2020年06月29日(月) 更新

インターンシップに参加する意義・目的と経験した方が良い理由

就活生にとってのインターンシップは企業研究ができる機会

キャリアパーク会員の就活生を対象に「インターンシップに参加するメリットは何だと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

就活生の回答

  • 近くで見られる
  • わからない
  • 自分の目で見ることができる
  • 同じ意識を持っている学生に出会いやすい。
  • その企業のことについて少し理解できる

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「インターンシップに参加するメリットは何だと思いますか?」

就活生の考えるインターンシップ参加のメリットは、「近くで(企業の雰囲気などを)見ることができる」「同じ意識を持っている学生に出会いやすい」などです。確かに、実際に自分の目で見ることで企業研究が行えるのは、大きなメリットといえるでしょう。ただ、なかにはインターンシップへ参加するメリットが「わからない」と答えている人もいます。そこで本ページでは、インターンシップに参加する意義とメリットを見ていきましょう。

インターンシップの意義とは?

インターンシップとは、学生が企業で一定期間実際に働くことです。企業によって内容や期間が異なっています。
では、インターンシップの意義とはなんでしょうか。もともと医師や弁護士・公認会計士などの専門職の見習い期間を指すインターンシップですが、日本では、1997年に「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」をまとめ、制度の普及に乗り出しました。環境が大きく変化する中、学校と企業が連携し、産業界のニーズにあった人材育成を目指しインターンシップの導入がスタートしました。インターンシップの意義について確認していきましょう。

就業体験を通してミスマッチを防ぐ

インターンシップの意義としては、ミスマッチを防ぐということがあります。新卒で就業した人の3割が3年程度で仕事を辞めてしまうなど、雇用のミスマッチが問題化しました。それは、入社前に、仕事の実態や、社会人になることのイメージをしっかり掴むことができないことが原因とされたのです。その解決策の1つとしてインターンシップ制度が注目されました。

学校では学べない「働く」イメージを持つ

また、インターンシップには学校では学べない、働くイメージを持つという意義もあります。職務経験のない学生にとって、実際の仕事の世界は全く未知の領域です。学校での専攻と将来の仕事が直接関係する場合は少なく、ただ単に学校で知識を学んでいるだけでは、どうしても“働く”というイメージをはっきり持てません。そこで、職業の体験を行い、自分が働いている姿をしっかりとイメージしてもらい、将来のキャリアに役立てる。これがインターンシップの大きな意義なのです。

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インターンシップを経験した方が良い理由

インターシップの意義は伝わりましたでしょうか。ミスマッチや就業経験を積めるなど、意義はたくさんあります。意義の次はインターシップを経験したほうが良い理由を見ていきましょう。インターンシップはキャリア形成を図るうえで必要な経験なのでしょうか?

視野が広がる

一定の作業を行い給与を得る労働としてのアルバイトとは違って、インターンシップは「キャリア教育」が主目的です。仕事のすべてを体験することは不可能ですが、多くのインターンシップでは「作業」ではなく、ビジネスの仕組みや仕事全体を理解できるよう、プログラムに工夫がなされています。

企業・業界研究に役立つ

また、普通の学生生活を送っていてはなかなか知ることのできない企業について知ることができるのもインターンの利点の1つです。消費者としてなじみのある企業は知っていても、原材料や部品を扱うメーカーなどは、大手企業でも知らなかったりするものです。知っている企業でも、実際の仕事となるとどのようにビジネスが行われているのか、また、その会社にどのような職種があるのか、実はよくわかっていなかったということもよくあります。

コミュニケーションを学べる

実際の就活で、表面的なイメージだけで企業を選んでしまうというミスマッチを防ぐためにも、インターンシップの参加は有効です。職場には世代の離れた社員がたくさんいます。交流によってコミュニケーションが学べます。インターンではこういった経験を積めます。

ビジネスマナーが身に付く

これは長期のインターンシップをした場合ですが、経験しておくと基本的なビジネスマナーが身に付きます。学生のうちには知らなかった電話応対、書類の作成、応接などのビジネスマナーが身に付くのです。多くの人が入社して最初に悩むポイントであるため、学生の内から身に付けておくと就職後も活かされます。

内定に近づく

インターンシップを経験しておくと、内定をとりやすくなる可能性があります。特に長期のインターンシップを経験していると、即戦力として迎え入れられるでしょう。もちろん、長期でなくても実際に仕事のイメージをつかみ、適正がわかると就職活動もはかどるはずです。インターンシップ中に何か成果を出せると、内定を得られる可能性は一気に高まるでしょう。

インターン選考を通過するためのES

インターンの選考に通るためのESを作成するために、実際の通過者のESを参考にしましょう。そこで活用したいのが「インターン選考通過者が実際に提出したES集」です。JALや日清製粉、三菱UFJ銀行や大正製薬などの通過者が提出したESを無料でダウンロードできます。設問の内容も確認できるため、事前の対策として持っておきたい資料です。

インターンシップの意義はミスマッチの防止で経験すると就職や業界研究に役立つ

実際に職場経験によりミスマッチを解消し、多くの人がキャリアの好スタートを切れるようにと広まってきたのがインターンです。社風や肌で感じてみなければわからない仕事たくさんあります。本格的な導入から十数年、今年もさまざまな企業が多様なインターンシッププログラムを用意していますので、積極的にチャレンジしてはどうでしょう。来の就職とのミスマッチを防ぐというインターンシップが行われる社会的意義を理解し、前向きにこの制度を利用しましょう。

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