2020年06月30日(火) 更新

就活中の大学生に名刺の作成は必要なのか~メリット・デメリットもご紹介~

就活生に名刺は必要か不必要か

名刺はビジネスマンが持つものとイメージする人は多いですが、就活用の名刺を持っている人もたくさんいます。就活生であっても名刺を渡す機会はありますし、持っている人も多く、作った方がいいのかと悩んでいる人もいるでしょう。

しかし、就活で名刺を渡す場面を考えてみても、それほど多くは思いつきませんし、不要なのではないかと考える人もいます。名刺が必要か不必要かについては意見が分かれることも多く、名刺を作る手間を考えればその分を就活に費やした方がいいと考えることもできます。

名刺はあれば便利ですが、作成が手間ですし、デメリットもあります。就活用の名刺を持つことにはメリットとデメリットの両方がありますので、それぞれを知って持つかどうかを決めましょう。

就活生が思う名刺のイメージ

必要と感じていない

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「就活時に名刺を持ち歩いていますか?理由も併せて教えてください。」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • まだ持ち歩いていません。
  • ない、あまり必要を感じない
  • 持っていない 必要性を感じないから
  • 持っていない。学生であるというだけで肩書きも何もないから。
  • いいえ。ただ作ろうとは思います。

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年2月23日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「就活時に名刺を持ち歩いていますか?理由も併せて教えてください。」

就活生にアンケートを取ったところ、名刺を持っていないとの回答が中心となりました。中には名刺を今後作るという意見もありましたが、ほとんどの就活生が、必要と感じていないのです。このように、必要と感じることの少ない名刺ですが、実際に作っておくとさまざまな場面で役立つこともあります。

使う機会が少ない

■調査方法 :メールを配信して学生にアンケート
■調査日時:2017年1月26日(木)~1月29日(日)
■調査元: ポート株式会社
■調査対象者: キャリアパーク会員の大学生・院生
■有効回答数:438人
■質問内容:「就活をしていて名刺を必要とする機会に遭遇したことがある」

就活生を対象に438名から集計したアンケートによると、「就活をしていて名刺を必要とする機会に遭遇したことがありますか?」という質問に対して、27.7%の人がYes、72.3%の人がNoと答えました。(2017年1月時点、キャリアパーク調べ)

アンケートの結果から、実際に名刺を使う機会は、なかなか無いことが分かります。しかし、名刺を作ることで生まれるメリットがあるのは確かです。本記事では、就活生が名刺を作るメリット・デメリットをご紹介していきます。

人事は黙って切り捨てる!あなたのマナーは大丈夫?

就活では名刺の有無以外にも、細かいマナーが沢山あります。マナー違反をすると、指摘されることもなく、黙って落とされてしまうでしょう。

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大学生が名刺を持つメリット

学生の生の声

就活生にとって名刺は必要なのでしょうか?キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。

質問:就活生に名刺は必要だと思いますか?そう思う理由を教えてください。また、実際に名刺を使用したエピソード、使っている名刺入れなどがあれば教えてください。

就活生の回答

就活生に名刺は必要だと思います。その理由は、口頭で自分を紹介するよりも、名前が伝わりやすい、覚えてもらいやすい点にあると思います。これまでの就職活動の中で、インターンでお話をしたことのある方が面接担当だった経験があるのですが、自分の名前を呼ぶ前にその方は必ず履歴書を確認していました。今まで私は、名刺や名刺入れを所持したことがありません。ですが、名刺があることによって、インターンや会社説明会での出会いを覚えてもらうことができ、採用や入社後のコミュニケーション向上にも大きく繋がっていくのではないかと私は考えます。

※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております。

担当者の印象に残りやすい

就活生が名刺を持つメリットとして、担当者の印象に残りやすいという点が挙げられます。

アンケートの結果から、名刺を所持している就活生は稀であることが分かりました。すなわち、インターンや説明会で名刺交換をおこなった就活生は、採用担当者の中に「名刺をもらった人」という印象を残すことができるのです。

お礼のメールを送ることができる

就活生の方から名刺を渡せば、担当者はビジネスマンとして名刺交換に応じてくれるはずです。担当者と名刺を交換することが出来れば、担当者の連絡先を知ることができます。インターンや説明会が終わった後、個人的にお礼のメールを送ることも可能です。

また、担当者と名刺交換していれば、インターンや説明会で質問できなかったことや、話足りなかったことを話せるチャンスを作ることができます。

同じ業界を目指す就活生と交流できる

名刺は、採用担当者へ渡すだけではなく、同じ目標を持った仲間を作るときにも役に立ちます。同じ業界や企業を目指す就活生を見つけたら、積極的に名刺を渡して連絡先を交換しましょう。

横の繋がりを拡大することで、就活や採用情報の共有に繋がります。さらに、大学のOBなどの連絡先や、独自の情報源を持ってる人に出会うことが出来れば、名刺は有利に働いたと言えるのではないでしょうか。

書き間違いを予防できる

就活をおこなっていると、メールアドレスなどを伝える機会が増えてきます。英語や数字には、似たような形が多く、手書きで書いたものを渡してしまうと、相手が読み間違えてしまうこともあるでしょう。

例えば、「IとL」「ーと_」「Oと0」などです。読み間違いに備えて、名刺を準備しておけば、書き間違いを防ぐことができます。

大学生が名刺を持つデメリット

知られたくない情報を知られる可能性がある

就活生の中には、名刺にSNSの情報を載せている人もいます。名刺を貰った採用担当者から見て、ふさわしい内容のものならかまいません。しかし、誤って知られたくはない情報まで、知られてしまう場合もあるので、注意が必要になります。

背伸びした印象を与えてしまう

考えなしに、名刺を作成して渡してしまうと、担当者から背伸びした印象を持たれる可能性があるので注意が必要です。企業の中には、就活生との名刺交換を禁止しているところも存在します。名刺を渡す際には、相手の様子を伺って、渡すか渡さないかを判断しましょう。

就活用の名刺に書く内容

就活用の名刺を作成するのであれば、名刺にどのような内容を記載するのかを考えておく必要があります。名刺は自由に作成することができますので、記載する内容についても自由に決めることができます。

就活生の持つ名刺は世界にひとつだけのものですし、自分の好みにアレンジすることができますが、記載しておくべき内容、記載すべきではない内容があるので注意が必要です。名刺にはどの情報を記載し、何を省くべきなのかを知り、記載する内容を上手に決めていきましょう。

大学名と氏名

就活用の名刺に記載すべき内容としては、大学名と氏名が挙げられます。名刺ではこれらの情報は必須であり、他の情報は省略したとしても大学名と氏名は必ず載せるようにしましょう。氏名は一番大きな文字で書き目立たせることが大切であり、大学名の横に専攻などを載せておくと印象に残りますので、それも覚えておくことが大切です。

名刺は自分のことを印象付け、覚えてもらうためのものですし、氏名や大学名が目立たなければ意味がありません。特に名前は最も覚えてもらわなければならないポイントですので、大きく印字することが大切です。氏名と大学名は就活用の名刺で最も重要なものですので、パッと見た瞬間に目に入るように大きく載せるようにしましょう。

電話番号とメールアドレス

就活用の名刺では氏名と大学名以外では。電話番号とメールアドレスも必須です。氏名などと同様に絶対に忘れてはいけないのが電話番号とメールアドレスであり、これがなければ名刺の意味がなくなってしまいます。名刺は自分のことを印象付け、覚えてもらうためのものですが、それだけではなく連絡が取れるようにするためのものでもあります。

せっかく印象に残って、連絡を取ろうと思っても、肝心の連絡先が記載されていなければ連絡を取ることができず、それだけでコンタクトを諦めてしまう場合もあります。連絡先は必須の情報で、間違いがあってはいけませんので、何度も確認してから載せる必要があります。また連絡先が変わった際には、忘れずに名刺も更新することが大切です。

住所は書かない方が良い

名刺はすぐに連絡が取れるように連絡先などを記載しておく必要がありますが、住所については書かない方が良いです。住所は履歴書を見ればわかりますし、悪用されてしまうケースもあるため書かない方が無難です。連絡を取るだけであれば電話やメールなどで充分ですので、住所まで教える必要はありません。

住所を記載してしまうと、紛失した際などに悪用される可能性が高くなり、余計なトラブルを招いてしまう可能性がありますので注意が必要です。氏名と大学名、電話番号やメールアドレズなどがあれば情報としては充分です。それ以上の情報の記載は必要ありません。住所は重要な個人情報ですので、情報漏洩のリスクを考えても名刺には記載しないようにしましょう。

名刺の作成方法

自宅で印刷

就活で使う名刺は、何百枚も用意する必要はありません。少ない枚数であれば、業者に頼むよりも、自分で作る方が安く済みます。簡単な作り方は、名刺用のシートを買ってきて、パソコンでデザインした名刺を印刷する方法でしょう。

名刺シートは、ホームセンターや文具店で購入することができます。デザインは、専用のソフトを使うと簡単です。名刺用のシートにソフトがセットされている商品もあるので、初めての方はそちらを購入するとよいでしょう。

ネットで注文

クオリティーを重視するのであれば、ネット注文がおすすめです。ネットで注文すれば、失敗することがありません。さらに、パソコンに疎い学生でも、安心して作ることができるのも魅力のひとつです。ネット注文の場合は、就活に合ったデザインが決まっており、名刺.netによると、価格は100枚あたり1,250~2,200円となっています。

就活のマナーを身につけておこう

就活では、きちんとしたマナーを身に付けていないとマイナスの印象を与えてしまいかねません。言葉遣いの他にも、身だしなみやメール・電話のマナーなど細かいところでも求められます。他の就活生がマナーを守る中、振る舞い方を知らないでいると慌てることになります。

そこでおすすめなのが「就活マナーマニュアル」です。こちらでは、就活で必須のマナーを詳しく紹介しています。

無料でダウンロードできるため、マナーに自信がない就活生は手に入れておきましょう。

就活用に名刺を作成する時のデザイン

就活用の名刺は記載する内容選びにも注意が必要ですが、それだけではなく名刺のデザインも注意しなければなりません。名刺を自作する場合は、デザインについても自由に決めることができますが、デザイン次第ではマイナスの印象を与えてしまう可能性もありますので注意が必要です。

もちろん印象に残りやすいデザインで好印象を与えられる可能性もありますし、工夫次第で就活を有利に進めることができます。就活用の名刺にふさわしいデザインを知り、好印象が与えられる名刺を作りましょう。

あくまでシンプルにロゴなどは使用しない

就活用の名刺を作成する際はあくまでシンプルにすることが大切であり、ロゴや顔写真などは使用しないようにしましょう。ロゴなどがあれば印象にも残りやすいですが、就活にふさわしくないとしてマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。

また顔写真が入ったものも、紛失した際に悪用される可能性がありますし、シンプルさを優先して作成することが大切です。無地では印象が弱いと感じる場合は、数本ラインを入れるなどで華やかになりますし、その程度であれば就活用の名刺としても問題はありません。

名刺はただ目立てばいいのではなく、フォーマルさを意識することが大切です。派手になり過ぎないように注意し、デザインは極力シンプルに抑えるようにしましょう。

ビジネス用の名刺を参考にするのも良い

就活用の名刺をどのようなデザインにしていいのかわからなければ、ビジネス用のシンプルな名刺を参考にするのも良いでしょう。ビジネスで実際に使用されている名刺であれば、似たようなデザインを使用しても問題はありませんし、就活用として使用しても悪目立ちをすることはありません。

就活用の名刺のデザインで大切なのは悪目立ちをしないことであり、派手なデザインにしてしまわないことが大切です。シンプルな名刺では印象に残りづらいと考える人も多いですが、就活用の名刺を持っている人はそれほど多くはありませんので、名刺を渡すだけでも印象には残ります。

名刺を渡すこと自体で自分を印象付けることができます。名刺のデザインはそれほど難しく考えず、当たり障りのないシンプルなデザインにすることが大切です。

一言を添える場合はやりすぎないように

名刺を自作する場合は、自分の好きなように情報を載せることができますし、デザインなども変更することができます。そのため少しでもアピールをしようと名刺に自己PRなどを添えようと考える人も多く、これは特には問題はありません。

名刺に載せる内容は個人の自由となっていて、自己PRを載せてもOKです。ただし、自己PRや長所を載せる場合は一言にまとめ、やりすぎないように氏名の下に小さな文字で書かかなければなりません。

名刺で過剰に自己PRをしすぎれば印象がよくありませんし、何より名刺のデザインのバランスが崩れてしまいます。名刺にあまりに多くの文字数を記載すると読みづらくなってしまう可能性もあります。自己PRなどをしたい場合は読みやすさを意識して、一言でまとめるようにしましょう。

大学生が名刺を作るメリット・デメリットを理解して自分に必要かを判断しよう

大学生が名刺を持つメリットとして、担当者の印象に残りやすい、書き間違いの予防などが挙げられます。デメリットは、知られたくない情報が知られてしまう、背伸びした印象を与えるというものです。自分に名刺が必要か悩んだときは、就活で有利に働くかどうかを考えて、判断するとよいでしょう。

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