2019年10月01日(火) 更新

面接で失敗したことを聞かれる意図と好印象を与える答え方のコツ|自己PRに役立つ例文もご紹介

就活生が考える挫折した経験を面接で伝えるコツは?

就活生の声

キャリアパーク会員の就活生を対象に「面接で挫折した経験の伝え方のコツがあれば教えてください!」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • そこから何を得たかを伝える
  • その挫折をどうやって乗り越えて、今どう活かされてるのかまで話す。
  • 特にないです
  • 自分なりに原因を探し「次からはこうする」などの対処法を見つける

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「面接で挫折した経験の伝え方のコツがあれば教えてください!」

アンケートからいただいた回答によると、「挫折を乗り越えた今、自分自身にどう活かされているのか」や「挫折から得たもの」について面接で伝える傾向にあることがわかりました。なるべく自分のことをポジティブにアピールしたいと考えた時、挫折した経験を話すのは評価ダウンにつながるのではと思う方もいるかもしれません。しかし、伝え方を工夫することによって、より自分の強みを適切にアピールすることができるのです。では、一体どのような内容で伝えれば、失敗や挫折が有効なアピールにつながるのでしょうか。

面接で失敗したことを聞く意図とは?

面接において失敗したことを聞かれる場合、どのような意図があるのでしょうか。面接官は失敗したことを質問して、あなたがどのような人間かを知ろうとしています。面接官が求める回答をするには、意図を把握しておくことが大切です。

①:失敗したことに対する向き合い方を知りたい

社会人になると、仕事においてたくさんの失敗を経験します。そのようなとき、失敗に対する向き合い方は人それぞれです。そのため、面接で過去の失敗した経験を聞いて、失敗に対する向き合い方を把握したいという意図があります。このようなエピソードから、面接官は人間性を見極めているのです。

②:失敗の原因を見極めて改善できるかが知りたい

失敗したことを面接で聞く理由には、原因を見極めて改善できるかが知りたいという意図もあります。失敗したことを次に活かすためには、原因が何かを見極めなければいけません。ただ失敗したというエピソードよりも、改善のための努力をした過程が伝わる内容の方がいいでしょう。

人生には失敗したことのある経験も必要

人生は、上手くいったことや成功経験ばかりが必要なわけではありません。むしろ、失敗した経験や挫折したことがないと、大きく成長できない場合もあります。面接では、極力よい印象を与えたいと思うものです。しかし、成功体験しかない人と失敗したことのある人では、学び得るものに差があります。失敗した経験を基に自己PRに繋げることもできるでしょう。

失敗したことから得られる強さをアピール

会社で必要とされる人材は、失敗にくじけない打たれ強い人です。挫折や失敗をした経験がある場合、めげない強さを持つ人材であるというアピールができます。失敗したことをマイナスに捉えずに、打たれ強さとそこからの成長力を伝えるようにしましょう。

「失敗したことをどのように乗り越えたか」が大切

失敗したことについて回答する場合は、どのように乗り越えたのかを明確に伝えましょう。たとえ失敗したことがあっても、どのようにフォローしたのかが大切です。乗り越えた方法をきちんと伝えられたら、困難から逃げずに立ち向かえる人と評価されるでしょう。

失敗したときの考え方や行動を具体的に伝える

失敗したことについて答えるときは、そのときの考え方や行動を具体的に伝えましょう。失敗したときにどのような考え方や行動をしたかを伝えることで、人間性をより深く伝えられるのです。失敗したときにどう感じてどのような行動をしたのか、一度紙に書いて思い起こしてみましょう。

失敗したことからの学びと活かし方をアピールする

失敗したことを伝えるときは、その経験で得た学びと今後の活かし方をアピールしましょう。失敗から学んだことがあるという人は、少なくとも自身の成長に繋がっているはずです。そして、失敗から学んだことを今後に活かすというアピールも大切です。失敗の原因究明と改善をした経験があるというのは、今後のリスクヘッジにも役立ちます。

面接ではチャレンジをして失敗したことを伝える

失敗した経験や挫折したことといっても、何でもいいというわけではありません。面接で大きなアピールポイントにするためには、どれほどのチャレンジをして、失敗をしたのかというストーリー性が必要になります。おさえるポイントとしては、自分がどれほど果敢に物事に取り組む人間であるか、そして失敗した経験も無駄にせずに活かせる人間であるかということがあげられます。

チャレンジの結果自分がどう変われたのかが大切

大事なことは、失敗した経験から何を学んだかということです。これが、面接において大きなポイントとなります。単に、失敗した経験や挫折したことを伝えて終わりでは意味がありません。それを経験したことによって、自分がどう変われたのかを伝えることが最も重要なのです。

大きなチャレンジは失敗したことの価値も大きい

大きなチャレンジほど、失敗の価値も大きくなります。チャレンジした結果失敗で終わった場合、その経験はそれだけ自身の財産になったといえるでしょう。ただの失敗談ではなく、そのときの自分の気持ちや具体的な流れを交えると面接官が想像しやすくなります。

あなたの面接力はどのくらい?

チャレンジ経験をアピールする際、身だしなみやマナーも意識する必要があります。また、自己分析や業界・企業理解がどの程度できているかも、面接で高評価を受けるために大切な要素です。今の時点で、あなたの面接力はどのくらいでしょうか?

それを知るために活用したいのが「面接力診断」です。質問に答えることで、どのスキルが足りていないのかが一目でわかります。結果を参考にすることで、時間のない就活生も効率的に対策を進められます。無料でダウンロードできるので、気軽に試してみてくださいね。

面接で失敗したこと伝える例文

例文

食品売り場を任されていたスーパーのアルバイトで発注ミスをしてしまい、予定していた数量の3倍もプリンを注文してしまったことです。私の働きぶりを信頼して発注の仕事を任せてくださった店の方に、申し訳なく悔しい気持ちでいっぱいでした。
発注ミスによる店の損失を極力抑えられるように、自作でPOPを作成して入口に掲示したり大学の友人に宣伝したりしました。直接の知り合いではない学校の人も協力してくれて、とても感謝したのを覚えています。もちろん、自分でもサークルの差し入れとして10数個購入しました。
この経験を教訓にして、必ず自分だけでなく2人でチェックした後の処理を徹底するようにしました。私はこの経験で、小さなミスが大きな損害を出す恐怖と冷静な対処の必要性、力を貸してくれる人の大切さを改めて感じました。

面接で失敗したことを伝えるには具体的なエピソードを述べる

面接で失敗したことを聞かれたときのために、質問の意図をよく理解しておくことが大切です。面接の質問には、その人の人間性を知りたいという意図が隠れています。失敗したことだけを話すのではなく、そこから何を学び得てどう活かしているのかという要素もいれられるといいですね。また、面接官が想像しやすいように具体的なエピソードを伝えると評価されやすいでしょう。失敗したことをどのようにして乗り越えたのかという、改善に至るまでの過程なども盛り込むことが大切です。

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