2019年10月24日(木) 更新
グループ面接でよくある質問や流れ|好印象を与えるポイントをご紹介
目次
グループ面接に苦手意識を持つ人は多い
就活は個人面接だけではなく、グループ面接がおこなわれることもあります。グループ面接は学生が複数でおこなう面接であり、3〜6名程度のケースが多いです。個人面接とグループは共通している部分はありますが、それぞれで特有の部分もあるため注意しなければなりません。
個人面接だけに絞るのではなく、グループ面接の対策もしておきましょう。グループ面接に苦手意識を持つ人は多いですが、これはグループ面接ならではの攻略ポイントを正しく把握できていないからです。グループ面接とはどのような面接か、個人面接の違いと比較して考えスムーズな攻略を目指しましょう。
グループ面接の特徴
グループ面接をスムーズに攻略するには、まずは面接の特徴を理解しなければなりません。個人面接とは違って、学生複数人でおこなわれることも大きな特徴ですが、他にもグループ面接ならではの特徴は数多くあります。選考方式ごとの違いを正しく把握することが、選考の突破にも繋がります。個人面接との違いも意識して、グループ面接ならではの特徴を知り、選考方式自体の理解を深めましょう。
他の学生が比較対象
グループ面接では自分以外にも学生がいるため、他の人と比較して評価される選考と考えましょう。他の学生が上手に答えていると評価のハードルも高くなると考えがちです。しかし、比較対象がいるものの、評価自体が絶対評価であり、個人面接と変わらない点は覚えておくべきポイントのひとつです。比較対象がいるだけに比べられがちですが、あくまで印象が変わりやすいだけに過ぎません。
他の学生が高評価を得ている場合でも、しっかりアピールして評価されるなら、同じく高評価を得ることができるのです。他の学生次第で目立ちやすい、目立ちづらいは変わりますが、評価の高い順から選考を通過するわけではなく、グループ全員が合格、あるいは不合格になることもあります。
全員に同じ質問をされることが多い
企業によって面接の進め方は異なりますが、グループ面接の場合は基本的に全員に同じ質問がされます。同じ質問に回答するため、他の学生と内容が重なる可能性もあることは理解しておきましょう。もちろん、回答が重なったからといってそれだけでマイナスの印象を与えるわけではありません。
たとえ同じ回答でも、その答えに至るまでのプロセスや感じ方は人によって違うため、自分らしさを発揮してアピールしているなら、高評価を得ることは可能です。自分の意見を自信を持って伝えることが大切です。
質問は基本的な内容が多い
グループ面接は、選考のでも序盤におこなわれることが多いです。そのため、質問内容は基本的なものに集中しており、履歴書をなぞったような質問だけで終わることも少なくありません。これはグループ面接という選考方式の性質も原因で、1人に対して深堀りするだけの時間が取れないことが理由です。
個人面接の場合は変わった質問をして人柄を深堀りできますが、集団面接の場合は人数が多くなるにつれて、個人面接の倍以上の時間がかかります。もちろん、基本的な質問といっても準備していないと上手に回答するのは難しいため、事前準備は必須です。
順番に回答する
グループ面接は順番に回答することが多く、端から順番に回答するのが基本です。面接官によって右から、左からという指定は違いますが、順番を待っている間に回答を考えられるため、個人面接よりはじっくり考えやすいでしょう。ただし、イレギュラーに真ん中から、ひとつ前の質問とは逆順など、回答する順番を変えられることもあるため、油断しないよう注意が必要です。
後になるほどじっくり考えられるため、最初に回答するのは不利と思いがちですが、実はそうではありません。確かに最初だと素早く答える必要があるため焦りますが、後の順番になると考える時間が十分にあることから、厳しく評価されることが多いです。順番によって答えやすさは違いますが、後に回答する=絶対的有利ではないことは理解しておきましょう。
挙手制の場合もある
回答は順番でおこなうことが多いですが、企業によっては挙手制で回答順を決めることもあります。挙手制の場合は最初に回答するほど面接官の印象に残りやすく、積極性も評価されるため高評価を獲得しやすいです。しかし、最初に回答しているなら何でもよいわけではなく、当然回答内容も見られているため、注意しなければなりません。
すべて一番に回答した場合でも、内容が薄くアピール力が乏しい場合は評価を下げられる可能性が高いです。一番に回答するのはよくも悪くも印象に残りやすいため、自信がない場合はじっくり考えてから回答するのがおすすめです。手を挙げるのが遅くても、しっかり回答できているなら高評価を得られるため、きちんと答えが思い浮かんでから手を挙げましょう。
自分の面接力を確認してみる
「社会人になったらやってみたいこと」という質問は、自己分析を念入りにおこなった人であれば答えるのがそこまで難しくないはずです。面接の質問には、自己分析という土台ができていないとスムーズに答えられないため、全く考えつかないという人は、自己分析が不足している可能性が高いです。自己分析をはじめ、業界・企業理解や面接対策などが準備できているかを、一度確認してみてはいかがでしょうか。そこで活用したいのが「面接力診断」です。面接力診断で、今の実力を踏まえた上で対策を進めていきましょう。
グループ面接でよくある質問
グループ面接は基本的な質問が多いため、頻出の質問もある程度固定しています。面接で見られるポイントは数多くありますが、質問に対する回答は当然重視されるため、しっかり事前準備をしておかなければなりません。基本的な質問といっても回答が簡単なわけではなく、基本だからこそ難しいこともあります。
頻出の質問に対して対策をしておくのは、個人、グループに関係なく大切です。面接対策の一環として、グループ面接でよくある質問を知り、どのように答えるか考えておきましょう。
志望動機
志望動機は面接を通して頻出の質問であり、グループ面接だと他の学生と特に比較されやすい部分ともいえます。基本的には業界、企業を志望した理由、企業でどのように活躍できるかを伝えますが、他の学生と差別化したアピールを心がけることが大切です。ネットで調べた志望動機をそのまま使うなどすると、他の学生に埋もれてしまい面接官の印象の残りません。
志望動機では必ず自分の意見を含めて話し、個性を発揮して自分の存在をアピールすることが大切です。他の学生との差別化を図るには、自分にしかない志望理由、仕事での活躍の仕方を提示しましょう。志望理由の過去の経験を結び付けたり、個性がどのように活かせるかを丁寧に伝えることで自分らしさは表現できます。
長所と短所
長所と短所は、長所を長めに、短所を短めに伝えることが大切です。短所のアピールが長くなってしまうと、全体的にネガティブな印象を持たれやすくなるため注意しましょう。長所をアピールする際は、仕事への関連性、再現性を意識して伝えましょう。どのような魅力が備わっているかを提示するだけではなく、それが仕事でどのように役立てられるかを述べることでアピール力が高まります。
短所を伝える場合は、どのように克服したか、あるいは克服しようと努力しているかを伝えることが大切です。短所を提示するだけでは印象が悪くなるため、必ず改善策まで含めて伝えなければなりません。グループ面接だと1人当たりの回答時間が短くなるため、両方を伝える際は簡潔に述べることを意識しましょう。
学生時代頑張ったこと
学生時代頑張ったことは、結果ではなく過程を重視して伝えることが大切です。何を頑張ったかは人によって違いますが、部活やサークル活動、アルバイト、課外活動などを題材にする人が多く、グループ面接では特にアピール内容が被りやすいです。結果を重視して伝えてしまうと、自分より優れた結果を持つ人が同じグループにいた場合、アピール力が弱くなり、面接官の印象にも残りづらくなります。
また、そもそも学生時代頑張ったことでは、経験からどのように成長できたか、物事にどのように取り組んできたかが見られているため、結果はそれほど重要ではありません。質問の意図としても過程を重視しているため、過程を念入りに伝えて自分らしさをアピールしましょう。
グループ面接の流れ
面接には一連の流れがあり、スムーズに取り組むにはこれを知っておくことが大切です。全体の流れを把握することで次に何をすべきかが分かり、余裕を持って行動できるため、本番でも緊張しづらくなるでしょう。
面接の流れは細部の違いこそあれ、基本的には度の企業でも共通しています。しかし、同じ面接でも個人面接とグループ面接では勝手が違っているため注意が必要です。グループ面接ならではの流れを知って、スムーズに進められるようになりましょう。
入室
控室から担当者に呼ばれ、面接の部屋に通されます。入室時にはノックをし「失礼します」と声をかけ、「どうぞお入りください」と言われてから入室しますが、これをおこなうのは先頭の人のみです。先頭以降の人はノックの必要はなく、扉の前で「失礼します」とだけ言い、順番に入室します。
部屋によって扉がロックされるかどうかは違いますが、ロックされないタイプの場合は前の後ろの人が入室するまで、押さえてあげると好印象でしょう。最後の人は入室後ゆっくりと扉を閉めて、用意されている椅子の横に立ちます。企業から椅子の場所を指定されることもありますが、基本的には入った順番で、奥から順番に詰めて立ちます。
自己紹介
入室して椅子の横に全員が並んだ状態で、自己紹介が求められます。自己紹介の内容は基本的には個人面接と同じで構いませんが、全員が答えられるようにいつもより少し短めにするとよいでしょう。グループ面接の場合は30秒や15秒など、個人面接よりも短い時間を指定して自己紹介を求められることもあるため、注意しなければなりません。
自己紹介が終わり、「どうぞお座りください」と椅子をすすめられてから「失礼します」と言い着席します。企業によっては先に着席してから自己紹介を求める場合もありますが、どちらにしても椅子をすすめられるまでは勝手に座ってはいけません。全員の自己紹介が終わり着席してから、本格的に面接がスタートします。
面接
面接中の流れは企業によって異なりますが、面接官の質問に対して学生が答えるという基本はどの企業でも同じです。回答内容は他の学生と比較されますが、気にせずに自分らしく答えることが大切です。他の学生の答えに圧倒され、雰囲気にのまれてしまうと自信が持てず、上手に答えられなくなる可能性もあるため、注意しなければなりません。
比較対象がいることは確かですが、反対に言えば他の人と比較されて、自分が良い意味で目立てる可能性もあります。比較対象がいる=不利になるわけではなく、状況次第では有利にもなり得るため、他の学生の回答に惑わされることなく、自分なりの回答を心がけましょう。
退室
面接官から「本日の面接は以上です」と告げられると、面接は終了です。しかし、面接が終わっても評価まで終わったわけではありません。退室して企業から出るまで評価は続いているため、最後まで気を抜かないことが大切です。面接官から終了を告げられた後は、まずは座ったままその場でお礼を述べます。
その後立ち上がってからもう一度お礼を述べ、荷物を持って出口に向かいましょう。このとき一番最初に退室するのは、最後に入室した人です。入室時と逆順で退室と考えると分かりやすいでしょう。退室時にはもう一度お礼を伝えて退室します。後の人があいさつをしている間は扉を押さえ、全員が退室するまでは開けっ放しにしておきましょう。
グループ面接で好印象を与えるポイント
グループ面接は選考方式の特徴から個人面接とは違うように、好印象を与えるポイントも異なります。グループ面接ならではのポイントを知ることが攻略の秘訣であり、細部まで理解を深めることが大切です。グループ面接に苦手意識を持っている人も、好印象を与えるポイントを知ることでよりスムーズに面接に取り組めるでしょう。ポイントは大きく分けて3つであります。
話し方やマナーに気を付ける
個人面接でも話し方やマナーには注意が必要ですが、グループ面接の場合は他の学生と比較されるだけに、余計に注意しなければなりません。だらしない話し方をしていたり、マナー違反を繰り返したりすると、個人面接以上に悪目立ちし、評価を下げられる可能性が高くなります。
グループ面接はふるい落としの意味でおこなわれることも多いため、少しでもマイナス要素があると不合格になりやすいです。反対に言えば、基本的なことがしっかりできているなら好印象を与えやすく、合格も勝ち取りやすいです。TPOに合わせた社会人らしいてきぱきとした話し方をし、マナーを守ることを意識して面接に取り組みましょう。
回答は90秒以内を心掛ける
グループ面接では、他の学生もいることを考慮して個人面接以上に素早く回答しなければなりません。明確にどれくらいの長さと決まりがあるわけではありませんが、悪印象を与えないためには、90秒以内で簡潔に伝えることを心掛けましょう。
そもそも面接では質問に対して簡潔に答えることが大切です。グループ面接の場合はさらにひとりにかけられる時間が短いため、長々と話してしまうと他の学生に迷惑がかかり、自分勝手な印象を与えてしまいます。90秒を目安に簡潔に伝える意識を持ち、要点をまとめてアピールしましょう。
話を聞く態度も評価されている
グループ面接では質問に対する回答内容だけではなく、他の学生の話を聞く態度も評価されています。いかに素晴らしいアピールができていても、他の学生の発言をまったく聞いていないと、自分勝手に思われ評価を下げられてしまうため注意しなければなりません。他の学生が発言している間は顔を向けるなど、話を聞いている態度をアピールすることが大切です。
手遊びをしたりつまらなそうな態度をしたりすると、印象がよくありません。企業によっては、他の学生の発言を受けてそれについてのコメントを求めることもあります。他の人の話を聞いていないと答えられず評価を下げられるため、話すだけではなく聞くことも意識しましょう。
グループ面接は主張を大切にしつつ回答時間に配慮しよう
グループ面接に苦手意識を持つ人は多いですが、ほとんどの場合は面接そのものの特徴を正しく把握できていないことが原因です。同じ面接でも個人とグループでは勝手が違うため、グループ面接ならではの特徴や攻略のポイントを知っておかなければなりません。グループ面接は自分以外にも学生がいることが特徴であり、他の人がいるからこそ、聞く姿勢が大切です。
自分の意見を主張するだけではなく、他の学生の意見にも耳を傾ける必要があります。また、人数が多い分、1人当たりにかけられる時間も減るため、回答時間の配慮も必要です。グループ面接はグループのことを考えて取り組むことが大切なため、自分勝手は印象を与えないよう注意し、全体を意識して面接に取り組みましょう。
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