2019年09月26日(木) 更新
就活偏差値とは?就活生が知っておきたい企業の選択方法
目次
就活偏差値は2chを基に就職偏差値ランキング委員会が作成する
就職偏差値とは2chでユーザーが企業を評価のため数値化したもの
就職偏差値という言葉を、耳にしたことのある方もいるでしょう。就職偏差値とは2ちゃんねるの「2ch就職板」で作られている企業の評価ランキングを指します。
匿名掲示板で作られたものなので信憑性に欠けるという意見もありますが、多くのユーザーが意見出しをして偏差値化しているので、他者から見でも説得力のある内容と思う人もいるでしょう。
不特定多数の人が書き込みしているため、100%正しいものではありませんので、あくまでも企業評価を数値化したランキングであることを前提に見る必要があります。
大手や好待遇で就職倍率の高い企業が上位を占める
就職偏差値は、いわゆる大企業や高年収の企業、好待遇でホワイト企業と呼ばれる企業が上位に名を連ねています。知名度や企業力、資本力のある企業は認知度も高く、さらに人件費や福利厚生費に費用を当てることができます。
このように、誰もが知っている企業で待遇の良い企業ほど、就職偏差値の上位にランクインしていくのです。つまり、知名度が低い中小企業は、就職偏差値にランクインすることが不利であるという側面もあります。
就活偏差値にランクインしない企業の中には、規模が小さいけれど力のある優良企業や、今後拡大することが見込まれている事業を扱う中小企業、望む待遇・条件ではなくとも職場環境が良く働きやすい企業などが多く存在します。
テレビCMや販促に注力している企業は人目につく機会が多く、必然的に様々な年代から認知され、結果的に就職偏差値のランキングに大きく影響している背景も知っておくとよいでしょう。
就職偏差値は企業名を知るきっかけになる
就職偏差値には有名企業が数多くラインナップされています。そのため、CMでよく見る企業や、就活を始める前から知っていた企業が続々と挙げられているでしょう。
ですが、その他にも聞いたことのない企業の名前もリストには多く掲載されていると思います。実は、聞いたことがない名前であっても、業界のリーダー的存在である企業、世界的に活躍している大企業だということがあります。
就職偏差値は、そのように普段名前を聞かない大企業の立ち位置や、企業名、企業力を知るきっかけになります。名前は知らないけれど上位に食い込んでいる企業の正体を紐解いていくことで、自分の知識を広げ、社会を深く知る機会になるでしょう。
ただし、就職偏差値を過信してはいけません。就職偏差値を通して就活における企業の選択方法を解説していきます。企業選びに困っている人は、ぜひ最後まで読んで企業選びのコツを覚えてください。
就活は就職偏差値に左右されるのはNG
これまでに説明した通り、あくまでも就職偏差値は数字です。指標として参考にする分にはいいのですが、数字だけに左右されてしまうと、大企業や好待遇の企業の中に埋もれている優良企業を見つけるきっかけを失ってしまいます。
広告に費用を捻出できない優良中小企業の認知度を考慮すると、就活偏差値だけを信じて就活を進めてしまうことはおすすめできません。認知度が低くても、ヒット商品を生み出したり、好待遇だったりする企業は多数あります。
就活偏差値の上位にある企業の説明会だけに参加するのではなく、幅広い視点で就活をした方が、自身の就活の実りは大きくなるでしょう。
就職の選び方は人によって異なる
人によって就活の軸は違います。どのように自己実現をしたいか、どのようにキャリアを積んでいきたいか、就活生一人一人のビジョンは違います。
就職偏差値だけを軸に就活をしてしまうと、実際に就業した際に理想と現実のギャップが生まれ、早期退職につながってしまう可能性が高くなります。せっかく努力を重ねて内定を獲得し、自分が入りたかった企業に入社をしても、早期に退職してしまっては元も子もありません。
就職偏差値だけを頼りにしてしまうと、企業の実態や事業内容が見えにくくなります。就活偏差値だけで入社したい企業をピックアップしていた人は、自分が何を優先して就活しているのかもう一度見つめ直し、企業研究を入念にするようにしましょう。就職偏差値は、企業を知るきっかけの一つとして利用する程度にしてください。
自分の就活の軸から企業は選択すべき
就活をしていると、就活の軸が芽生えてきます。「●●がやりたいから●●は譲れない」「●●のスキルを活かして社会貢献をしたい」というように、何かを選択したいと感じ始める人は多いでしょう。
就活前はこのような感情が曖昧だった人も、就活を進めるうちにより明確になってくることがあります。このように、自分だけの就活の軸がはっきりしている人は、就活偏差値に左右されない就活がおすすめです。その理由を次の項目で解説します。
職種
社会人になることで、自分がやりたかったことに携わることができる人もいれば、夢に近づけないまま違う職種に就く人もいます。ですが就活生は、社会で自己実現をするために就職をするのです。自分が目指すポジションに辿りつくためにも、志望職種から入社したい会社を見つけるケースは多いでしょう。
しかし、就職偏差値をもとに企業探しをしてしまうと、結局企業がどのような事業を展開しているのか、そしてどのような職種があるのかが不透明なまま就活を進めてしまうことになります。
目指した職種に就けなかった悔しさや、業務内容がイメージと違ったということがあれば、モチベーション低下につながり離職につながることがあります。
早期離職は企業も学生も双方ともにダメージがあるので、できれば就職偏差値や企業イメージに囚われずに、自分がやりたいことは何であるかをよく分析して、どのような職種が自分に適しているのかを見出した方がよいでしょう。
待遇
待遇という言葉から皆さんは何を想像しますか。給与、手当が充実しているか、残業手当が出るか、福利厚生が厚いか、従業員割引があるか、このようなことを思い浮かべる人は多いでしょう。
このように従業員の働くメリットである待遇は、離職率の低下や仕事へのやる気にもつながります。従業員に質の高い仕事をしてもらうことで、自社サービスの向上も狙えるので、待遇に注力しているかどうかも企業選びのポイントです。
また、待遇に力を入れる企業は、利益を従業員に還元しているとも言えます。企業が順調に成長しており、従業員のことを考えている証拠とも言えますこれは就職偏差値からは見えにくい魅力なので、企業研究の際にしっかりチェックすべきポイントです。
職場環境
会社の社風や風紀は働きやすさの指標といえます。将来的に1日何時間も滞在することになる会社は、あなたの日常を構成する大きな要素となります。つまり、人生の大半を占める会社での生活は、あなたの生活の質を左右するものでもあります。
会社内で快適に勤務できるように企業がストレスフリーな環境づくりを積極的にしている場合は、人間関係の乱れが少なくなるよう工夫が為されていることが多いです。勤続サポートの手厚さも、就職偏差値という数値から見えにくい点でもあります。
社風も人間関係も良く居心地がいい会社を探すのは、簡単ではありません。インターンシップや会社に訪れる説明会に参加し、実際の職場環境を確認する機会はあります。志望企業でこのような企画があれば、ぜひ積極的な参加をおすすめします。
就職偏差値は参考程度にとどめ自分なりの軸で就活しよう
就職偏差値の数字はあくまでも指標として捉え、数値と実態が異なる可能性があるということは念頭に起きましょう。就職をするかしないかは自分と企業の問題であり、他人の視点で解決できることではありません。
もしも就職偏差値が低いからという理由で内定承諾を迷うことがあれば、就活をして見出した就活の軸を思い出してください。就職偏差値ばかりを気にして、企業との出会いを制限することは避けましょう。
就職偏差値は参考程度にとどめ、自分なりの就活を進めていき、企業研究や分析を重ねることで、企業を知ることにも力を注ぎましょう。
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