強みを述べればいいのではなく、構成が重要になります。間違った構成では論理的な文章にならないため、自分の強みを理解してもらえず企業の選考を突破できません。
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責任感を長所として自己PRする際のポイント
では次に、責任感を長所として自己PRする際のポイントについて見ていきましょう。以下で紹介する3つのポイントは、エントリーシートでも面接でも使えますので、しっかり頭に入れて自己PRを作成してください。
分かりやすく具体的にするのが大切
「責任感が強いです」というアピールだけでは、自己PRの内容としてはやや抽象的です。自己PRで責任感が強い点が上手くアピールできれば、確かな強みになります。 条件として自己PRで相手に根拠を持ってアピールするには、基準となる数値や事実をはっきりと示す必要があるでしょう。責任感が強い点を自己完結させず、面接官にわかりやすく伝えられるかが、責任感が強いことをアピールするうえで勝負の鍵となります。
「責任感の強さのみ」に焦点を当てた内容にする
自己PRで責任感が強いとわかりやすく伝えるためには、エピソードを膨らませてアピールするのが必須です。ただ責任感が強い点を語る場合には、余計な情報を加えすぎてもいけません。 例えばアピールするときに、責任感の強さで皆を率いたというとリーダーシップを示す自己PRに似てしまいます。自己PRの文章の中でアピールの内容があっちこっちに及んでしまっては、文章として説得力に欠けてしまいがちです。面接官にわかりやすいようにアピールするには、責任感が強いという部分だけにスポットを当てた、シンプルな自己PRを考えていきましょう。
興味がわくようなフレーズを使い業務内容と絡める
また、書き出しや話し初めには、興味がわくようなフレーズを使うのも効果的です。興味を惹きだしつつ業務内容と絡めたものにすると、ダイレクトに伝わりやすくなるでしょう。たとえば、責任感をそのまま使うのではなく、「最後まであきらめず挑戦する」「一度決めたらやり抜く」などと言い換えてみるのです。
自己PRに必要な事項を知る
自己PRには盛り込むべき要素がたくさんありますが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。
的確にポイントを押さえることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己PRの特徴です。
言いたいことはまとまったけれど、実際に文章にするのが苦手という就活生は、ぜひ自己PRジェネレーターを活用しましょう。
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副部長として頑張ったことを自己PRにしてもいい?
就活生の中には、副部長として活躍した方もいるでしょう。副部長というと、「なぜ部長にならなかったのか」と聞かれそうで気が引ける、という方もいるかと思います。しかし部長ではないながらも、何かしら責任を果たした場合はそれも自己PRにしてよいのです。
なぜ部長にならなかったのかを説明できればOK
皆さんが不安に思う通り、やはり人事からすると「なぜ副部長になったのか?」「なぜ部長にならなかったのか」という疑問は浮かぶのが当然です。副部長としての責任感を自己PRにする場合は、面接時にそういった質問をされた場合にしっかり答えられるよう、回答を用意しておいた方がよいでしょう。その部分もしっかり説明すれば、十分説得力あるアピールが可能です。
責任感を長所とした自己PRの例をご紹介!
最後に、責任感を長所とした自己PRの例を見ていきたいと思います。ここでは責任感に関するエピソード別にご紹介しますが、例文はあくまでも例文なので、参考までに頭に入れておき、自分の言葉で作成するようにしてください。
例文①:部長として責任を果たした
【部長として部員を巻き込んで成功させた演奏会】
私は責任感が強いのが長所だと、所属していた吹奏楽部で気付きました。私は部員に推薦されて部長になりました。所属していた吹奏楽部は近年あまり好成績が残せていなかったため、練習の内容を全て見直し、楽器ごとのリーダーと細かいミーティングを重ね、改善を図りました。するとその年の演奏会では、最も優秀な賞を得ることができたのです。与えられた仕事と、周囲を巻き込んで責任を果たす私の長所は、貴社でも存分に役立てると考えます。
例文②:副部長として部長と部員の架け橋になった
【部長や部員との信頼関係があるからこそチームを1つにできた】
私は学生時代、所属していたサッカー部で副部長を務め、部員と部長の架け橋になり役目を全うしました。部長の厳しい練習メニューに、部員が不満を持つようになってしまったことがあり、その際副部長として自分にできることは何かを考え、練習の目的を部長から聞いてそれをかみ砕いて部員に伝えました。部長の意図が分かった部員は、厳しいメニューにもついていけるようになったのです。この経験を活かしてメンバーの潤滑油として責任を果たしていき、貴社に貢献したいと考えます。
例文③:与えられた課題は決して投げ出さない
【決して投げ出さずに解決する】
私は与えられた課題を決して投げ出さず、解決します。私がしていたアルバイト先で、ある月から売上がほとんど伸びないという課題が出てきました。リーダーという役割ではありませんでしたが、自ら提案した打開策を試してみることになり、積極的に動きました。その結果、見事今までの1.6倍もの売上を出すことができました。責任感の強さは誰にも負けません。貴社でも1つ1つの仕事に責任を持って臨み、課題が発生したら全力で解決に繋げようと思います。
例文④:一度決めたらやり抜く
【一度決めたら絶対にやり抜く】
私の長所は、一度決めたら絶対にやり抜くところです。学生時代にしていたアルバイト先で、上司から大量の仕事を任されたことがありました。他のアルバイト生は「アルバイトだし……」と考えていたようですが、私はアルバイトなのに任せてもらった、と考えその日に終わらせると決めてやり遂げました。他のメンバーが2日かかってしまったところ、私は当日に終わらせることができたのです。どんな役職だったとしても、任せられた仕事は責任を持って取り組むべきだと考えています。目標を自分で決め、責任を持ってやり抜く姿勢は貴社でも活かしていきたいと思います。
例文⑤:アルバイトのリーダーとしてチームをまとめた
【ホールメンバーを団結させお客様満足度、大幅UP】
私の長所は責任を持って目標を達成させられるところです。学生時代勤めていたアルバイト先では、ホールリーダーを任されていました。あるときホールメンバー全員に「お客様満足度UP」という課題を与えられたのですが、自分だけが責任を持って取り組むのではなく、1人1人が当事者意識をもたせるのがリーダーの役割だと考えたため、それぞれに役割を振ったところ、無事大幅にアップできました。この経験を活かし、周囲を巻き込んで全員が目標に対して責任を持てるような職場になるよう、潤滑油として貢献したいです。
企業に重宝されやすい責任感の強さを自己PRに使う場合はエピソードを簡潔明瞭に!
責任感の強さを自己PRとしてアピールする場合の書き方や意識したいポイントについて見てきました。責任感が強いというと「何かを頑張った」というふうに結びつけてしまいがちですが、それでは魅力的な自己PRにはなりません。上記で紹介したポイントや例を参考にしながら、自分らしい自己PRにしてくださいね。
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