2019年06月28日(金) 更新

自社養成パイロット試験の概要と倍率事情【対策資料つき】

自社養成パイロットとは?

会社がパイロットを養成する制度

自社養成とは、航空会社がパイロット候補の人を養成して、パイロットとして仕事に就いてもらう制度です。その、制度を利用したパイロットを、自社養成パイロットと呼びます。

副操縦士発令されるまでは、約1〜2年間は地上での業務をおこないます。委託訓練や自社訓練を経て路線訓練へと進み副操縦士昇格を目指す流れです。

運航乗務職とも呼ばれている

自社養成パイロットは、運航乗務職とも呼ばれています。言い方は異なりますが、仕事内容は同じです。

客室乗務員とキャビンアテンダントが同じ業務であるように、自社養成パイロットにも別の呼び名があることを覚えておきましょう。

難易度が高く募集人数が少ない

自社養成パイロットになるためには、難易度の高い試験を突破する必要があります。募集人数が少ないにも関わらず、応募者数は多いです。

試験だけでなく、募集要項にある応募条件もクリアしていないといけません。航空会社が定める身体条件を、事前に把握しておいてください。矯正視力が1.0以下の人は、眼鏡やコンタクトレンズの調整が必要になります。

ANA・JAL・SKYが募集している

現在、自社養成パイロットはANA・JAL・SKYで募集しています。それぞれの特徴を把握した上で応募してください。募集期間や応募条件は、航空会社によってことなります。

ANAウィングスは2020年4月の採用を開始

ANAホールディングスの傘下にあり、ANAのなかでも地方線路を担うANAウイングスは2019年3月末卒業または修了の人、2020年3月末時点で高等専門学校や短期大学、4年制大学、大学院
を卒業または修了見込の人を対象とした、自社養成パイロットの募集をおこないました。

パイロットの不足に伴う対策として自社養成コースに踏み切っています。

自社養成パイロットの会社別試験概要【ANA】

募集要項

ANAの採用情報サイトによると、応募資格のある新卒者は、「2019年4月から2020年3月までの間に4年制大学または大学院の文系学部・理系学部(全学部)を卒業または修了見込みの方」と「2016年4月から2019年3月までの間に4年制大学または大学院の文系学部・理系学部(全学部)を卒業または修了された方」の2パターンです。

ANAは、卒業後3年以内を新卒として扱っています。ただ、エントリーが終わったときに、就業状態の場合は対象者とは見なされませんので注意しましょう。

選考の流れ

ANAの採用情報サイトによると、基本情報の登録と一緒にSPI3を受験するとエントリー選考に入れます。エントリー選考の結果後、WEB上でエントリーシートの提出があります。期限があるため、余裕を持って提出しましょう。その後、本選考はまじまります。

1次選考は、グループ面接です。2次、3次で簡易航空適性検査や航空身体検査が行われます。その後、航空適性検査や個人面談、英語のコミュニケーションテストを経て採用になります。

TOEIC700点程度の英語力が必要

ANAの自社養成パイロットへ応募するには、TOEIC700点前後の英語力が必要になります。

最終選考では、英語のコミュニケーションテストが実施されますので、対策しておきましょう。業務中だけでなく、海外訓練でも必要になりますので、直前になって焦らないようTOEICの勉強をしておいてください。

募集要項

JALの採用サイトによると、「2016年4月〜2019年3月までの間に4年制大学または大学院(修士課程)を卒業・修了されている方」と「2019年4月〜2020年3月までの間に4年制大学または大学院(修士課程)を卒業・修了見込みの方」を応募対象にしています。そのほか、身体条件も定めているので、事前に確認しておきましょう。

選考の流れ

JALの採用サイトによると、書類選考後に1次試験を受けることができます。1次試験は心理適性検査、2次試験は適性検査とグループ面接が実施されます。

その後、3次で個人面接、4次・5次で飛行適性検査や英会話面接、身体検査を実施します。その、全ての選考に残ることができた場合、6次の最終面接に進めます。エントリー後のコース変更は不可となっているため、書類ミスに気をつけてください。

事業用操縦士免許を持っていると応募できない

JALは、事業用操縦士免許を持っている人を選考対象外としています。日本だけでなく他の国で取得した免許も、対象外です。また、過去に試験を受け選考段階で不採用となた人も受けられません。受ける機会は1度のみと覚えておきましょう。

ANAとJAL内定者のESを覗き見!

航空業界の内定を得るためには、エントリーシートを通過させる必要があります。エントリーシートでは、志望動機だけでなく各企業ごとに色々な質問が用意されています。そこでおすすめなのが「航空業界の内定者ESまとめ」です。

この回答集には、ANAとJALに内定をもらった就活生のESが掲載されています。パイロットやキャビンアテンダント内定者のESが無料でダウンロードできるため、他の就活生に差をつけて対策をしたい就活生におすすめです。

自社養成パイロットの会社別試験概要【SKY】

募集要項

スカイマークの採用公式サイト(マイナビ)によると、「2018年4月から2019年3月の間に、四年制大学または大学院を卒業・修了見込みの方」が応募対象になります。

他、「TOEIC650点以上もしくは英検2級以上の英語力を有する方」が対象となるため、英語対策は必須です。「第1種航空身体検査基準に適合可能な方」とも記載されているので、事前に確認しておくと良いです。

選考の流れ

スカイマークの採用公式サイト(マイナビ)によると、マイナビよりエントリー後、エントリーシートの提出があります。エントリーシートを提出したら、1次の書類選考が行われます。1次選考に受かると、2次、3次、最終と進められます。最終選考に合格すれば、採用です。選考は、個人面談の他、筆記試験や適正試験が行われます。

TOEIC650点以上か英検2級が必須

業務に、英語は不可欠です。TOEIC650点以上が条件ですが、余裕を持って700点は取得しておくと安心でしょう。

TOEICか英検、どちらかを取得しておけば条件はクリアされます。両方ないといけないわけではありません。どちらかに絞って対策しましょう。

自社養成パイロット試験の難易度

優秀な人材であっても狭き門

パイロットは非常に狭き門です。優秀なライバルが集まるため、周りと差をつけるのは大変な苦労が伴います。その中でも必須の対策は業界・企業研究。これを十分に行えなければ、熱意がないと判断されてしまいます。

そこでこの航空業界大研究Book。業界の構造や今後の展望・課題、ANA、JALなどの各社の特徴や強みを徹底解説。これで業界研究は万全です。

自社養成パイロットの選考対策

セミナーを受講する

自社養成パイロットの選考対策として、セミナーへ参加することが挙げられます。対策セミナーを受講すると、雰囲気を掴めます。受講生同士で、情報交換をしても良いでしょう。

エントリーシートや面接対策だけでなく、検査類の対策も行なっているセミナーもあります。情報交換も兼ねて、受講しておきましょう。

体調管理も選考のうち

自社養成パイロットになるためには、健康面への配慮も必要です。すぐ風邪を引いてしまう人や、精神面に不安のある人は、生活を改善してみてください。

食生活や考え方などを改善することで、治るものもあります。視力に不安のある人は、眼鏡やコンタクトレンズの調整をしておくと良いです。

インターンシップも選考の一環と認識する

自社養成パイロットの選考は、インターンシップから始まっていると思いましょう。インターンシップで、他就活生と騒いだり、調べればすぐわかるような質問をすることは避けてください。インターンシップも、選考の一環と考え、臨む必要があります。

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業界研究をしっかりおこなうことで、航空業界に関する多くの情報を知ることができ、ライバルであるほかの就活生と差をつけられます。業界研究に対して「難しそう」「何から調べていいかわからない」と、考える就活生は少なくありません。

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自社養成パイロットの試験概要は企業ごとに異なるが狭き門の選考対策は必須

パイロットの自社養成採用試験の難易度は高く、非常に狭き門です。パイロットになるためには、筆記試験対策や面接準備、身体検査を通過できる健康さも必要になります。

ただそれらは、人の命を預かるパイロットという仕事においては必要不可欠なことです。業界研究で航空業界についてしっかり理解したうえで、試験に臨みましょう。

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