2019年11月27日(水) 更新

地方公務員初級試験の問題内容と合格後のキャリア

地方公務員初級試験は高卒程度の試験問題

地方公務員初級試験というのは、問題のレベルが高卒程度を基準にして問題が作られています。したがって、高卒の方が問題を受けやすく、最も多く受けています。短大卒や大卒の方でも年齢条件を満たしているなら受験することは可能です。ただし、高卒者限定で採用をしている自治体は多いです。あくまでも問題レベルの目安として高卒程度という説明があるだけなのです。問題の難易度についての確認の次は実際に試験自体の倍率を紹介します。

地方公務員の初級試験は倍率が高い

最近は大学への進学率が高まっているのですが、まだまだ高卒で就職を希望する人もたくさんいます。そして、高卒だとまともな企業がほとんどないことから、公務員を目指すという方はたくさんいます。高卒から公務員になることによって、安定した環境ですぐに働き始めることができるのです。そのため、とても人気の高い試験となっています。倍率は10倍を超えるケースもあります。

初級試験に合格しても大きく出世するのは難しい

実は公務員試験というのは、試験問題のレベルだけで区分されているわけではなく、より上位の試験の方がキャリア形成には有利となります。上級試験問題を突破した場合は幹部候補として採用されることになるのです。一方、地方公務員初級試験の場合は合格できたとしても、あまり出世については期待できません。課長クラスまでしか期待できないようです。

初級試験合格者の給与は上級者と比べて低くなる

30歳ぐらいまでは地方公務員初級試験の合格者であっても、勤続年数が長いために大卒者とそれほど給与傾向に差はありません。しかし、出世スピードに違いがあるため、40代や50代になるとかなりの差が生じてしまうでしょう。それでも安定性は高いため、それで満足している人も多いです。最終的な年収は400万円を超えるぐらいでしょう。

地方公務員初級試験の合格者の仕事内容は一般事務など

地方公務員初級試験で採用された人は、一般事務や一般行政に携わることが多いです。技術職での採用はかなり少なくなっています。基本的には事務作業をすることになるでしょう。とても地味な仕事が多いのですが、誰かがやる必要があり、それぞれの役所を成り立たせるためには大切な仕事に携わることができるのです。

警察官にも地方公務員初級試験がある

警察官にも地方公務員初級試験があります。基本的には他の職種と同じように、初級試験合格者は待遇や出世などが上級合格者よりも劣ってしまうでしょう。ただし、警察官として現場で働くという点についてはどちらも変わりありません。待遇も公務員としての安定性は保証されているため、不満を持つようなことはあまりないでしょう。

公務員を目指す人のための面接質問や志望動機を紹介

公務員を目指す就活生は、公務員と民間企業の社員の違いや仕組みなど、面接で質問される可能性のある項目について見直しておくことが大切です。そこで活用したいのが「公務員大研究Book」です。志望動機の書き方や例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。無料でダウンロードできるため、対策に不安が残るという就活生にもおすすめです。

地方公務員初級試験は問題が簡単だがキャリアを形成する上では不利になる

地方公務員初級試験は高卒程度の試験問題となっています。実際に高卒者しか受験できないような自治体は多いです。問題のレベルは確かに簡単なのですが、受験倍率が高いため、なかなか簡単に合格できるというわけではありません。地方公務員初級試験の合格者は、上級試験の合格者よりも給与や出世などに関しては恵まれません。この点は理解しておきましょう。

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