2019年02月06日(水) 更新

面接の服装とは|指定なし・服装自由・私服指定の場合の対応をご紹介

面接ではどのような服装が適切なのか

面接では質問への受け答えだけではなく、服装についてもチェックされています。服装次第で身だしなみの印象は変わり、評価にも大きく影響してしまうことは理解しておきましょう。面接では特に第一印象が重要視されており、これは服装によって左右されることが大きいです。

どのような服装をしているかで、面接での第一印象が大きく決められるということになります。これはマイナスのイメージはもちろん、プラスのイメージでも同じことが言えます。第一印象で好印象を与えるためにも、面接時の正しい服装をマスターしておきましょう。

面接の服装の基本

面接で服装から好印象を獲得するには、まずは基本的な身だしなみから把握しておくことが大切です。就活では企業によって求められる服装が違い、面接の段階ごとに異なることも少なくありません。服装の指定が付けられることもあり、条件次第でどのような服装がふさわしいかは変わると考えましょう。基本となる服装を押さえて、状況に合った装いで臨むことが好印象を獲得するための鉄則です。指定ごとの違いを知って、どのような状況にも上手に対処しましょう。

指定なし:スーツ

服装の指定がない場合は、基本的にスーツで臨みましょう。就活の服装の基本はフォーマルなスーツと考えられており、指定がなくてもスーツで参加するのは当たり前と考える企業は少なくありません。指定がないからといってスーツ以外の服装で臨んでしまうと、その時点で大幅に減点対象となり、評価を下げられてしまうことも多いです。

スーツでの参加は基本で、身だしなみはピシッと整えることが就活の鉄則です。スーツは就活だけではなく就職後も必要になることが多いため、複数着購入しておくといいでしょう。全シーズンを通して着られるようオールシーズンの物を選ぶ、あるいは時期ごとの物を購入して使い分けるのもおすすめです。

服装自由:スーツor私服

服装自由と指定がある場合は、スーツか私服どちらかでの参加となります。自由だからといって何でも着ていいわけではなく、私服はオフィスカジュアルになることは理解しておきましょう。また、スーツでもOKなので、無難にいきたい人はスーツがおすすめです。服装自由の場合は判断に迷うことも多く、場合によっては私服で参加すると評価を下げられるということもあります。

そのため、迷った時はスーツと考えておくと余計な失敗がなくていいでしょう。スーツか私服かは志望する業界によって変えることも大切です。金融系のように堅い仕事ならスーツ、アパレルや美容系の仕事なら私服がおすすめでしょう。志望先企業の雰囲気にも違いがあるため、様子を見ながら服装を使い分ける必要があります。

私服指定:オフィスカジュアルが基本

私服を指定されている場合は、スーツではなく私服を着るのが無難でしょう。私服指定でスーツを着てしまうと、場合によっては指定を守っていないと判断され、評価を下げられる可能性があります。私服指定の場合でもラフな格好はNGで、オフィスカジュアルを心がけなければなりません。

企業によって私服を指定する理由は違いますが、TPOに合った装いができるか、個性を知るために私服を求める企業は多いです。服装のこだわりがなく、私服でも何でもいいとする企業もありますが、これは稀なケースでしょう。基本的に私服指定でも評価されているポイントがあると考え、当日の服装はこだわって選ぶことが大切です。

面接で好印象を与える服装(スーツ編)

企業からの指定に合わせて服装を選ぶのは大切ですが、これは大前提の部分です。指定に合わせた服装をしているだけでは、プラスの評価になりません。さらに好印象を与えるには、着こなしまで工夫して考える必要があります。スーツの場合もこれは同じで、単にスーツを着ているだけで印象がよくなるわけではありません。好印象を与えるにはどのような着こなしが必要か、まずはスーツの場合で考えていきましょう。

無地のダークカラー

就活で着用するスーツは無地が基本で、色はダークカラーを選びましょう。柄付きのものはカジュアルに見えやすく、印象が悪くなりやすいです。薄いストライプだとそれほど目立ちはしませんが、それでも無地よりはカジュアルに見えるため、避けたほうが無難でしょう。ビジネスマンでも柄付きのスーツを着ている人はいますが、ビジネスマナーと就活マナーは完全に一緒ではありません。

就活マナーではよりフォーマルさが重視されるため、無地を選ぶのがおすすめです。ダークカラーは大きく黒色、紺色、グレーの3つに分けられ、どれを選んでも問題ありません。色によって与える印象が若干違ってくるため、与えたい印象に合わせて選び分けてもいいでしょう。

シャツは白無地がおすすめ

スーツの中に着るシャツは、白色の無地がおすすめです。中のシャツもスーツ同様フォーマルさが求められており、カジュアルに見えるものを着るのはNGです。もっともフォーマルに見えるのは白色無地で、これならマイナスの印象を与えることはないため安心でしょう。

シャツは多少の柄が入っていても問題ない場合もありますが、線引きが難しいため注意が必要です。他の学生と差別化を図りたいなら、できるだけ目立たない線の細いストライプがおすすめです。柄付きのものを選ぶ場合は色は白が鉄則で、青や薄いピンクなどはNGです。これらもビジネスマンは着ている人が多いですが、就活時にはふさわしくないと判断されやすいです。

細部のアイテムにも注意する

スーツの着こなしは細部まで見られており、ベルトやネクタイ、靴、カバン、時計などにも注意しましょう。フォーマルであることが大切で、色はダークカラーが基本、素材にも気を付ける必要があります。身だしなみは一部だけではなくトータルで見られているため、少しでもカジュアルな部分があると全体とのバランスが悪く感じられ、印象が悪くなりやすいです。

細部までこだわって整えることで、全体的によりフォーマルさを演出することができ、第一印象もよくなりやすいでしょう。それぞれ細かいポイントはありますが、正しく着こなすこと目立ち過ぎないことを意識するのがおすすめです。フォーマルさを念頭に置き、カジュアルにならないよう注意しましょう。

面接で好印象を与える服装(私服編)

スーツの着こなしは実はそれほど難しくなく、基本さえ守っているならフォーマルに整えることは簡単です。問題は私服の場合で、オフィスカジュアルを守るのが難しいことは理解しておきましょう。そもそもオフィスカジュアルに明確な線引きはなく、企業によってどこまでをOK、NGとしているかは異なります。オフィスカジュアルは企業で過ごしても違和感のない服装である必要がるため、フォーマルに近い格好を心がけることが大切です。

ジャケットとパンツスタイルが一般的

オフィスカジュアルはジャケットとパンツを組み合わせたスタイルが一般的で、これは男女ともに共通しています。ジャケット+パンツならアイテムの組み合わせはスーツと同じため、比較的フォーマルに見えやすいです。女性の場合は、ジャケットにスカートでもOKで、着こなしの幅が広いことは覚えておきましょう。

ただし、ジャケット+パンツ、あるいはスカートだからといって、それだけでフォーマルに見えるわけではありません。ジャケット+パンツの場合は、上下で色を揃えないようにし、カジュアルなセットアップに見えないよう注意が必要です。反対にジャケット+スカートの場合は上下で色を揃えたほうがフォーマルに見えるため、女性はこの違いにも注意しなければなりません。

ダークカラーを基調にする

スーツの場合と同じで、私服指定の場合でもフォーマルさを演出するために、アイテムはダークカラーを基調とするといいでしょう。黒色、紺色、グレーは基本として、さらに茶色も選択肢に含まれます。外側の目立つ部分、ジャケットやパンツはダークカラー、ジャケットの中に着るシャツは白色を選ぶと、私服でもフォーマルさを出しやすいです。例えば黒のジャケットに茶色のパンツ、中には白色のシャツを合わせると、オフィスカジュアルのコーディネートは完成します。

この時各パーツの素材にも注意が必要ですが、デニムやスエットなどを避けているなら問題ないでしょう。黒色や紺色でシンプルにまとめるもよし、グレーと黒色でシックにまとめるもよしと、ダークカラーでも組み合わせは豊富で、それぞれで違った印象が与えられます。

ベルト・カバン・靴は革がおすすめ

私服の場合も細部の身だしなみまで見られており、ベルト、カバン、靴の3点には特に注意が必要です。これらもダークカラーが基本で、できるだけ目立たないものがよく、革製品で素材まで合わせると好印象を与えやすいでしょう。革製品ならフォーマルな場で使えるものも多く、私服に合わせてもカジュアルになり過ぎません。加えてダークカラーで要所を引き締めることで、全体的にフォーマルにも見えやすいでしょう。

細かいアイテムの素材を揃えることで、統一感も出てセンスのよさもアピールできます。女性の場合、靴は革靴ではなくパンプスという方法もありますが、ベルトを付けたり、カバンを持つ場合のポイントは同様です。細かいアイテムで迷った場合は革製品がおすすめと頭に入れておいてもいいでしょう。

面接の服装の注意点

面接での服装は細かいポイントまで見られているため、細部まで気を遣わなければなりません。特に注意点の存在を把握し、それを踏まえて服装を考えることも大切です。正しいアイテムが選べていても、注意点が守れていないとそれだけで印象が悪くなり、評価を下げられてしまう場合もあります。身だしなみの評価に油断は禁物で、少しの気の緩みが評価ダウンに繋がってしまうことは理解しておきましょう。細部の注意点を知り、こだわった服装で面接に臨むことが大切です。

サイズ感

面接での服装は、サイズ感が重要です。同じ服装をしている場合でも、サイズ感の違いによって与える印象は大幅に異なることは理解しておきましょう。サイズ感は基本的にはジャストサイズを選ぶことが大切ですが、女性の場合は少しだけゆとりを持たせるのがおすすめです。

ジャストサイズだと窮屈に感じてしまう場合は、ゆとりを持たせたほうが着心地もよく、見た目の印象もよくなる場合が多いです。特にシャツはサイズ感が難しく、胸元が詰まってしまうなら、ワンサイズ上げたものを選んでもいいでしょう。サイズは違和感がないものを選ぶことが大切で、小さすぎ、大きすぎと極端な印象を与えるものはよくありません。購入時には必ず試着をして、きちんと見えるサイズ感の服を選びましょう。

汚れやしわ

汚れやしわにも注意が必要で、これらが目立つと身だしなみの印象は悪くなります。面接の身だしなみで重要視されているのは清潔感で、大きく言えば清潔感の有無によって評価の大部分は決定しています。正しいアイテムを選びきちんと着こなすことでフォーマルに見え、清潔感もアピールできます。しかし、汚れやしわが目立つとだらしない印象を与えるのです。

何日も連続して同じものを着ていると汚れが目立ちやすく、しわも残りやすいため、予備を何着か持っておくのがおすすめです。清潔さは常に保つことを心がけ、面接直前には、ゴミやほこりが付いていないかも入念にチェックしておくといいでしょう。

面接の服装はマナーを守り清潔感を大切にしよう

面接では服装も評価の対象で、身だしなみによる印象は非常に重要です。身だしなみでマイナスの評価を受けてしまうと、第一印象も悪い場合が多く、面接でも不利になってしまいます。最初の印象が悪いと、以降はマイナスの印象が先入観でついてしまうため、これを覆すのは非常に難しいです。

服装で面接の評価の大部分は決まるとも言えるため、その場に合った服装を心がけましょう。面接時の服装はスーツから私服までありますが、両者に共通して言えるのは、フォーマルさや清潔感が大切ということです。アイテムの選び方はもちろん、着こなしまで工夫しなければなりません。その場に合った正しい服装、着こなしを心がけ、身だしなみから好印象を与えましょう。

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