2019年02月08日(金) 更新
SPI3とは|問題の特徴や事前対策についてご紹介
SPI3の対策をしよう
就活を攻略するには、SPI3の対策が必須です。SPI3は適性検査の一種であり、特にメジャーな種類です。適性検査は種類ごとに特徴が違うため、それぞれの対策をしなければなりませんが、SPI3は特に採用企業が多いだけに対策必須といえるでしょう。適性検査は選考でも初期段階におこなわれることが多く、足切りのために用いられることも少なくありません。
合格のボーダーとなるラインは企業によって違いますが、一定以上得点できないと、問答無用で不合格になるケースが多いため注意が必要です。選考初期におこなわれることが多いからこそ、早めに対策を進めることが求められます。SPI3とはどのようなものなのか、基本的な理解も深めつつ、上手な攻略法を学びましょう。
SPI3とは
SPI3とは、リクルート社が提供する適性検査のひとつです。もともとはSPIという形式で公表されていましたが、徐々に改変されてバージョンアップし、現在のSPI3となっています。初期のSPIと現在のSPI3は大部分は同じですが、性格検査や一部受験の機能が変更になっていることは理解しておきましょう。SPI3に変更したのは2013年頃で、以降はSPI3が主流となって使用されているため、過去バージョンはそれほど気にする必要はありません。
SPI3は自宅で受けられるWEBテスティングから、専用会場で受けるテストセンター方式、企業で受けるペーパーテストまで幅が広いです。多くの企業に採用されている適性検査の中でも、もっともメジャーなものがSPI3であると考えましょう。
SPI3で出題される問題
SPI3では出題される問題が決まっており、どの形式でこれは共通しています。問題は大きく2つに分けられ、それぞれの結果を総合して、最終的な評価を決めると考えましょう。2つの結果をもとに評価を判断するため、どちらか一方が突出してできるだけでは、合格できない可能性も高いです。バランスよく結果を出すことが大切であり、両方についての理解を深めておかなければなりません。それぞれどのような問題が出題されるのか、基本的な内容を知っておきましょう。
能力検査
能力検査は基本的な学力を問う問題で、言語と非言語の2つの分野に分けられます。言語は国語、非言語は数学の問題であり、両方の得点を総合して評価が決まると考えましょう。言語では長文読解の問題が多く、非言語は独自の計算問題から表の読み取りなど、幅広く出題されるのが特徴です。
非言語は数学系の問題のため、文系の人が特につまずきやすいです。どちらかが極端に出来ておらず不合格になるというケースは多いため、注意しなければなりません。また、企業によっては英語の問題が出題されることもあります。業務で英語を使用する可能性が高い企業はで出題される可能性が高いため、志望先ごとの特徴をしっかり把握しておきましょう。
性格検査
性格検査は、学生の個性や仕事への適性を見るための問題です。学力に関係なく選択式で解答できる問題のため、事前準備は特に必要ありません。直感で答えることができ、基本的に対策は能力検査のみに絞られるでしょう。ただし、直感で解答できるからといって簡単に攻略できるわけではなく、適性なしと判断されて不合格になることも多いです。
また、自分を魅力的に見せようとして嘘の解答をしてしまうと、それを見抜かれて評価を下げられることもあるため注意しましょう。性格検査は正直に解答することが大切で、検査結果はその後の面接時の参考にされる場合もあります。仮に適性検査を突破しても、面接での人物像との間に大きな違いがあると、嘘をついているとみなされ、不合格になることもあるため注意が必要です。
SPI3の特徴
適性検査といっても種類は豊富で、SPI3はあくまでそのひとつに過ぎません。適性検査の種類ごとに特徴は異なり、その違いを正しく把握することも攻略を目指す近道です。SPI3には特有の特徴があり、スムーズに高得点を獲得するためには、細部まで理解を深めておかなければなりません。どのような問題が出題されるかだけではなく、問題自体の特徴に目を向けることも大切です。基本的な理解をさらに深めて、よりスムーズな攻略を目指しましょう。
問題はそれほど難しくない
SPI3でつまずく人は多いですが、実は問題の難易度自体はそれほど高くありません。基本的には中高生レベル程度であり、じっくり考えると分かる問題も多いでしょう。ただし、すぐには答えが出ないことも多いため、より確実に攻略するためには、事前対策を念入りにやっておかなければなりません。
中高生レベルといっても、各単元の基本的な理解が深められていないと、スムーズに解答するのは難しいです。特に非言語の問題は基礎の積み重ねが必要になるため、数学が苦手な人は、より念入りな対策をしておかなければなりません。
制限時間が短い
制限時間が短いこともSPI3ならではの特徴です。問題の難易度がそれほど高くないのにつまずく人が多い理由はここにあり、シビアな制限時間によって、失敗する人は少なくありません。テストの形式にもよりますが、制限時間は問題全体ではなく、1問単位で定められている場合もあります。
定められていた時間を過ぎると自動で次の問題に飛んでしまい、前の問題には戻れなくなってしまいます。時間に追われると解答できない問題が増えて結果的に点数も低くなり、不合格になりやすいでしょう。加えて、時間を気にし過ぎて焦るあまりにケアレスミスをすることも少なくありません。制限時間という大きなプレッシャーによって失敗する人が多いことは理解しておきましょう。
SPI3の事前対策
SPI3を攻略するには、事前対策を念入りにおこなうことが大切です。対策なしで合格するのは非常に難しく、就職難易度の高い企業ほど、ボーダーを超えるだけでも一苦労でしょう。反対にいえば、しっかり対策ができているならそれほど難しくなく、スムーズな攻略を目指すことも可能です。SPI3を攻略できるかどうかは、事前対策がしっかりと効率的にできているかがポイントといえるでしょう。上手なやり方を知り、徹底して準備を進めることが大切です。
問題集を使って対策
SPI3を攻略するには実際の問題に慣れることが大切なので、基本的には問題集を使って勉強するといいでしょう。一般教養の教材や、中学・高校時代の教科書を振り返って勉強することも可能ですが、範囲が広すぎてSPI3に該当しない部分も多くなります。中高生レベルが多いからといって、その期間に勉強したこと全てが範囲になっているわけではありません。
余計な範囲まで勉強してしまうともったいないため、出題範囲をピンポイントに絞った問題集を利用するのがおすすめです。SPI3は適性検査の中でも特にメジャーな種類のため、対策用の問題集は数多く発売されています。自分に合ったものを選び、事前対策を進めましょう。
おすすめの問題集
SPI3の対策をするなら、【主要3方式<テストセンター・ペーパー・WEBテスティング>対応】これが本当のSPI3だ! 【2020年度版】がおすすめです。この本では、SPI3の主要3方式である、テストセンター、ペーパーテスト、WEBテスティングを、1冊で網羅しています。
同じSPI3でも方式によって細かい特徴は違い、それぞれに対応できるのは大きな魅力でしょう。加えて、実際の出題範囲を網羅した精巧な再現問題も多く掲載されており、より実践的な感覚を磨きながら対策ができます。掲載されている問題数は多く、分かりやすく解説もされています。SPI3対策の決定版とも言えるため、持っておいて損はないでしょう。
反復練習が基本
SPI3では、出題される問題の範囲がある程度決まています。問題の詳細部分は違いますが、骨格部分は同じため、何度も反復練習して問題の形式自体に慣れることが大切です。問題の形式を把握していると、細かい条件や数値が変わったとしても、素早く解法に当てはめて考えることができます。
これは特に非言語の分野で有効な対策方法で、覚え込むくらい何度も反復練習することで、解き方そのものを身につけることができるでしょう。もちろん、言語の分野でも有効な手段で、問題のパターンを覚えておくと、実際の問題を目にしても焦らずに考えることができます。問題集は1冊だけでも構わないため、何度も反復練習して問題を見てすぐに解答が分かるくらいまでに仕上げておきましょう。
解答時間を意識する
SPI3の難しさは短い制限時間設定にあるため、これをクリアするための対策もしておかなければなりません。練習の段階から解答スピードを常に意識し、より早く正確に解くことを心がけましょう。大切なのは速さと正確さを両立させることで、どちらか一方だけでは高得点を獲得するのは難しいです。解答スピードを速めたいなら、勉強時から時間を測って正しい時間感覚を身につけるのがおすすめです。
時間を区切らずだらだら勉強するよりも、短い時間で区切って短期集中でおこなうことで、集中もしやすく勉強効率も上がるでしょう。SPI3は時間との勝負になることも多いため、解答スピードを常に意識し、練習時点から正しい時間感覚を持って対策することが大切です。
SPI3の対策は就活攻略には必須
選考の一環に適性検査を採用する企業は多いため、就活を攻略するには事前対策をしっかりしておかなければなりません。ひとくちに適性検査といっても種類が多く、企業ごとに採用しているものは違います。それぞれで特徴も異なるため、出題される種類に合わせて対策することが大切ですが、SPI3は多くの企業で登場するため、特に念入に対策しておいたほうがいいでしょう。
SPI3は問題の難易度自体はそれほど高くないため、しっかり対策をしておくとスムーズに攻略できます。問題は解答時間の短さですが、これも練習段階から速さを意識して取り組むことで乗り越えられます。問題の特徴や正しい対策方法を知って事前準備を徹底し、念入りな準備によってSPI3の確実な攻略を目指しましょう。
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