2020年06月30日(火) 更新
【海外での就活】韓国の就職事情や現状を徹底解説~日本との違いも確認~
韓国の就職事情をチェックする前に...
日本の就活は辛い?
みなさんの就活は順調ですか?
キャリアパークでは、会員の就活生にアンケートを実施しました。
■調査方法:メールを配信して学生にアンケート
■調査実施日:2017/1/26~1/29
■投票数:438
就活生を対象に438名から集計したアンケートによると、「日本の就活は他の国と比べても大変だと思うか?」という質問に対して、77.7%の人がYes、22.3%の人がNoと答えました。(2017年1月時点、キャリアパーク調べ)
多くの学生が、日本の就職活動は大変だと考えていることがわかりました。では、日本の隣国である韓国の就職事情はどうなのでしょうか。本ページでくわしく見ていきましょう。
あなたの就活力、本当に大丈夫?
就活で内定を勝ち取るためには、何をすればよいのでしょうか。わかっている学生は多いですが、就活はそう簡単なものではありません。まずは、あなたの「 就活力」を知ることからはじめるべきです。キャリアパークは、あなたの就活力や就活偏差値を上げる20ポイントがわかる資料を無料プレゼント中です。
80〜100点 Sランク
ありよりのあり!就活力高い
60点〜79点 Aランク
ありよりのなし。就活力普通
40点〜59点 Bランク
なしよりのあり。就活力低め
39点以下 Cランク
なしよりのなし...。就活以前に習慣を見直す必要あり
なお、平均点は58点です。資料は↓から無料で入手できます。 早いうちから自分の現状を把握して、ほかの就活生と圧倒的な差をつけましょう。
韓国の就活の流れは?
それではまず、韓国の学生がどのように就職活動をおこなっていくか見ていきましょう。日本の就活と同じ部分とそうでない部分が明らかになります。それでは韓国の就活の流れについて紹介します。
基本的な就活の流れは韓国も日本と変わらない
韓国では、日本と同じように大学4年から就活をスタートさせます。そして選考の流れも日本とほとんど同じのようです。エントリーシートを企業に提出し、その後にテストを受験、そこで通過したら面接、といった就活の流れです。
面接では、グループディスカッションやプレゼンテーションなどで合否が判断されるそうなので、ほぼ日本と一緒と考えても良さそうですね。
韓国と日本では就職活動のスタート時期にズレがある
日本の場合、2018年卒で考えると大学3年の3月に就活に関するエントリーが始まり、大学4年の6月から面接などの本選考がスタートすることになっています。しかし、韓国では学業優先なのか、大学4年の9月からエントリーを開始します。また、面接も卒業まであとわずかの時期からということもあり、かなり厳しいスケジュールであることを認識されるのではないでしょうか。
韓国の就活ってどれくらい大変?
韓国ではTOEIC800点以上など入社条件が厳しい
韓国は学歴社会のため、大学進学率は70%以上と高い水準ですが、それでも正社員での就職が叶うのはほんの一握りです。韓国で名を馳せる企業に就職したい場合、英語力の高さを求められることが多いです。例えば、TOEICは流ちょうに会話などができる800~900点クラスでなければ落とされるといっても過言ではないでしょう。また、必要な資格も取得しなければならず、国際的にも活躍できるスキルを持った人材でなければ、志望企業への就職は難しいのです。
韓国では就活と学力の向上はセットになっているようです。日本の就職活動事情ではあまり聞かないような話ですね。
財閥企業の求人倍率は数百倍ともいわれる
韓国の全企業数に対して、いわゆる財閥と呼ばれる企業の割合はほんのわずかです。しかし、主要財閥10グループの総売り上げは、韓国のGDPで比較すると約半数以上とかなりの金額を稼いでいます。それ岳の売上を稼いでいるということは、多くの収入を得られるチャンスのあることから、財閥への志望者は非常に多く、その倍率は数倍数十倍のレベルではなく、数百倍にも達します。
日本でいう東京大学や京都大学にあたるような成績優秀な大学ですら、卒業年に就職できるのは約半数と、非常に狭き門であることがわかるでしょう。韓国では三星(サムスン)、現代自動車、SK、LG、ロッテ、現代重工業、GS、韓進、ハンファ、斗山が10大財閥として韓国のGDPを率いています。
なぜ韓国の就職事情はここまで厳しいのか
韓国の就職活動事情はここまでで紹介してきたように、日本よりも厳しいものになっています。バイトやサークル活動など、勉強に加えて、いろいろと楽しめる日本の学生生活と違い、韓国は就活のために、ひたすら勉強を続けても、正社員での就職が難しい国とされています。
韓国ではなぜここまで就職が難しいのでしょうか。
キッカケは1997年のアジア通貨危機
韓国の就活の厳しさは、ここ数年の話ではありません。キッカケは1997年のアジア通貨危機でした。国際通貨基金(IMF)からの緊急融資で、何とか切り抜けることができたのですが、IMFの監督下で痛みを伴う改革、経済、社会改革を強いられる事になりました。
この危機以降、韓国企業は正社員採用よりも、契約社員としての採用を増やし、景気が悪化したらすぐに足切りする就職形態へ変貌を遂げてしまいました。その就職形態は、経済が安定している現在まで続いているのです。就職できたとしても、若者の多くが不安定な雇用に悩んでおり、20代の平均賃金はかなり低額です。彼らはその月額収入から「88万ウォン世代」と呼ばれています。日本円では6万円ちょっとの金額で、食べていくのがやっとの額です。
韓国の就職事情を押さえたら就活力もアップさせよう
本ページでは、韓国の就活の現状・就職事情をご紹介しました。日本の就活と同じ部分や違うところもわかったでしょう。厳しい就職活動のなかで、内定を勝ち取った人は「就活力」が高い傾向にあります。みなさんの就活力はどのくらいですか?
記事中でもご紹介しましたが、就活力診断シートの資料は、就活偏差値を上げる20ポイントも掲載されています。「大手企業を狙っている」「今の自分の就活力を知りたい」と考えている就活生の方は必見です。早いうちから診断して対策をおこない、ライバルに差をつけて就活を成功させましょう!
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