2020年06月25日(木) 更新
強みを就活で聞かれた際の上手な答え方や例文をご紹介【一覧つき】
目次
就活では強みを聞かれることが多い
就活では自身の強みを聞かれることが多く、これにどのように答えるべきか分からず困っている人は多いでしょう。強みを問われているからといって、何でも好き勝手にアピールして高評価になるわけではなく、その企業に合った強みを提示しなければなりません。強みの伝え方は非常に重要で、何を伝えるかはもちろん、どのように伝えるかも意識する必要があります。
同じ内容でも伝え方次第で与える印象は変わり、得られる評価も違ってきます。また、伝え方が分からない以前に、そもそも自分の強みを見つけられずに困っている人も多いでしょう。強みの見つけ方から上手なアピールの方法まで知ることが、高評価を獲得して選考をスムーズに進めていくための秘訣です。
自己分析の浅さは、人事に見透かされる
就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。
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就活で強みが聞かれる理由
強みを上手にアピールするには、そもそもなぜ就活で強みが聞かれるのかという理由を把握する必要があります。就活では幅広い観点から質問をされますが、それらにはすべて意図があります。つまり、強みを問う質問も、企業は何らかの意図を持って聞いているため、企業が何を知りたがっているのかを把握し、それに合わせた回答を心がけることが大切です。質問される理由を知り、見られているポイントを把握することで、強みをより上手にアピールするための第一歩になるでしょう。
人柄を知るため
企業が就活で強みを聞くのは、学生の人柄を知るためです。ひとくちに強みといっても、どのような能力、特徴を持っているかは人によって違います。持っている強みの内容や種類によって人柄が見られており、それを見て評価を決定していることは理解しておきましょう。
そもそも選考での質問はすべて学生を知るためにおこなわれており、強みの質問も目的は同じです。質問によって企業が知りたがっている観点は異なり、強みの場合は仕事で活かせる特徴が見られていることを意識しましょう。また、人柄を知るために強みを深堀りして聞きたいと考える企業は多いため、深堀りされてもいいようにアピール内容は念入りに考える必要があります。自分らしさを伝えることを意識し、個性が発揮できる内容でアピールすることが大切です。
企業との相性を見るため
企業との相性を見ることも、強みが問われる理由のひとつです。強みはその学生の特徴的な部分、人より優れた部分ですが、優れたものを持っている=企業で活躍できるとは限りません。企業で活躍するには相性のよさは非常に重要で、どれだけ優秀な人でも相性が悪いと活躍するのが難しく、場合によっては企業にとってマイナスになる可能性もあります。
企業が求めるのは自社で活躍し、利益に貢献できる人材であり、相性がよくて企業と一緒に成長できる人材です。提示する強みによって相性の良し悪しは見られており、相性が悪いと判断されると、それだけで印象は悪くなってしまいます。提示する強みは慎重に決める必要があり、志望企業に合ったものを選びアピールしなければなりません。
意欲の高さを見るため
就活そのものや、企業への就職意欲の高さを見ることも、企業が強みを問う理由のひとつです。強みを提示するには、まずは自分自身への理解を深める必要があり、何が自分の強みと言えるのかを探さなければなりません。強みは見つけるだけでも苦労することが多く、それを上手に伝えるにはさらなる工夫が必要です。
上手くアピールできている=就活に臨む意欲が高く、就職意欲も高いと判断され、好印象にもなりやすいでしょう。また、提示されている強みが志望企業に適しているものなら、企業理解が深いことも伝わり、さらに好印象になりやすいです。反対に言えば、どれだけ素晴らしい強みを持っていても、上手に提示できていないと、それだけで準備不足が疑われ、意欲も低いと思われるため注意しなければなりません。
就活で使える強みの見つけ方
強みを上手にアピールするには、まずは何を題材に伝えるかを考えなければなりません。題材選びは悩みやすいポイントであり、そもそも何をアピールすべきか分からず困っている人も多いでしょう。スムーズにアピールするには、強みの上手な見つけ方を知ることが大切です。強みの見つけ方を知っておくと、複数パターンの題材を見つけることができ、志望企業の特徴に合わせて提示するものを使い分けることができます。
自己分析を徹底する
就活で使える強みを見つけるには、自己分析を徹底する必要があります。自己分析では自身の過去の経験から印象的なものをピップアップし、さらに深堀りして自分がどのような人間かを見つけ出します。まずは情報を整理するために、大学時代の印象的な出来事を箇条書きにして書き出してみましょう。この時点で題材が少ないなら、高校、中学までさかのぼって書き出しても構いません。
書き出した出来事ではどのようなことがあったかを考え、そこで経験したことをさらに詳細に書き出します。印象的なエピソードの中で、自分がどのような役割を担ったか、能力、人柄を発揮したかを考えると、自分らしいポイントが見つけられるでしょう。プラスの要素があるものはすべて長所になるため、それも書き出して、別の表にまとめておくのがおすすめです。
他己分析もおすすめ
自己分析に行き詰まりを感じた場合は、周囲の人に分析を依頼するのもおすすめです。第三者から分析してもらうことを他己分析と言い、他己分析では自己分析とは違った結果が出てくることも少なくありません。自己分析も経験を客観視して自分がどのような人間かを導き出しますが、どれだけ徹底しても少なからず主観的な意見は混ざってしまいます。
主観が入るからこそ見つけられないこともあり、他己分析だからこそ見つけられるポイントがあることは理解しておきましょう。他己分析なら100%客観視された意見のため、信憑性は高く、自己分析を深めるための手掛かりになることもあります。すべて自分の力だけでやるのは限界があるため、必要に応じて周囲の人の力を借りることも大切です。
就活で強みをアピールする方法
アピールに使える題材を見つけた後は、それをどのように伝えるかを考えなければなりません。強みはただ提示するだけで高評価を獲得することはできず、伝え方次第ではマイナスの印象を与えてしまう可能性すらあります。アピール方法を工夫することは非常に重要で、少し意識するだけで格段に高評価が得やすくなります。強みをより魅力的に伝えるにはどのような点を意識することが大切なのか、ポイントを知って上手にアピールしましょう。
結論から述べる
強みを伝える場合は、最初に結論を提示しましょう。「私の強みは○○です」と冒頭から述べることで、これから何についてアピールしようとしているのかが明確になり、印象的に伝えやすくなります。強みのアピールは採用担当者の印象に残ることも大切で、少しでもインパクトを持たせるには結論ファーストで伝えることは必須です。
結論を後回しにしてしまうと、最後まで聞かないと何が強みなのかが分からず、退屈な印象を与えかねません。最後の最後まで強みが分からず、結局何をアピールしたいのか分からなくなる可能性もあるため注意しましょう。最初に強みを提示することでアピールの方向性も定まり、より簡潔に分かりやすく伝えられます。
具体的な根拠を提示
結論を述べた後は、具体的な根拠を提示することが大切です。どのような経緯でその強みを身につけたのか、あるいは強みを活かして活躍した経験を述べ、本当に身についていることを証明しましょう。具体的な根拠を提示するには、エピソードを使って伝えるのがおすすめです。
強みに関する具体的なエピソードを詳細まで伝えることで、アピールの信憑性は高まり、自分らしさを表現することもできます。根拠づけは非常に重要な部分であり、アピールの根幹を担っていると考えましょう。どれだけ素晴らしい強みを提示できても、それが身についていることを証明できないと、高評価を得ることはできません。
企業での活かし方に繋げる
強みをアピールする場合は、最終的に企業での活かし方に繋げることが大切です。これはどのような強みを提示する場合でも同じで、仕事での再現性を提示できないとアピール力が半減するため注意が必要です。企業は自社で成長し、活躍できる人材を採用したいと考えています。
華々しい強みがあっても、企業での活かし方が提示されていない、あるいは活かせないものだとアピールとして弱いといえます。仕事での再現性は強みのアピールでもっとも重要な部分のため、具体的に伝えることを意識して締めくくりましょう。
就活で使える強みの一覧
強み一覧
- 協調性がある
- チームワーク力がある
- 継続力がある
- 向上心がある
- 好奇心旺盛
- チャレンジ精神がある
- 計画性がある
就活で使える強みの例としては、上記のものが挙げられます。他にも強みに該当する要素は数多くあるため、自分には何が眠っているかを考え、幅広い視野から考えることが大切です。強みに該当するのはすべて前向きなワードであり、少しでもネガティブな要素があるものはNGだと考えましょう。最低3つ程度は強みを把握していると、企業に合わせた使い分けもしやすいです。
就活での強みのアピール例文
例文
私の強みは協調性があることです。異なる意見も取り入れて、場をまとめることが出来ます。大学では学園祭の実行委員を担当し、会長を務めました。これまでの学園祭は誰でも参加できるようになっていましたが、他学生とのトラブルも多いため、自校の生徒だけに参加を絞るべきではないかという意見も出ました。
人が集まりやすいイベントに関しては全て予約制にして、その他は自由参加にしてはどうかと妥協案を提案し、これによってトラブルの件数も減りました。御社ではチームのまとめ役になって、全員の士気を高めることで、チーム力を上げてより大きな仕事に挑戦し、成功を勝ち取って活躍したいと考えています。
例文では協調性を題材に、強みをアピールしています。単に協調性があるとせず、異なる意見を取り入れ、場をまとめられると具体的に能力を述べることで、より伝わりやすくなっているでしょう。結論ファーストで伝えている点も、評価されるポイントです。結論の次には能力を発揮したエピソードが語られており、根拠も上手に提示できています。企業での活かし方にも言及されており、仕事への強みの再現性もアピールできているでしょう。
就活では強みを具体的にアピールしよう
就活では履歴書からエントリーシート、面接まで幅広いシーンで強みを聞かれることが多いです。強みは見つけるだけでも大変で、さらにアピールをするとなるとさらにハードルは上がりますが、それぞれポイントを理解しているとそれほど難しくはありません。強みは見つけ方、アピールの仕方にポイントがあるため、それらへの理解を深めることが大切です。
強みを上手に伝えるには、自分が提示したいものを題材にせず、必ず企業目線で考えましょう。企業が何を求めているのか、どのような強みを持つ学生を採用したいと考えているかに想像を巡らせることで、上手にアピールするヒントが得られます。できるだけ具体的に強みをアピールし、高評価を獲得して就活の攻略を目指しましょう。
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