2016年11月29日(火) 更新

地方公務員上級職になるための試験の詳細と仕事内容

地方公務員上級職は大卒程度の採用試験

地方公務員上級職は試験問題のレベルが大卒程度を目安として作成されています。実際の試験は大卒者でなくても受けられるのですが、一部の自治体は大卒者のみを受験資格としているため気をつけましょう。筆記試験と面接試験を受けることになります。試験の倍率は特に行政職の場合は高くなりやすく、20倍を超えることもあります。

地方公務員上級職は出世コースを約束される

地方公務員上級職は地方公務員試験の中でも一番上の試験であり、試験に合格して実際に仕事をするようになると出世コースを進むことができます。ただし、地方幹部としての出世が約束されているだけであり、それよりも上の役職につくことはできないでしょう。さらに上を目指したいならば国家公務員試験を受けるべきです。また、地方公務員上級職だからといってどんどん仕事で出世を目指す必要はありません。

地方公務員上級職は地域に密着して仕事をする

地方公務員上級職はそれぞれが採用された自治体内でずっと仕事を続けることになります。そのため、その地域の人達のために長く貢献しながら仕事をすることが可能です。別の自治体へ転属されるようなことはありません。自分が本当に働きたいと思っている自治体を受験するべきでしょう。都道府県や市区町村のために毎日の業務をこなしています。

地方公務員上級職は出世のために昇任試験を受ける

基本的に公務員が仕事上で出世するために昇任試験を受けなければいけません。昇任試験を受けて合格した方がどんどん出世できるシステムとなっています。そのため出世したくない人は昇任試験を受けないという選択もできるでしょう。昇任試験を下級職の公務員が受験することも可能な自治体があるため、必ずしも上級職の公務員だけが仕事上の出世について恵まれているわけではないです。

地方公務員上級職は待遇が恵まれている

地方公務員上級職は地方公務員の中でも最も仕事上の待遇が恵まれています。中級職や下級職よりも出世のスピードは一般的に速くて給与も高くなっていくでしょう。特に40代や50代になった頃にはかなりの給与を得られる可能性があるのです。ただし、役職についていない場合はたとえ地方公務員上級職であってもそれほど給与は高くなりません。

地方公務員上級職の給与はこれから悪くなる可能性がある

今後は地方公務員の給与が今までのように恵まれた状況になる可能性はあまりないでしょう。財政的に厳しい状況が続いている自治体が多いため、どんどん給与は下がっていく傾向があるのです。給与に関しては、それでも民家企業よりも恵まれた状態になるかもしれませんが、高収入を得られる仕事だと早合点しない方が良いでしょう。

地方公務員上級職の試験は大卒程度の難易度で地方職では大きな仕事を任せられる

地方公務員上級職は大卒程度の試験を受けて合格した人がなります。基本的にはそれぞれの地方の幹部候補として採用されることになり、実際に幹部になる方もたくさんいます。地方公務員上級職は比較的待遇が恵まれており、中級や下級職の方よりも高給与で仕事ができるでしょう。ただし、これからの時代はそれほど恵まれた待遇が保証されるとは限りません。

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