2018年12月14日(金) 更新

【封筒の「行」はどうする?】御中の書き換えや宛名の書き方保存版

6a0ed8043a8a1688

この記事の監修者

キャリアアドバイザー

赤塩 勇太

大学を卒業後、新卒で採用コンサルティング会社に入社。キャリアアドバイザーとして、1,000名以上の就活生に対してキャリアセミナー、面談を実施。その後、採用コンサルタントとしてクライアントの採用課題の解決に従事。法人・求職者双方の目線から、適切なアドバイスを提供している。

「行」とはどんな意味?

宛名の後に付け足す言葉

「行」は宛名の後に付け足す言葉の一つです。宛名の後に付け足す言葉としては「様」や「御中」がありますが、「行」はその二つとは違った意味合いとなります。「様」や「御中」は相手につける敬称の意味合いがありますが、「行」については、送り主が自分宛てに返してもらう時にのみ使います。要は、出す封筒の返信用封筒につけるような場合に、送り主の名前の後につけるということです。逆に、自分が返信用封筒を受け取って相手の宛先の欄に「行」が入っている場合、そのままにしてはいけません。そのような場合は、二重線を引き、会社宛であれば「御中」個人名であれば「様」に直す必要があります。この修正をしないと失礼な形になりますので、注意してください。

個人・団体宛の際に使用する

「行」は個人宛と団体宛、どちらに使用するのでしょうか。「行」は個人宛にも団体宛にも使用することができます。宛先を書く時、敬称の場合は個人宛か団体宛かで書き方が変わってきます。個人宛の場合は「様」、団体宛の場合は「御中」になります。しかし、敬称を外して返信用封筒として自分宛てに戻してもらうときには「行」を書くのが通常です。「宛」というふうに書かれることもありますが、「宛」は主に「○○宛に送ってください」と文章や口頭の中で使うのが首となるので、「行」にしておいたほうが無難ではあります。会社の場合は「○○株式会社 行」、個人の場合は○○株式会社○○課○○ 行」といった書き方になります。あとで書き換えやすいよう、行は少し離して書くのがよいです。

「御中」はどんな意味?

その特定全員を指す言葉

「御中」には、口頭でいうと「みなさん」「各位」等の意味があります。直訳すると「中の人」といった意味になるので、誰か特定の人に向けてというわけではなく、「その会社や団体の中の皆さん」といった意味合いでイメージしてもらうとわかりやすいです。そのため、この言葉はあくまで団体名や会社名の時に使用します。個人名のときには使えませんので注意してください。一方で、誰か団体の中の個人宛に送る時には「御中」は使えません。例えば、「○○株式会社○○事業部~さん」と送る相手が決まっている場合です。この場合は、「○○株式会社○○事業部~様」が正しい形となります。「御中」が「みなさん」という意味だと覚えておけば、間違いがなくなるので、この形で覚えておくと良いです。

宛名が個人名でないときに添える言葉

御中は郵便物などを封筒で送る際に、送り先が個人でなく、会社の部署など宛名が個人名でない場合に使う言葉です。誰宛におくればいいかわからない場合や、その団体の人であれば誰が開封しても問題ないものを送る際に封筒に書き込みます。
「行」「行き」を丁寧に訂正した言葉が「御中」だと思っていた方もいるかもしれませんが、本来はそうではなく、御中は官庁や会社、団体組織に返信用封筒などを送る際に誰が開封してもいい、と示す言葉なのです。
御中は封筒マナーの中でもポピュラーなものなので、忘れないようにしてください。
なお、個人宛の場合は御中に訂正するのではなく、封筒の「宛」を「様」に書き換えするようにしましょう。

言葉遣いをマスターしよう

言葉遣いは、相手に与える印象に大きな影響を及ぼします。特に「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」は正しく使えるようになっておくことが大切です。そこで活用したいのが言葉遣いマニュアルです。

このマニュアルでは、ついやってしまいがちな間違った言葉遣いや二重敬語について紹介しています。言葉遣いに自信がないという就活生は、このマニュアルを見ておきましょう。無料でダウンロードできるので、就活のいろいろな場面で役立てましょう。

「行」のまま封筒やハガキを返したらマナー違反

往復用ハガキや返信用封筒などで取引先から送られてきた場合、「○○行」と書くのは差出人である取引先側です。ちら側から返信をする際にそのまま返してしまうと、上記の理由からこれは相手に対して失礼な行為にあたります。
ハガキや封筒を使う郵便関連のビジネスマナーとしては基本中の基本ですので、返信用封筒や往復用ハガキなどの宛先の消し方や書き方には十分気をつけましょう。

「行」を消す必要がある

返信用封筒で入っていた封筒の宛先が「行」になっていた場合、そのまま使用して送ってはいけません。この場合、「行」を消して「御中」に直す必要があります。なぜなら、「行」のままにするということは、相手への敬称がなく、そのまま呼び捨てにしているのと同意になってしまうからです。そのため、直すときには、相手先が団体や会社の場合は「御中」、個人の場合には「様」に書き換える必要があります。この工程がなされていない場合、送り先によっては「失礼だ」と捉えられるケースも大いにありえます。返信用封筒が同封されている場合には、特に注意しましょう。また、逆に自分から相手に返信用封筒を入れる場合は「御中」や「様」にして入れてはいけません。この場合は「行」にするのが正しいです。

採用担当者は宛名も確認している

書類選考では、限られた情報の中で色々なことを評価・判断しています。こちらの封筒の書き方については、その時点でのビジネス常識の有無を見るというよりは、「少し調べれば分かることを、やらずに行動してしまうタイプなのだな」という視点での評価をします。
世間常識的なことを知識として抑えていることイコール、仕事ができる人とは考えていません。あくまでも仕事をするうえで、まずは自分で調べるということが習慣付けされているかどうかを重要視しているということです。
そういった意味では書き方の細かな正確さ以上に、書き方を調べた形跡があるかどうかを、ここでは見ています。

個人名の「行」を消す方法【縦書き封筒】

縦線もしくは斜め線で二重線を引く

縦書き封筒の行の消し方は2通りあります。封筒やハガキの宛名の「行」は、二重の斜め線で消します。縦書きなら縦線2本引く消し方と、右上から左下に斜め線を2本引く消し方です。個人宛ての際の「様」も同様です。これが縦書き封筒やハガキの行の一般的な消し方です。
なお、封筒の行の消し方として、修正テープや修正液などを用いた消し方はしてはいけません。「行」を塗りつぶす消し方だと、相手がミスをして「行」と書いたのでこちらで修正した、という意味に取られかねないそうです。
また、行の消し方として、もちろん丁寧な二重線を書かなくてはいけません。定規を使う必要はありませんが、波打ってしまわないように注意しましょう。

「行」の真下か左側に「様」を付け足す

封筒の宛名が個人名で、「行」になっている場合、二重線を引き、その真下か左側に「様」を付け足します。基本的にはこの位置に書くのが正しいですが、どうしてもバランスが悪くなったり書くスペースがない場合は、それ以外のところに書くことも悪くはありません。状況によって良いバランスになるように判断してください。なお、修正のときには修正したことが分かるように書く必要がありますので、使うペンは消えないペンで書く必要があります。なお、団体や会社のときには基本的な作業は同じとなり、「様」の部分が「御中」となります。なお、返信用封筒を出すのときには、裏に自分の住所や名前、つまり差出人名を書くのを忘れないようにしてください。

個人名の「行」を消す方法【横書き封筒】

横線で二重線を引く

横書き封筒の行の消し方は、横線の二重線を引く消し方が一般的です。個人宛ての際の「様」も横書きでも同様です。
ただ、「行」という漢字の構造上、横に二重線を引いても消し方として分かりづらいところもあります。場合によっては横書きの封筒でも斜めに線を引いてしっかり消すようにしましょう。消してある部分が明確な消し方こそが、最適な消し方です。

「行」の右側に「様」を付け足す

横書き封筒「行・行き」を訂正し様と書き換えするときは、「行・行き」の右側に書き換えます。
ただし、これは縦書き、横書き封筒の両方にいえることですが、宛名の長さや封筒全体の文字のバランスなどをみたとき、違和感があるのであれば、様の位置は多少変えても構いません。
様の位置に関しては一般的なマナーであり、絶対のマナーというのはないようです。「行・行き」の消し方も絶対のマナーはありません。
要は相手から見てわかりやすいという点を意識しながら封筒マナーを守った行の消し方、御中・様の書き換えをすれば良いのです。

封筒の宛名が企業名の場合は?

封筒の宛名が企業名の場合も個人名と同じく「行」と表記されていることがあります。この場合も、個人名と同じく「行」を消して、正しい敬称をつける必要があります。企業名の場合は「御中」が正しい敬称となりますので、「行」に二重線を引いて「御中」に直すのが、この場合に必要な作業です。ここでは、宛先が企業名もしくは団体名になっているの場合に注意したいポイントまとめてあります。個人名と重複する部分もありますが、合わせて確認してみてください。

「行」ではなく「宛」と書いてあることも

封筒の宛名は「行」だけではなく、「宛」となっていることもあります。厳密に言うと、「宛」は口頭で「○○宛に送ってほしい」という時に使うもののため、基本的には書面で書く場合は「宛」ではなく「行」が適切であるとされています。ただし、一般的には行と宛に明確な役割や意味の違いはなく、例えるのであれば「様」と「殿」の違いのようなものであるとも言われています。そのため、「宛」と書いたからといって明確に「間違えた書き方である!」というわけではありません。相手から送られてきたときに「宛」と書いてあった場合は、「行」と同じ意味だととらえて、同じように対応すれば問題ありません。もし、自分から相手に送る場合は「行」と書いておいたほうがよいでしょう。

消し方は「行」の時と同じ

基本的に消し方は「行」の時と同じです。「宛」になっているからといって、何か特別な修正方法があるわけではありません。なお、これは「行」と共通になりますが、消す時に修正液や修正テープを使うのはマナー違反となります。なぜなら、これはあくまで相手が謙遜して敬称を書いていないものに対し、敬称をつけるために分かるように二重線を引き、敬称をつけることに意味があるからです。修正液や修正テープを使ってしまうと「相手が間違ったことをしているので直してあげた」という意味合いになってしまいます。そのため、二重線で修正する際には元の文字がわかるように引くこと、丁寧に引くこと、が重要になります。以下に具体的な消し方について記載します。

「宛」「行」を消して「御中」にする

具体的な修正の仕方としては、「宛」や「行」を消して御中にします。具体的に言うと、二重線を引き、縦書きの場合は行の真下もしくは左側、横書きの場合は右に「御中」と書きます。後ほど詳しく記載しますがこの時、消えてしまうような筆記用具で書かないように注意をしてください。消えないペンで、はっきり見えるように訂正することが重要です。なお、位置については絶対のマナーというのはないと言われています。封筒や文字の位置の関係で書きづらかったり、見えづらかったりすることもあるかと思いますので、その際は相手にきちんと伝わるように修正をしてください。これらのマナーは、基本的にすべて相手を気遣っていることが前提で成り立っています。そのことを念頭においてやってみてください。

宛名を書き換える際のポイント

訂正印は必要ない

宛名を書き換える際のポイントの1つ目としては、訂正印は必要ないということです。正式な文章で文章を修正する場合、基本的には二重線を引き、訂正印を押した後、正しい文言を添えるのがマナーとなっています。しかし、今回の場合は自分で間違えてそれを訂正しているわけではなく、相手が自分に敬称をつけないために「行」や「宛」にしているものを、敬意をもって敬称になおしている、という意味合いでの訂正なので、厳密には本来の訂正の意味とは違います。そのこともあり、訂正印は必要ありません。また、基本的に封筒には訂正印を使いません。ビジネスシーンの場合、書き損じてしまった場合は書き直すのがマナーになっているので、ここでも訂正印を使用することはないのです。

黒ペンで問題ない

修正というと、「赤」のイメージがあるかもしれません。しかし、封筒の修正をする場合は黒ペンを使うのが基本です。黒の油性サインペンが最も適しているでしょう。宛名部分は届けてもらうためにもしっかり見えるのが大事ですので、細すぎず、かつ太すぎない、くっきりとした色の黒の油性サインペンを使うのがよいです。文房具屋では、試し書きをできるところが多いですので、実際に書いてみて適切な太さ、濃さのものを用意しておきましょう。目安としては、0.5~0.7位の太さのものが望ましいです。また、一点、封筒で赤を使う場合があります。それは、修正のときではなく、封筒に何が入っているかを記載する場合です。「履歴書在中」等の場合は、赤を使用します。

鉛筆では消える可能性がある

修正する際は修正したことが分かるよう、消えないペンで書くことが好ましいです。消えてしまう筆記用具としては、鉛筆があります。鉛筆はこすれることで消えてしまうことがあるので、封筒等正式な書類を記載するときには使用すべきではありません。また、最近では「フリクションボールペン」という、熱で消えてしまうタイプのボールペンもあります。これらは摩擦もそうなのですが、太陽の光やドライヤー等強い熱でも消えてしまいます。消えてしまった後痕もほとんど残らないため、非常にやっかいです。書いているときは太さもあり、色もくっきりしており、その上修正できるためつい使いたくなってしまうかと思いますが、訂正の際は決して使わないように注意しましょう。

封筒の「行」は二重線で消して「御中」や「様」を付け足そう

これまで記載してきたように、個人の場合は「様」に直す、会社や団体の場合は「御中」に直すことを注意してください。また、他にも、消えないペンで書く、訂正印は使わない、等細かいルールを忘れないようにしましょう。封筒は、マナーを守っていないとそれだけで「常識がない」と印象が悪くなってしまう場合もあります。正しい書き方をマスターして、スムーズなやりとりを行いましょう。

6a0ed8043a8a1688

キャリアアドバイザー|赤塩 勇太

受け手側の声〜採用担当の場合〜

書類選考では、限られた情報の中で色々なことを評価・判断しています。こちらの封筒の書き方については、その時点でのビジネス常識の有無を見るというよりは、「少し調べれば分かることを、やらずに行動してしまうタイプなのだな」という視点での評価をします。世間常識的なことを知識として抑えていることイコール、仕事ができる人とは考えていません。あくまでも仕事をするうえで、まずは自分で調べるということが習慣付けされているかどうかを重要視しているということです。そういった意味では書き方の細かな正確さ以上に、書き方を調べた形跡があるかどうかを、ここでは見ています。

イマ就活生に大人気のサービス5選!!

0e5a66ef8b248b25

国内最大級のキャリア情報プラットフォーム、キャリアパークの公式アプリが登場!

就活生必見のお役立ち情報が満載!

関連コラム

このコラムに近いイベント

おすすめの就活イベント