就活での圧迫面接の内容と理由

圧迫面接の内容とは？

就活での圧迫面接は、面接に臨む就活生に対して、わざと横柄な態度をとったり、意地悪な、もしくは威圧的な内容の質問や反論をし、就活生の反応を見る、面接内容のことを言います。

また、就活での圧迫面接で質問をしたときに、面接官が不機嫌そうな表情をしたり、机に肘をついたりして、悪い雰囲気を作り上げて、プレッシャーをかけてきたりもします。

就活での圧迫面接の質問例

就活での圧迫面接の質問例としては、下記のようなものがありますので、注意しておきましょう。

・あなたは当社には向いていないように思えますね
・うちじゃなくても、もっとほかにもいい会社はたくさんありますよ
・この仕事は正直、しんどいことばっかりなんですよ
・なぜ、ほかの企業で不採用になったと思いますか
・学生時代の成績がひどいですね
・あなたの話し方は、いい印象を受けませんでした
・字が汚いですね
・誰とでも仲良くなれると言っていましたが、それって付き合いが浅いってことですよね
・新卒で夢と希望を持っているようですが、現実はそうではありませんよ

などなど、例をあげたらきりがないのですが、心にグサっと刺さることを平気で言ってきます。
さらに就活での圧迫面接でその質問をするときに、面接官が不機嫌そうな表情をしたり、机に肘をついたりして、悪い雰囲気を作り上げられます。

企業が圧迫面接をおこなう理由ってなに!?

では、なぜそんな就活生を委縮させてしまうようなことを、企業はおこなうのでしょうか。それは、企業にとってこんなメリットがあるからなんです。

就活生のストレス耐性・機転の利かせ方を見ている！

企業が圧迫面接をする理由は、企業に貢献してくれる人材を確保したいからです。社会人になれば、取引先に嫌なことを言われたり、無理難題を押し付けらえることだってあります。
そういうときに、企業の圧迫面接のストレスに耐え、課題を解決する素養があるかを、圧迫面接で試しているのです。
威圧的な質問にどんな返答をするか、そして相手の自分が嫌な気持ちになっているということを悟られないか、ということが圧迫面接では重要視されます。

圧迫面接の質問にしっかりと答えられたり、とっさの判断でいい返答ができ、穏やかな態度を保つことができれば、将来有望な人材と捉えられ、選考を突破しやすくなります。

実際のところ、圧迫面接をする＝採用の可能性が高い

現在では、圧迫面接がおこなわれることはあまりないようです。
圧迫面接を受けたと感じたことがある人は10～20％程度です。そしてその中には、ただ突っ込んだ質問や自分にとって答えにくい質問をされたときに、圧迫面接だと感じた人もいるので、実際に圧迫面接を受けた人はかなり少ないようです。

企業イメージを下げてしまうリスクが大きいからこそ

圧迫面接を受ける就活生だって一消費者であり、ネット社会の昨今、不合理なことをすればすぐに晒され、商品の売れゆきが悪くなったり、企業イメージを下げてしまうリスクが大きい圧迫面接をする企業はかなり少ないです。
そんな中で、面接が進むにつれ、圧迫面接を受けたのであれば、その企業が、あなたを高く評価している可能性が高いです。

これまでの面接で高評価を得ていて、実際に働きだしたときに、すぐに心が折れないか、仕事をこなしてくれるかというところを、企業からアクションを起こして確かめようとしているのです。
考え方によっては、圧迫面接をそつなくこなせば内定に向かって大きく前進したと言っていいでしょう。

ただし、本当のブラック企業や悪い面接官に当たる場合も…

面接官としても、威圧的な態度の演技をしながら、論理的に就活生を追い詰めていくというのは結構疲れます。
なので、採用の見込みのない就活生の面接に圧迫面接をする面接官はそうそういません。

ただし、中には本当のブラック企業であったり、性格の悪い面接官に当たる場合もゼロではありません。
明らかに採用には関係ない暴言や、あまりに酷い内容のことを言われたのであれば、大学の就職課などに報告したほうがいいかもしれません。

就活中に圧迫面接を行われる理由は企業が良い人材を採用したいから！

今回は、ここでは、就活での圧迫面接の内容と理由について紹介してきました。
圧迫面接をする理由は、意地悪な質問や威圧的な質問をすることで、面接に臨む就活生のストレス耐性とどれだけ機転が利くかを試し、圧迫面接もそつなくこなせる、優秀な人材を確保したいという思惑があるようです。

弱い立場である就活生としては、年上の面接官に圧迫面接を受けるのはかなり辛いですが、うまくこなせば、採用に大きく近づきます。
圧迫面接にあたる可能性は低いですが、そこでもしっかり受け答えができるところまで、受け答えのレパートリーをを増やしておけば、他の面接でも評価が高い受け答えができますよね。