2019年11月12日(火) 更新

インターンシップの受け入れ企業が意識すべき利点と注意点

インターンシップの受け入れは連携強化など利点が多い

企業にとってインターンシップで学生を受け入れることで、優秀な人材の発掘や、企業を学生たちに良く知ってもらえる機会になり、ミスマッチを事前に防ぐなど就職につながる良い影響が多くあります。また、企業イメージアップや、大学との産学連携の強化、社内の活性化や新人教育制度の充実など、社内外でもメリットがあるのです。しかし、デメリットとしてはインターンシップにおける準備や、指導にかかる時間や職員の拘束など企業側に負担がかかり、人的余裕や時間的余裕の面で中小企業では受け入れしにくい現状もあります。

受け入れ期間は1~2週間ほど

インターンシップの内容や受け入れ期間は企業によってそれぞれ異なります。企業説明会やセミナーを交えた、簡単な職場体験型のインターンシップは1~2週間程度、実際の業務に関わりテーマに取り組む場合には、1か月程度の長期間のインターンシップを行うこともあるようです。基本的には無償で対応になりますが、大学側では単位取得の対象になり、企業側から交通費や実費の支給がある場合もあります。

通過するエントリーシートを作成する

インターンの選考に通るためのESを作成するために、実際の通過者のESを参考にしましょう。そこで活用したいのが「インターン選考通過者が実際に提出したES集」です。JALや日清製粉、三菱UFJ銀行や大正製薬などの通過者が提出したESを無料でダウンロードできます。設問の内容も確認できるため、事前の対策として持っておきたい資料です。

企業は事前に適性や求める能力をアピールする

企業側はインターンシップで学生を受け入れると決めたら、どのような準備をしたら良いでしょうか。基本的にインターンシップは長期休暇中に行われることが多く、主に夏休み期間中が多く行われます。企業側が求める人材の適性や能力、自社の業務の特徴などを事前にしっかりとアピールしましょう。また、テーマをきちんと決め、それに沿ったカリキュラムを用意しましょう。もちろん、インターンシップを担当する指導者や各種待遇なども事前にきちんと準備する必要があります。万が一、事故が起こった時の為に損害保険の加入についても検討しましょう。

学生への研修を行うとより有効な内容になる

インターンシップで学生を受け入れる前や後に研修を行う事で、より有効なインターンシップが出来ます。事前の研修で、注意点や内容をきちんと知ってもらうことで、学生のインターンシップに取り組む心構えができ、事前にわからない部分も質問ができます。また、事後の研修や報告書によって学生の理解度や企業に対する感想を受け取ることで、今後の採用にもつながります。インターンシップ中は、学生たちは皆わからないことだらけなので、受け入れ企業や指導者は常に学生たちに対応できるような体制でいましょう。

インターンシップでは事故に注意する

インターンシップを受け入れるにあたって、企業側はリスクがあるのを理解する必要があります。事前にリスクに対して対応できる体制を整えておくのが重要です。特に、インターンシップ中の事故については最大の注意が必要で、あまり危ない仕事はやらせないほうが良いでしょう。それでも、事故のリスクがゼロになるわけではないため、損害保険に加入するのをおすすめします。受け入れた学生向けや、インターンシップ用の保険がありますので、学校と連携をとって加入しましょう。

企業は情報の取り扱いにも注意しておく

インターンシップでは学生に危害が生じるリスクだけでなく、受け入れた学生によって企業が損害を受けるリスクもあります。たとえば、器具の破損や秘密漏えいなどです。学生が企業に対して損害を賠償するケースは難しいため、事前の取り決めや保険への加入を学校・学生・企業間できちんと定める必要があります。また、秘密漏えいに関しては、受け入れ先企業内でもインターンシップ中には情報の取扱いについては十分注意することで、予防できます。

インターンシップの受け入れは企業とのミスマッチや連携強化など利点は多いがリスク管理は徹底する

インターンシップは受け入れ先の企業や学生にとって、互いをよく理解し、就職活動や採用につなげられる有効なツールの1つです。しかし、受け入れる際には時間や人材が必要で、デメリットやリスクもあります。事前にしっかりと準備をすれば防げるケースも多々ありますので、きちんと理解して準備をしましょう。

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