2023年06月21日(水) 更新
初任給の男女別平均と将来的な手取り額
初任給の額を手取りで比較すると
就職活動中に気になる初任給が平均額。調べようにも手取りや年収など表記もまちまちで、慣れないとそれぞれを換算するのも大変です。今回は気になる初任給を手取りで比較してみました。
学歴で比較すると高卒よりも大卒の方が手取りが多い
まず、学歴別で比較してみます。やはり、高卒、短大卒、大卒、大学院卒ではそれなりに違うものですね。特に高卒と大卒では大きな差があります。
学費を考えると、短期的には高卒でも稼げる初任給の手取り額の平均は、高卒で16万円前後、短大や専門卒で18万円、大卒で20万円、大学院卒は22万円です。例えば、高卒と大卒では月に4万円、年間で48万円近い金額の差があります。とはいえ、大学に通うためには学費が必要で年間48万円以上はしますので、最初の4~5年だけで見たら高卒の方が稼げることになります。
平均初任給は男女間で若干の差がある
それでは男女間の初任給の差はどれくらいあるのでしょうか?大卒の平均手取りで比較すると女性の方が1万円ほど少なくなります。また、就職した人の平均で比較するとこのようなデータにはなりますが、実際には就活での苦労などの面で差があることもあります。
性別を問わずに活躍できる社会へ
男女を給料だけで評価し判断するべきではありません。女性には出産があり、中にはそれに伴っての退職を余儀なくされる人もいます。その対策として、近年は産休・育休の取得を推進し、大きなライフイベントがあっても変わらずに働き続けることができる環境が整ってきています。男女関係なく自由にキャリアを築き、活躍できる社会の実現に向かって前進しているのです。
平均初任給の額は毎年上がっている
円高不況からのアベノミクスなど、何かと経済の話も話題に登ります。手取りの初任給の平均という身近な指標で比べた時、景気はよくなっているのでしょうか?話を分かりやすくするために、大卒の初任給で比較すると、1990年で17万円、2000年で20万円、2010年で21万円程度という平均が出ています。不況と言われてきた昨今ですが、初任給で比較するとずっと右肩上がりです。
平均的な手取り額は年々下がっている
しかし、初任給が高いからといって、安心してはいけません。なんと、全世代の手取りの平均で見ると年々下がってきているのです。手取り額が下がる理由は、初任給からの昇給が少ないということを意味します。就職の時にはまずは初任給に目がいってしまうものですが、それだけにとらわれずに先を見据えた判断が必要になります。
初任給は年々上がっているが手取り額の平均は下がり続けている
就活などをしていると、初任給の平均ってどれくらいなのか気になるものです。手取りの平均で比較すると、高卒で16万円程度、大卒で20万円程度です。大学は学費もかかりますので短期的には高卒の方が得ですが、ずっと働き続けることを考えると大学が有利です。手取りの初任給は年々上がってきてはいますが、その分昇給は減っているので注意です。
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