2016年12月12日(月) 更新

初任給の推移と平均金額から企業や仕事を選ぶ際のコツ

学歴で初任給の平均額に違いがある

初めて社会人となり、会社勤めをするにあたって気になるのは初任給です。同じ仕事をするにしても、少しでも給料が良い会社に勤めたいと考えるのが人の常だとも言えます。初任給の平均を見てみると当然学歴別でその初任給も異なってきます。独自調べによる学歴別の平均初任給は以下の通りです。

◆大学院卒業者:平均22万8,300円
◆大学卒業者:平均20万4,000円
◆短期大学卒業者:平均17万4,100円
◆高校卒業者:平均15万8,300円

学歴により最大7万円もの差が出る

大学院卒と高校卒業者との年収の開きは7万円以上にもなるので、学歴によって初任給には大きな開きがあるとも言えます。当然この初任給に関しては、業種などによっても開きはあってあくまでも平均なので、この平均額以上または以下の人が出てくることになります。そして、この平均額と同じように気になるのが初任給の推移です。

初任給の推移に大きな変化は見られない

平成17年からの過去10年間の初任給の推移を独自調べによって見てみると、結論的には大きな変化が無いといえます。学歴別に初任給の変遷を見たとしても、10年前と現在とでは初任給はそれほど大きくは上昇していません。10年の間にリーマンショックの後に景気が持ち直したことによって初任給が上昇しましたが、結局は元の状態に持ち直しています。

初任給の推移が緩やかな点は将来賃金を推測しやすい利点も

初任給の上下が無い点はいい意味では、初任給は急落せず安定しているという言い方が出来ます。しかし、逆に言えば急激な上昇が無く、物価が上昇すれば、やがては上昇率に追いついていけなくなるとも考えられます。初任給の推移に大きな変化が無いので、これから仕事に就く人に関しては、自身の初任給を推測しやすく生活設計がしやすい利点はあります。

初任給の推移と給与の伸び率も重要

仕事を選ぶ際には、初任給は当然気になる所で、その会社の初任給の推移などを調べたりすることもあるでしょう。その場合も、初任給と同じように、仕事を開始してからの給料の伸びが大切です。仕事を始めてからの給料の伸びは、勤めた会社によってほぼ決まってしまい、どれだけ頑張っても伸びが悪い会社もあります。当然業績の良い企業は昇給もしやすいといえます。

企業や仕事は長い目線で考える

何十年も務める企業ですから、初任給の推移はスタート時の価格よりも、伸び率が大切とも言えます。また、産業別でも、小売業、情報通信関係などの分野ごとで、初任給も大きく変わってきます。平均より2万円、3万円と高い産業分野もあるので、仕事選びの際には、あらゆる情報を複合的に見て仕事選びをすることも大切だとも言えます。

初任給の推移や平均額から給与の伸び率を調べ仕事選びの参考に

仕事選びはとても難しく、一生を左右するため失敗しないようにしたいです。そのためにも、初任給の推移や、仕事を初めてからの給与の伸び率などをしっかりと調べ、勤め先を選びましょう。初任給の推移や、給与の上昇率その他のデータをしっかりと確認して、平均年収などを推定すると、仕事選びで失敗しにくくなります。

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