2019年01月07日(月) 更新

IT企業に就職するには|職種や必要なスキルなどをご紹介

IT企業への就職を目指す学生は多い

IT企業に華やかなイメージを持つ人は多く、就職を志望する人は少なくありません。最先端の情報や技術に触れることができ、時代を先取りできるIT企業は人気が高いですが、就職を目指すなら漠然としたイメージを持つだけでは不十分です。就活では志望度の高さが重要視されており、業界や企業への理解度から志望度は判断されています。

漠然としたイメージを持っているだけでは、理解度や志望度が低いと思われてしまうため、注意しなければなりません。上手に就活を進めるためには、IT企業とはどのような企業のなのか、就職するには何が必要なのかを知ることが大切です。IT企業への理解を深め、正しい知識を持ってスムーズな就職を目指しましょう。

IT企業の特徴

IT企業への理解を深めるには、まずは特徴を正しく理解することが大切です。他の業界に属する企業とはどのような点が違うのか、IT企業ならではの特徴を把握することが就活攻略の第一歩になります。企業の特徴を正しく理解できていないと、就職後に理想と現実のギャップを感じてしまい、不満を抱えてしまう可能性もあるため注意が必要です。ミスマッチを防ぐためにも、IT企業ならではの特徴を知り、正しい理解を持って就職を目指しましょう。

ベンチャーが多い

IT業界は成長目覚ましい業界であり、発足当時から順調に右肩上がりに成長を続けています。成長の理由は勢いのある新興企業の存在であり、ベンチャー企業が多いことはITならではの特徴でしょう。ベンチャー企業とは、ベンチャーキャピタルから投資を受けている企業ですが、明確な定義が決まっているわけではなく、創設間もない企業を指して言うことが多いです。

つまり、簡単に言えばIT企業では若く力のある企業が多いと言えます。ベンチャー企業は成長力が非常に高いため、企業と一緒に大きく成長できることが大きな魅力です。挑戦的な環境にあり、若いうちから裁量ある仕事も任せてもらいやすいため、早期のキャリアアップを目指す人が集まりやすいです。

実力主義が多い

実力主義が多いことも、IT企業ならではの特徴です。IT企業は時代の先端を行く企業が多く、国内での活躍におさまらないグローバルな企業も少なくありません。世界標準で見ると、日本のように終身雇用で年功序列の制度は珍しく、実力主義を採用していることがほとんどです。

IT企業も世界標準の考えて動いていることが多く、他業界に比べると実力主義の企業は多いといえるでしょう。また、ベンチャー企業が多いことも実力主義が増えている理由であり、より高い成長を求める人だけではなく、自身で高い成果を獲得したい人に向いています。IT企業だからといって、すべてが実力主義なわけではありませんが、割合は多く、業界全体を通して成果を重要視する傾向にあることは覚えておきましょう。

企業によって事業内容が大幅に違う

ひとくちにIT企業といっても幅は非常に広く、領域や分野は多岐にわたります。そのため、企業によって事業内容は大きく異なり、活躍する領域や分野が全く違っていることも少なくありません。IT系の仕事は、大きく分けただけでもハードとソフトがあり、これらが異なるだけでも事業内容は違ってきます。

また、そこからさらに細分化されて複数の領域に分けられるため、就職時には企業の事業内容は念入りに確認しておかなければなりません。IT企業は複数の領域、分野で活躍する場合も多いため、事業内容も複雑になりやすいです。必ずしも1本の事業に絞って取り組んでいるとは限らないため、事業内容をしっかり確認して、詳細まで理解を深めておかなければなりません。

IT企業の職種

IT企業に就職するなら、働きたい職種を決めておくといいでしょう。IT企業には幅広い種類があり、その中から職種まで選ぶとなると、選択肢はかなり広がります。志望する企業を決めるだけでも時間がかかりやすく、そこから職種も決める必要があるため、応募先の選定は早めに考えておかなければなりません。どのような職種で働くことができるのか、職種別の特徴を踏まえて知り、何が自分に合っているかも考えてみましょう。

総合職

IT企業の総合職は仕事の範囲が広く、企業によって内容が大幅に異なることもあるため注意が必要です。総合職の場合、まずは営業になることが多く、そこからキャリアを積んで別の部署に異動するというのが一般的です。企業によっては企画やマーケティングなども総合職に該当するため、将来的にそれらを目指す人は総合職を選びましょう。

また、人事や総務、法務といった業界・企業に関係なく存在する職種も、基本的には総合職に含まれることが多いです。IT企業=理系が活躍する場とイメージする人も多いでしょうが、文系でも活躍できるフィールドはあります。総合職は職種の幅が広いため、就職時には他の職種までチェックして、志望先を選ぶことが大切です。

エンジニア職

エンジニア職はSEやプログラマなどが該当し、これらは理系の学生が多く活躍しています。エンジニア職=専門職と考えられがちですが、実はそうとは限りません。エンジニア職でも文系から就職することは可能で、全く知識がなくても、SE、プログラマになれる可能性はあります。もちろん、就職してから必死に勉強しなければならず、仕事をしながら知識を身につける必要があるため、ハードになりやすいことは理解しておきましょう。

また、SEとプログラマを混同する人も多いでしょうが、これらは全くの別物です。プログラマは実際にプログラミングを組んで、システムを作ることが仕事です。対してSEはプログラマを統率する役目で、自身でもプログラミングを組むことはありますが、基本的にはチームリーダーの役割を担うと考えましょう。

IT企業に就職するには

IT企業には多くの学生が憧れを持っていますが、人気が高いため高倍率になりやすく、就職するのは簡単ではありません。また、単に高倍率というだけではなく、そもそも就職のハードル自体も高いため、就活を攻略するにはしっかり事前準備をおこなうことが大切です。IT企業に就職するには何が必要かを知り、ポイントに沿って入念に準備を進めることが、就職を成功させる第一歩となります。IT企業に就職するためにも、事前準備は徹底しておこないましょう。

業種・分野を決める

IT企業に就職するには、まずは志望する業種や分野を決めることが大切です。IT企業を目指すという目標だけではあまりにも漠然としており、これでは志望先の選定ができません。ひとくちにIT企業といっても数は膨大で、ベンチャー企業は増え続けているため、選択肢も常に拡大していると考えましょう。

多すぎる選択肢を適切な量に絞り込むことが大切なため、やりたいことを明確にして、それが本当に実現できる企業だけに志望先を限定することが大切です。IT企業に就職して何をしたいのか、何を求めてIT業界を志望するのかを考えて、目指す業種と分野を決めましょう。大まかな方針を決めた上で、さらに細部までチェックして、選択肢をさらに絞り込んでいくことが大切です。

自己分析を徹底する

就活を攻略するには自己分析の徹底は必須であり、IT企業を目指す場合もこれは同じです。ただし、IT企業への就職を考えるなら、ベンチャー企業への適性があるかも含めて分析しておきましょう。IT業界ではベンチャー企業でなくても、ベンチャー気質の企業は多く、挑戦的な風土になることが多いです。

ベンチャー企業、およびベンチャー気質の企業に就職するメリットは数多くありますが、すべての人に合っているとは限りません。人には向き不向きがあり、不向きな人が就職すると、いくら憧れていても長く続けられない可能性があるため注意が必要です。自身の特徴を掘り下げることはもちろん、ベンチャー企業への適性があるかも考慮しながら理解を深めて、本当にIT企業を志望してもよいか考えてみましょう。

インターンに参加する

IT企業にスムーズに就職したいなら、インターンに積極的に参加するのもおすすめです。インターンに参加することで、業界や企業、仕事への理解を深めることができ、選考も有利に進めやすくなります。加えて、IT企業やベンチャーとの適性も判断しやすいため、就職後のミスマッチも減らしやすいでしょう。また、IT企業は実力主義が多いため、インターンで実務を経験させ、活躍できそうと感じたなら選考で優遇するケースも多いです。

長期インターンの場合、インターン中に内々定が決まることもあり、就職の可能性を少しでも高めたい人にはおすすめです。インターン中に内定が決まらなくても、選考を有利に進めやすくなるのは確かなため、参加して損はないでしょう。

IT企業の就職に必要なスキル・資格

IT企業は実力主義を採用している場合が多いため、就職するにはスキルや資格が必要なのではないかとイメージする人も多いでしょう。スキルや資格を持っているなら、評価されやすいことは確かで、選考もより有利に進められます。しかし、実力主義=就職時にスキルや資格が必須とは限らず、就職後に活躍できることを考え、将来性を重視して採用を決める企業もあります。企業によって採用の方針は違いますが、業界全体を通して、スキルや資格はどのように就職に関わってくるのかを知っておきましょう。

チャレンジ精神

IT企業に就職するなら、チャレンジ精神は必須です。新しいものやことにも恐れず挑戦できることが大切であり、主体的に動く積極性が求められます。IT企業ではベンチャー気質で、企業として新しいことに挑戦することも多く、常にチャレンジする姿勢が求められます。新しいことに挑戦する中で多くの物事を経験し、成長することが求められるため、チャレンジ精神がない=挑戦できずに成長もできないとなる危険性が高いです。

成長できないと当然企業での居場所もなくなり、仕事についていけなくなる可能性があります。受け身で仕事を待っている人には向かないため、自分から積極的に行動して、仕事を取りに行くと考えることが大切です。

最新の知識や技術を受け入れる柔軟性

最新の知識や技術を受け入れる柔軟性も、IT企業で求められるスキルのひとつです。IT企業は時代の最先端を行くことが多く、業界や企業で関わるものも最新のものが多いです。新しいものを拒絶する姿勢はIT業界ではNGであり、どのようなものでもまずは受け入れなければなりません。

また、受け入れるだけではなく、自分のものにして使いこなすことも大切で、環境の変化に対応できる柔軟性は必須のスキルといえるでしょう。環境が目まぐるしく変化することも多いため、常に同じ環境で同じことをしていたい人には不向きな職場です。反対に常に違うことをやって刺激を求めたい人にはおすすめで、変化を受け入れ、前向きに楽しめることが大切でしょう。

必須資格はない

IT企業への就職をイメージすると、パソコン関係の資格が必須のように思う人も多いでしょうが、実はそうでもありません。就職時に必須資格を設けていることは少ないです。企業ごとに規定は違いますが、ほとんどの場合で資格なしでも問題はなく、無資格未経験の新卒でもチャレンジはできます。IT業界で求められるのは、資格の有無ではなく、実際に仕事ができるかどうかです。

資格を持っていても、それが仕事に活かせないと高評価にはなりづらいことは理解しておきましょう。もちろん、仕事に関連する資格を持っていると、アピールの武器になることは確かです。資格は絶対的に必要なものではなく、持っているとアピールの題材にひとつになる程度であることは理解しておきましょう。

必要なスキルを把握してIT企業就職を目指そう

IT企業への就職を目指すなら、仕事でどのようなスキルが求められるかを把握することが大切です。IT企業で求められるのは、「チャレンジ精神」と「柔軟性」であり、環境の変化を楽しみ、恐れることなく前向きに仕事に取り組めることが重要視されています。IT業界は移り変わりが激しい業界のため、企業での動きも活発で、常に同じ場所にいることはほとんどないと考えましょう。

変化が激しい仕事だからこそ、そこに携わる人たちも時代の流れに合わせて変わっていかなければなりません。最先端を行く仕事だからこそ、常に前を向き続け、進み続けることが求められます。漠然としたイメージではなく、明確なビジョンを持ってIT企業への就職を目指しましょう。

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