2019年06月13日(木) 更新

「四季報」は就活に必要?使用するメリットと活用法をピックアップ【企業研究をする方必見】

就職四季報を有効に活かすコツを知っている人は多い!

キャリアパーク会員の就活生を対象に「就職四季報を有効に使って就活に活かすコツは何だと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは、回答の一部をご覧ください。

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「就職四季報を有効に使って就活に活かすコツは何だと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは、回答の一部をご覧ください。

  • よく読む
  • 業種を絞る事
  • 適宜見ておく
  • 「ここを重視する!」という軸をある程度決めてから見る。
  • これから成長する企業や業界をみる

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「就職四季報を有効に使って就活に活かすコツは何だと思いますか?」

就活の一環として、「就職四季報」を読んでいる人は意外と多く、やみくもに読んでいる就活生ばかりだけではないことが分かりました。
『「ここを重視する!」という軸をある程度決めてから見る』や「これから成長する企業や業界をみる」など、無駄に時間を消費しないように読む方法は知っているみたいです。
本ページでは、就職四季報を有効に活用するテクニックについて紹介しますので、コツをしっかりと押さえておきましょう。

就活生は「四季報」を買うべきか?

就職活動をおこなう上で、企業研究は非常に重要です。就活生の皆さんはインターネットや書籍などさまざまな媒体を使って、日々企業の情報を集めていることでしょう。 そんな企業研究にいそしんでいる就活生が特に参考とする資料が「四季報」です。どのような特徴があるために手に入れたほうが良いのでしょうか。

志望企業決定には欠かせない!企業情報を集めた雑誌

四季報とは、約5,000社の最新情報が掲載されている企業研究にうってつけの雑誌です。平均年収や採用実績などに留まらず、社員の平均年齢や企業の利益・負債といった部分も掲載されています。もともとは詳細な企業・業界研究が必要な株取引をおこなう人をサポートするために発行されたこともあり、その情報量の多さは他の企業研究誌を圧倒しているのです。これらの要素がそろっていることから、就活生はぜひ買うべきでしょう。

就活生向けの内容に構成された「就職四季報」が存在する

そんな「四季報」の中でも、特に就活生向けの内容に構成された「就職四季報」を購入することをおすすめします。四季報に記載されている上記の項目のほかにも、離職率や有給消化率など、就職後の企業事情までもが載っており、まさにかゆいところに手が届く内容となっています。

就職四季報に掲載されている項目3分類

それでは、まず就職四季報に掲載されている項目をリストアップしましょう。一覧を見ると「こんな項目もあるんだ!?」と意外に感じられる内容もあるかもしれません。ここでは、「採用」「待遇・環境」「会社のデータや求める人材」の3テーマに分けて紹介します。

①採用に関する項目

・採用数
・エントリー受付開始・終了時期
・採用プロセス
・筆記試験内容
・選考ポイント
・重視科目
・エントリーシート通過率
・応募倍率
・男女・文理別採用実績
・採用実績校

採用に関する項目においては、エントリーの参加時期や試験のポイント、採用の実績など、まずは気になる就職試験の基礎となる情報を収集することができます。

②給料や入社後の待遇・環境に関する項目

・平均年収
・3年後離職率
・有休消化年平均
・昇給率
・配属勤務地,部署
・初任給
・賞与
・25歳・30歳・35歳賃金
・夏期休暇、年末年始休暇
・週休
・男女別従業員数、平均年齢、平均勤続年数
・月平均残業時間と支給額
・離職率と離職者数
・新卒3年後定着率

一般的な給料面に関する情報はもちろん、従業員数や平均年齢、新入社員になると特に気になる定着率や離職率など福利厚生・サポートの部分に関してもピックアップされています。

③会社の基本データや求める人材についての項目

・組合の有無
・今後力を入れる事業
・求める人材
・企業理念
・会社データ(本社、社長、資本金、業績など)
・上場市場
・特色
・記者評価(編集、担当ライターによる見解)

会社の基本的な情報に関する項目においては、企業の社風や考え方に関する部分だけでなく、担当記者によるそれぞれの会社の印象など、就活生や企業とは異なる立場からの意見も収集できるのが特徴です。

就職四季報を使用するメリットを把握しよう

それでは、ここからは就職四季報を使うメリットを5つ紹介します。四季報のが持つさまざまなメリットをしっかりと認識することによって、企業研究のどの部分で参考になるか、イメージがわきやすくなるでしょう。

メリット①:企業から掲載料を取ってないので客観的で詳細な情報が載っている

通常、就活情報誌やWebサイトなどは掲載料を貰う代わりに、企業側の都合に立った情報を掲載して運営をしている場合が多いとされています。しかしながら、この就職四季報はそういった企業との金銭的なやりとりがないため、特定企業に対する優位な情報操作のない、中立で客観的な就活研究本になっているのです。

就活生が本当に知りたい情報は、人事担当者に直接聞くのが失礼とされている内容が多いものですよね。そういった部分も、独自調査によりしっかりと掲載しているのが就職四季報の魅力だといえるでしょう。

メリット②:幅広いデータの網羅で業界・企業研究がおこないやすい

上記でも述べたように、就職四季報の情報は独自調査による客観的事実に基づいたものです。そのため、企業ごとの特色がわかりやすい上に、業界全体を比較した業界研究もおこないやすい点もメリットのひとつといえるでしょう。

WEBサイトなどでは “広告”に近いような、企業が優位になる形で誇張された情報を載せているところもあります。そのような誤った情報を信じて就活を進めてしまうと、仮に就職できたとしても「こんなはずじゃなかった」とミスマッチに繋がる可能性が非常に高いのです。

就活を成功させるには、正確な情報源を手に入れるのが何よりも大切。そんな中で就職四季報は、長年の実績もある信用できる“正確な情報源”なのです。

メリット③:ベスト100のランキングにより企業を比べることができる

また、就職四季報には「先輩たちが選んだ重要データランキング」として、先輩社会人の“生の声”から生まれた、本当に必要なデータを集計したランキングなども掲載されています。 実際に就活を経験した先輩社会人の意見が反映されたランキングですので、企業選択に役立つのは間違いありません。こういった、就活生本位な形で組まれた企画も、就職四季報が“就活生のバイブル”と呼ばれるゆえんなのです。

メリット④:過去の四季報と比較して売上の推移や新規・注力事業が把握できる

就職四季報を活用するメリットはまだ他にもあります。それは、過去数年間に発行された四季報や就活四季報を見比べることで、企業の売上推移や新規・注力事業が容易に把握できる点です。

例えば電力会社であれば、ここ数年で電気小売り自由化や新エネルギー事業、別業種への参入などが挙げられるでしょう。また、銀行では不景気による業績低迷からアベノミクスによる回復、顧客獲得を狙った地銀同士の合併が進んでいます。このような、各業界・企業ごとの大きな流れを就職四季報によって掴めるのです。

このメリットを有効活用して志望動機や将来のキャリアプランなどを取り上げれば、企業側も綿密な企業研究を進めてきたことを評価するでしょう。

メリット⑤:「就職四季報女子版」で女子就活生向けの企業情報も収集できる

メリットの5つ目として、女子就活生ならではの視点による企業研究が可能な「就職四季報女子版」が存在する点です。キャリアプランや産休・女性活躍の取り組みなど、女性が自らの意思で働ける環境なのか、子育てしながらも継続して勤務できる環境なのかをチェックすることが可能です。就職四季報と併用しながら読み進めると、より幅広い情報を得られるようになるでしょう。

ココに注目!就職四季報で使える活用術

ここからは、就職四季報に記載されている項目で使える活用術について大きく5つのテーマに分けて紹介します。就職四季報を活用する術をしっかりと覚えれば、企業研究がよりスムーズかつ濃密にできるようになるでしょう。

給料面を知りたい時は「初任給」「昇給率」

就活生によって、入社後に受け取る直近の給料を知るためには「初任給」のデータを見ましょう。ただし、初任給が高いというだけで志望企業を決定するのはとても危険な行為です。

入社後すぐに受け取る初任給が高いのは非常に魅力的ですが、長く務める上で昇給がなければ、結果として受け取る金額が少なくなる恐れもあります。一方で、初任給が平均より少し低くても昇給率が高い企業も存在します。給料面の待遇をチェックしたい場合は「初任給」だけではなく「25、30、35歳賃金」「昇給率」「ボーナス」といった3つのデータに注目しながら、就職四季報を活用してみてください。

「月平均残業時間と支給額」などで働きやすさが見える

就職後の働きやすさや、労働環境を知りたい場合も就職四季報は有効活用できます。

一番わかりやすいのは「月平均残業時間と支給額」「離職率と離職者数」「新卒3年後定着率」をみることです。残業の多い少ないや、それに伴う残業代の支払状況などをひと目で把握できます。

また、離職率や定着率を見ることで総合的な働きやすさがわかるでしょう。新卒の定着率が高ければ、それだけ新人への配慮がある企業ということですし、離職率が低いのは「長く勤められる企業」の証拠にもなるのです。

「有給消化年平均」でも働きやすさをチェック

また「有給消化年平均」を見ることでも、労働者にとっての働きやすさがわかるといわれています。これは、文字通り有給休暇を一年でどのくらい消化できるかを示したデータです。この数値が高ければ高いほど、労働者は自由に「有給休暇を使うことができる」ので、働きやすさの指標になるわけです。

これらの数値は、業種によって大きなバラつきがあります。つまり、企業比較をおこなう際は「異業種間」ではなく「同業種間」で比べなくては意味がありません。そうすることによって、「業界の中で働きやすいかどうか」が鮮明に見えてくるのです。

採用傾向を知りたいなら「採用実績校」「男女・文理別採用実績」

採用傾向も就職四季報で確認できます。まずは「応募倍率」から順にデータを分析する必要があります。倍率が高いというのは、それだけの人気企業である証拠ですから対策も念入りにおこなわなくてはいけません。

また、「採用実績校」のデータを見ることで、その企業が学歴による“足切り”をおこなっている可能性も伺えます。難関有名大のみ採用しているような企業ですと、この足切りがおこなわれているかもしれません。

その他にも「男女・文理別採用実績」を確認しておくことで、企業が求める人物像が何となくつかめてくるでしょう。

試験(エントリーシート)対策を練りたいなら「選考ポイント」

試験やエントリーシートの対策としては「選考ポイント」をよく読み、企業が求める人物像に近づけるのが大切です。面接、エントリーシート、グループディスカッションなどの企業によって異なる選考フローの中で、常に「選考ポイント」に書いてあった部分を意識した行動を心がけましょう。 また、「エントリーシート通過率」も注意深く確認する必要があります。

例えば、通過率が低い企業は“テンプレート”的な内容だと通過が難しいかもしれません。その際は、エントリーシートにもあらゆる工夫を施し、“目立つ”ことが大切になると言えるでしょう。

将来性を確かめたいなら「今後力を入れる事業」

企業が継続して発展するかや、就活生が描いている仕事の将来像とのリンクを確かめるためには、どのような事業に注力しているのかを把握する必要があります。この場合「今後力を入れている事業」をチェックするといいでしょう。その名の通り、長期的な事業展開についての情報が掲載されているため、エントリーシートや面接での志望動機づくりにも役立ちます。

志望動機を書くのが苦手という就活生には「志望動機まとめ」がおすすめです。この資料には、内定者が実際に提出したESの志望動機20選が掲載されています。内定先の企業には「伊藤忠商事」「三菱東京UFJ銀行」「ANA」「JAL」「トヨタ自動車」「JR東海」など大手が多数です。公務員と民間企業は異なる点が多いですが、志望動機を書く上でのヒントを得られます。無料でダウンロードできるため、志望動機の作成に役立てましょう。

就職四季報を使う際の注意点

このように、就職活動に役立つあらゆる情報が載っている就職四季報ですが、使用する際は注意すべき点も存在します。見落としがちな部分も含めて、就職四季報の注意点をこれから3つ紹介しますので、参考にしてください。

注意点①:「ND」,「NA」との表記に注意する

就職四季報を読んでいると、企業データの中に「ND」「NA」といった言葉が時折出現します。NDは「データなし}(No DATA)」、NAは「回答なし(No Answer)」の略です。応募倍率など、企業がデータを取っていない場合はこのNDと表示されています。NAの場合は、企業側が「公開しない、答えない」という掲載拒否ですので就職四季報の中では知ることができません。

こういった表記がされている項目に関しては、就職四季報以外のメディアで調べる必要があります。中立的視点で正確な情報が持ち味の就職四季報ですが、100%の情報を網羅しているわけではないのです。

注意点②:エントリー時期などは企業のホームページでも確認する必要がある

ここ数年で、日本の就活事情は大きく変化しています。就活解禁時期のズレは、就活生・企業ともに戸惑っていたことに間違いありません。

就職四季報でも、就活の解禁に関しては毎年新しいデータを掲載しています。各企業の「エントリー時期」なども載せてはいますが、大きく就活のスケジュールがずれ込んだ近年では、“昨年のデータ例”を載せている企業が多いです。

そのため、今年度のエントリー時期や締め切りなどは、企業の採用情報ホームページで自ら調べる必要がありますので注意しましょう。

注意点③:独自データも含まれるためその他の書籍などと比較してはいけない

先にも述べたように、就職四季報は独自調査によるデータを掲載しています。そのため、就職四季報のデータとその他書籍・Webサイトのデータを比較した企業研究をおこなっても、効果が見えにくいので注意しましょう。

例えば、就職四季報でNAとされていたデータが他のサイトにあったからといって、それを就職四季報のデータに加えて他企業と比べても意味がありません。この場合は、有価証券報告書に掲載された情報も参考にしましょう。

就職四季報は給料や採用実績の情報もあり企業HPなどと併用すると企業研究で役立つ

就職活動は、今後の人生を決めるかもしれない一大イベントです。ここで安易な選択をして後悔しないように、企業研究を含めた情報集めは入念に、そして慎重におこないましょう。

就職四季報は、就活生が気になる給与面や採用実績など、客観的事実に基づいた正確な情報が掲載されているため、就活の大きな武器になることは間違いありません。ただ、全ての情報に対して信頼するのは禁物です。エントリー情報など一部の情報は企業の採用情報ホームページで記載されているものを参考にするなど、参考とするメディアをミックスして企業研究を行うことが肝心です。ここで紹介した活用術を活かして、悔いのない充実した就職活動をおこなってくださいね。

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