2020年06月25日(木) 更新

慎重な性格は就活でアピールできる!企業の印象に残る伝え方と例文3つ

就活で慎重な性格は有利になる?

慎重な性格は信頼に繋がるため有利

慎重な性格は信頼に繋がるため、就活において有利になると言えるでしょう。慎重な性格というのは、何か新しいことを始めるにはデメリットになることもありますが、そうではなく、既存の物事を継続する際には長所になりえます。
慎重な性格をしている人は、その特性上余計な危険を冒す心配がありません。それが何を意味するかというと、与えた仕事をきっちりとこなし、細かなミスも見逃さないことが挙げられるのではないでしょうか。
仕事によってはその特性が不向きな面もありますが、逆に言うと職種を選べば大いに活かすことができます。慎重さに限らず、人間の持っている特性というのは良い面も悪い面もありますので、いかに上手く活用するかです。

アピール次第で魅力的になる

慎重な性格というのは、アピール次第で魅力的に見せることができます。前述した通り、まずは慎重な性格が求められる職種を選ぶのが前提条件ですが、その上で「リスク管理の緻密さ」や「几帳面さ」をアピールすれば、相手に自分の良さを伝えることができるでしょう。
コツは、アピール方法にも慎重さを取り入れることです。例えば、慎重な性格をアピールしているにも関わらず、斬新な表現を用いると人間性がチグハグになってしまいますし、伝えたいことが相手に正確に伝わらないまま終わってしまう可能性があります。
そうではなく、ある程度は控えめに、しかしアピールすべきところは抑えるといったバランス感覚が重要になるのではないでしょうか。

短所でもなり得ることを把握しておく

慎重な性格は長所にもなりえますが、もちろん場合によっては短所にもなりえるでしょう。慎重な性格による長所は「リスク管理が緻密」であり、「仕事が几帳面である」ことが挙げられます。
一方、慎重な性格における短所は「危ない橋は渡らない」「慎重すぎて決断に時間がかかる」等が挙げられるのではないでしょうか。そのため、冒険心が必要とされる職種にはあまり向いていないことが予想されます。
しかし、それは慎重な性格に限ったことではなく、人間の特性全般的に言えるものです。慎重な性格と同様、人間の特徴にはそれぞれ二面性がありますので、自分が持っている特性をいかに上手く活用するかが就活を成功させるポイントと言えるのではないでしょうか。

慎重な性格が活かせる職種を把握する

では、引き続き慎重な性格が活かせる職種を見ていきます。前述した通り、慎重な性格は長所にも短所にもなりえますので、できるだけ長所面を活かすことのできる職種に応募することが大切です。
そのためにも、下記でどのような職種が慎重な性格と相性が良いのかを確認しておきましょう。自分をしっかりと知り、適切な職種に応募すれば、自分と相手企業との間にウィンウィンな関係を築くことが可能になるでしょう。

顧客と直に接する営業

慎重な性格を活かすことのできる仕事としては、まず顧客と直に接することのできる営業職が挙げられます。営業職といっても幅広いのですが、この場合は主に信頼関係を構築する重要性の高い営業職、かつ同じ顧客と何度も接する営業職を挙げたいと思います。
信頼関係はビジネスの基本であり、それは日々の細かな積み重ねによって形成されます。そのため、慎重な性格をしている人は時間に遅れることもなく、また事前準備を怠ることもありませんので、自然と相手と良い関係を築くことができるでしょう。
また、慎重な性格の人は何度も接することによってその良さを理解してもらうことができます。そのため、同じ顧客と何度も接する営業職をおすすめします。

お金を扱う事務

お金を扱う事務職も、慎重な性格の人に向いている職種の一つでしょう。お金を扱う職業は全般的に慎重さが要求され、細かなミスが許されない環境にあるのが通常です。
そのため、慎重さを存分に発揮することができ、職場内で重宝されることもあるのではないでしょうか。お金は最小単位を1円まで分けることができますので、部署によっては1円単位で計算が合うまでは仕事を完了させることができないケースもあります。
そのような職場で慎重さに欠けている人を雇うと、いつまで経っても仕事が終わらないということにも繋がるでしょう。その点、慎重さに長けている人であれば、お金の計算を正確に行うことができ、通常よりも早く仕事を終わらせられる面もあります。

マニュアル通りに行かない接客

慎重な性格をしている人に向いている仕事として、マニュアル通りにいかない接客業はいかがでしょうか。接客業は基本的にマニュアル化されていることが多く、原則的にはそのマニュアル通りにこなしていれば大きな問題が発生することはありません。
しかし、マニュアルのない接客業であれば、全ては現場判断が優先されることになります。そういった場所に慎重な性格の人がいると、相手を不快にさせることなく、程よい距離感を保つことができるのではないでしょうか。
もしかしたら、場合によっては「物足りない」と相手に感じさせてしまうかもしれません。しかし、それでも不快にさせるよりは余程マシであり、少なくともクレームに繋がることはないでしょう。

命を扱う医療

命を扱う医療も、慎重な性格の人に向いている職種です。命を扱う医療となると、基本的には医療関係になるかと思いますが、命と関わる以上ミスは絶対に許されず、常に正確な処理と対応を求められることになるでしょう。
そこで、慎重な性格を持つ人の「慎重さ」と「几帳面さ」を発揮することができます。命という失ったら取り返しのつかないものを扱う以上、いくら慎重になっても過ぎることはありませんし、慎重であればあるほど歓迎される面があるのではないでしょうか。
もちろん、慎重すぎて手が遅くなってしまうのは問題ですので、その辺りはバランス感覚が必要になるかもしれません。しかし、処置を丁寧に行うことで上手くいくことも多いものです。

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慎重な性格をアピールする際のコツ

慎重な性格を別の言葉に言い換えて話す

慎重な性格をアピールする際は、別の言葉で言い換えて話すことも効果的です。例えば、「リスク管理に長けている」や、「事前準備を怠らない」、「几帳面である」等でしょう。
これらの言葉を用いることにより、「慎重な性格」という言葉が持つマイナス面を払拭することができます。そして、応募者の特性がどのような仕事で活用できるかが分かりやすくなり、選考する側もイメージを膨らませやすくなるのではないでしょうか。
また、同じ意味の言葉を複数使うことで、頭の回転が速いことをアピールすることも可能です。細かいことではありますが、就活とは相手企業との交渉および信頼の構築になる面もありますので、細かいことを積み重ねることが大切です。

なぜ慎重な性格になったのかを話す

なぜ慎重な性格になったのかを話すことも有効です。具体的なエピソードを加えれば加えるほど話に説得力をもたせることができますし、相手も聞いていて楽しいと思える人もいるでしょう。
就活において相手を楽しませる必要はないかもしれませんが、コミュニケーションとは一種のサービスのようなものです。そのため、自分と接している人が楽しい気持ちになってくれるのであればそれにこしたことはありませんし、そのコミュニケーションは良好であると言えるでしょう。
また、慎重な性格になった理由を話すことで、どういったタイプの慎重さかを相手に伝えることも可能です。それによって活かし方も変わるかもしれませんし、相手の判断材料を増やすこともできます。

慎重な性格を発揮したエピソードをひとつ挙げる

慎重な性格をアピールする時は、慎重な性格を発揮したエピソードを何か一つ挙げましょう。具体的なエピソードが持つ効果は前述した通りですが、この場合はエピソードは一つに絞った方が無難です。
何故かというと、慎重さを発揮したシーンをいくつも挙げたところで、恐らく同じことの繰り返しになってしまうのではないでしょうか。同じ内容を繰り返してしまうほど相手を退屈させることはありませんし、そうなると話も耳に入ってはこないでしょう。
そうではなく、一つのエピソードを深掘りすることで、十分慎重な性格をアピールすることができます。その際にも、同じ内容を繰り返さないよう、ほどほどに深掘りをするよう心掛けてはいかがでしょうか。

失敗談と改善策を提示する

慎重な性格の長所だけではなく、失敗談等の短所面も話に組み入れてもいいでしょう。人間の特性は全てにおいて長所面と短所面があり、それをちゃんと把握していることをアピールするのはそう悪いことではありません。
短所面をしっかりと知っているからこそ改善策を考えることもできますし、それを提示することもできるでしょう。人間は完璧な存在ではありませんので、日々の失敗の中から自分に欠けているものを見つけ、それを改善し続ける姿勢が大事です。
それを無視して長所面にのみ目を向けてしまうと、どこかで取り返しのつかないような失敗をしてしまう可能性があります。「自分はそうではない」ということをしっかりとアピールしておきましょう。

慎重な性格をアピールした例文

それでは、続いて慎重な性格をアピールした例文を掲載します。いずれもそのまま使用するのではなくしっかりと応用をきかせ、自分の状況にあったアピール方法を構築することが大切です。
全てのシーンにおいて万能なアピール方法はありませんので、まずは自分の特性を。そして、自分が置かれている状況をしっかりと分析することが大事になるのではないでしょうか。
正しい分析は正しい結論を導きますので、努めて冷静に判断しましょう。

①慎重に取り組む性格

私は自分の慎重に取り組む性格が強みだと考えます。私はイベント主催サークルに所属していました。活動の話し合いでは、重要な判断を下す際も客観性を大切にし、慎重に取り組むようにメンバーに働きかけました。あるイベントの開催にあたっては、派手な演出を提案するアイディアが挙げられ、多くのメンバーが賛同していました。しかし、会場や周辺地域に迷惑をかけるリスクが高いと予想できたので、リスクとその解決案を打ち出しました。ただし、話し合いの空気や関係性を崩さないように、頭ごなしではなく「もし○○となったらどう対応しますか?こうした方がいいのですが」と伝えることを心がけた結果、本番も円滑に進められました。

②注意深く細かい作業ができる

私の長所は、注意深く細かい作業ができる点です。以前に所属していたサークルで会計を担当していたのですが、会計は1円単位のミスが許されず、前任者からは「大変な仕事だけど頑張って」と引き継ぎをされました。
しかし、私は性格的に向いていたせいか、特に苦もなくこなすことができ、無事役目を果たすことができました。その間に発生した誤差は1円もなく、皆から「すごい!」と賞賛されたことが自慢の一つです。
しかし、注意深すぎるせいで決断が遅くなってしまうのが現在の欠点であることは認識しており、現在は慎重さとスピードを両立させられるよう日々努力しています。この注意深さを活かし、御社の役に立ちたいと思い、この度志望させて頂きました。

③リスクの先読みが得意

私の長所は、リスクの先読みが得意な点です。以前働いていたアルバイト先でクレームを受けたことがあったのですが、その際に自己判断を行わず、すぐさま非番であった店長に連絡を入れました。
私は存じていなかったのですが、クレームを頂いたお客様は重要な常連の方であり、もし私が自己判断で誤った対応をしていたらお店の損害は大きなものになっていたのではないかと思います。後日その対応を店長にも、そして本社の方にもお褒め頂きましたので、自分の判断は間違っていなかったと自信を持つことができました。
御社の業務は、そのようなリスク判断が肝となるのではないかと分析させて頂いておりますので、私の長所を活かせるのではないかと思い志望させて頂きました。

④責任感が強い

私は責任感を持って仕事に取り組みます。私は工場でアルバイトをしており、商品を受け取るお客様にとって必要なことは、業務以外のことでも妥協せずに取り組んできました。完成した商品を置いていく際にある程度積み上げると、包装の端に負荷がかかることに気づきました。そのため、ある程度したらその都度並び方を調整するようにしていました。もし怠ってしまうと、包装が破れたりクレームにつながったりすると考えたからです。始めは気づいたときにやっていましたが、上長に相談した結果、業務中に確認することを徹底するようになりました。入社後も与えられた仕事だけでなく、ほかに必要だと思ったことは責任を持って取り組みます。

慎重な性格をアピールする際は別の言葉に言い換えて伝えよう

採用担当者は履歴書や自己PRを細かい部分まで見ています。表面上のやる気だけを見せるのではよくありません。
性格を自己PRでアピールする場合、性格をよく表しているエピソードを具体的に述べるとわかりやすく、説得力のあるアピールとなります。自身の性格が入社後どのように役立つのかを盛り込むとよりよいアピールとなるでしょう。紹介した例文はあくまで参考程度とし、自分なりのアピールの仕方も考えてみてください。

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