【就職留年をした学生は就活で不利になるか】前年度と同じ企業に再応募することの可否｜もう一度受ける際のポイント3つ

就職留年は次年度の就活で不利になるの？

どちらかというと不利

結論からいうと、就職留年は就活で不利になります。「企業に合わない」「足りない部分があったから就職できなかった」などと思われる可能性が高く、プラスに働くことはあまりないといえるでしょう。しかし、就職留年をした理由や期間中の経験によっては、必ず不利になるというわけではありません。就職留年をしていても、次年度で内定を得ている人はいるのです。

企業からの評価は単位不足などで留年した人と同じ

留年をする理由は、単位不足や長期入院など様々です。長期入院はともかく、それ以外の場合は、就職留年であっても単位不足で留年した学生と同じ評価をされるでしょう。理由は、出席を怠って単位不足になり留年したにもかかわらず、「就職留年しました」という人がいるからです。本命企業への入社を目指すために就職留年しても、そういった人達との評価は変わらないのです。

就職留年後に同じ企業を受けたい場合は問い合わせをする

同じ企業を受けられるかどうかは提示された条件によって異なる

就職留年をした人が再び同じ企業を受けられるかどうかは、企業が提示する条件によって異なります。企業によっては、就職試験を受けるための条件を提示しているのです。その中には、「一度採用を見送らせていただいてる方の応募はご遠慮願います」と書いてあるケースもあります。
この条件が提示されていた場合、就職留年の人が再び応募するのは難しいといえるでしょう。企業によっては、「一度落ちている時点で求めている人材ではない」と判断するのです。

情報が載っていない場合は直接問い合わせをすると◎

「同じ企業を受けられるかどうかは、提示された条件によって異なる」とご紹介しました。実は、直接企業へ電話やメールで問い合わせをすれば、再応募が可能になるケースがあります。そのため、どうしても同じ企業を再び応募したい場合には、直接問い合わせてみると良いでしょう。企業によっては、「〇年以内ならば再応募可」といった内容で、年数による条件を定めている場所もあります。

就職留年をした学生が同じ企業を受ける際のポイント3つ

ポイント①：前回以上に企業研究をしておく

就職留年をした学生が再び同じ企業を受ける際に意識したい、3つのポイントをご紹介します。1つ目は、前回以上に企業研究をおこなっておくことです。業務内容・求められている人材・仕事の魅力などを、改めて調べ直しましょう。
徹底して企業研究をおこなえば、企業への熱意として伝わります。企業研究が足りていないと思われれば、それだけで熱意がないと判断されて落ちてしまうでしょう。アピールする際は、会社特有の取り組みなども上手に触れられれば、他の就活生と差別化が図れます。

ポイント②：志望動機のブラッシュアップをしておく

2つ目は、志望動機のブラッシュアップをしておくことです。志望動機は、就活の中でとくに大切なアピール部分といえます。志望動機で企業への熱意をアピールできなければ、就活に失敗してしまうでしょう。
同じ企業を受ける際は、「何度も読み返す」「先生や先輩に添削してもらう」などの方法で、志望動機をブラッシュアップしてください。就職留年している分、より熱意の込もった志望動機を作成しましょう。就職留年して同じ企業を受けるのであれば、前回の志望動機を使いまわすのは絶対に避けてください。前回の選考に落ちたのは、志望動機が原因の可能性があるからです。

ポイント③：就職留年をした期間の経験をアピールする

3つ目は、就職留年をした期間で得た経験をアピールすることです。就職留年をすることになった原因として、就活で話せるエピソードがなかったというケースがあります。エピソードがなければ、面接などで述べる内容が薄くなってしまい、採用担当者に印象を残せないでしょう。
就職留年をすれば、その間の期間で様々な経験ができます。経験を多く積めば、その分話せるエピソードも増えるでしょう。就職留年をした期間のエピソードがあれば、留年後の1年間をどう過ごしたかという説明にもなるのです。就職留年をした人の面接では、期間中の過ごし方を聞かれる場合があります。そういった場合に備えて、経験を積んでおきましょう。

就職留年は就活で不利！提示された条件によって同じ企業が受けられるか決まる

いかがでしたか。就職留年をして同じ企業へ応募することの可否と、受ける際のポイント3つをご紹介しました。就職留年は、就活でどちらかというと不利になります。同じ企業に再び応募できるかどうかは企業によって異なるため、問い合わせてみると良いでしょう。応募できることになった場合には、企業研究や志望動機のブラッシュアップを忘れずにおこなってください。