2021年09月01日(水) 更新

【SPI・玉手箱・TG-WEBの違い】WEBテストの特徴を紹介

SPI試験とは?

近年では、就活をしていく上で誰しもが必ず通る壁として「SPI試験」や「TG-WEB」が存在するようになりました。その中でも最も一般的なSPIについて、まずは見ていきましょう。

一言でSPIといっても、WEBで受けた人がいたりペーパーテスト形式で受けたりする人がいませんか?

合わせて、最近では自宅でも受検できるようになりました。SPI試験がどのようなものか、さらに紹介しましょう。

SPIはリクルートが提供する性格と能力を測定する適性検査

SPI試験とは、就活生の性格と能力の2つの要素を測定する、リクルートマネジメントソリューションズ提供の適性検査を指します。

実施形態が3つあり、バリエーションに富んでいますが、出題のレベルは中学校から高校程度であり、対策することで正答率をあげることは可能です。

SPIの試験方式は3つ

SPIには、様々な試験方式があり、企業から方式は指定されます。導入している種類が違います。また、その種類によって特徴も少しずつ異なっているので、SPI対策をする際は各試験の特徴に合わせた対策法を立てておく必要があるのです。

SPI試験の方式①【マークシート型】

1つ目に紹介するのは、マークシート型のものです。大学生向けのSPI試験として、主にSPI3-UとSPI3-Aの2つがあります。

ひと昔前と比べるとシェア率が狭くなってきており、今では3つの受験方式の中では20%と、かなり頻度が減少傾向にあるのが特徴です。

SPI試験の方式②【テストセンター型】

現在では、SPIの半分以上の割合を占めるといわれる型のテストです。

志望する企業からのメールで「テストセンターを受験してください」と言われた場合は、しっかりと対策してから臨めるテスト方式といえます。まずはテストセンター方式の対策から始めるのが吉です。

SPI試験の方式③【WEBテスティングサービス】

このタイプは、自宅のパソコンで受けるケースのSPI試験です。「能力テスト約○分」などの表記があった場合は、このテストの可能性が高いと考えましょう。

WEBテスティングサービスの特徴は、規則性(例題)やフローチャート、論理というジャンルで出題される点です。また、マークシート方式に次いでシェア率が狭く、30%程度となっているのも特徴でしょう。

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適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。

玉手箱の特徴とは?

「玉手箱」は、自宅で受ける「自宅型Webテスト」として、もっとも多く使われています。出題される問題は、「能力テスト」と「性格テスト」で構成されています。

その中で、「能力テスト」は特徴的です。同じ問題形式では、1種類の問題につき複数問、同じ種類の問題しか出ません。つまり、問題形式1種類につき同様のパターンで回答できる問題が出題され続けるということです。例えば、「計数」の「四則逆算」なら、同様の問題だけが出題され続けます。

日本エス・エイチ・エルが販売している適性検査

「玉手箱」は、日本エス・エイチ・エル(以下、SHL社)が販売している適性検査です。SHL社は、元々「GAB」、「CAB」、「IMAGES」などのペーパー形式の採用テストで有名な企業でした。

「玉手箱」は、これらを基に開発されていますが、今やWeb形式の代表格です。「玉手箱」では、上記の理由から、CAB・GAB形式の問題も出題されることもあります。

問題の難易度が幅広い

「玉手箱」には、他にも特色があります。問題の難易度の幅が広いことです。「能力テスト」では、「言語」「計数」「英語」の3種類、「性格テスト」では、「性格」「意欲」を測る形式の2種類に分類されます。

特に、「能力テスト」の出題形式のパターンは8種類あるため、問題の難易度が幅広くなっています。「言語」は、「論理的読解」「趣旨判定」「趣旨把握」の3種類、「計数」は、「四則逆算」「図表の読み取り」「表の空欄推測」の3種類、「英語」は「論理的読解」「長文読解」の2種類です。

企業ごとに、問題形式の組み合わせは変わってきますので、ご注意ください。さらにやっかいなのは、Webの特性を活かして、問題の難易度が変わる点については頭に入れておきましょう。

IMAGES形式やGAB形式がある

SHL社は、「CAB」、「GAB」、「IMAGES」などで知られてきた企業ですから、その形式の問題も出題されます。具体的に言えば、「言語」の「論理的読解」はGAB形式の言語です。

GAB形式の言語は、長文の読解です。論理性が問われる問題となっており、選択肢の中から、妥当性がある解答を選びます。また、「言語」の「趣旨判定」であれば、IMAGES形式の言語となっています。IMAGES形式の言語は、長文を読み、趣旨を読み取ります。選択肢から趣旨に沿う解答を選びます。

GAB形式よりも文章が短く、一問に割ける時間は限られます。「英語」も「言語」に準じた形式です。「GAB」も「IMAGES」もペーパー形式でしたが、今ではテストセンターで「玉手箱」を受ける「C-GAB」が登場しています。

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TG-WEBの特徴とは?

「TG-WEB」の特徴は、難問が出るところにもあります。「SPI」は中学受験の経験や中学・高校で成績が優秀な学生はあまり苦労しません。思い出しながら、問題集を解けば、ある程度の点数を取れます。それが通用しないのが、「TG-WEB」といえます。

「TG-WEB」は、ヒューマネージ社が提供する自宅受験型のWebテストです。日本で一番使用率の高いリクルートの「SPI」や次に多いとされる日本エス・エイチ・エル社の「玉手箱」「CAB「GAB」ですが、シェアとして次ぐぐらいでしょう。

基本的には自宅受験型のWebテストですが、企業によっては、テストセンター形式もあります。テストセンター形式とは、Webの試験を自宅ではなく、専用の指定会場で受けます。

また、I9と呼ばれる筆記テスト形式もあります。こちらは企業で行われるペーパーテストです。「TG-WEB」には「従来型」と「新型」の2種類問題があることを認識する必要があります。

自宅受験型のWEBテスト

「TG-WEB」は自宅受験型のWEBテストです。同様に自宅受験型のWEBテストには、「TG-WEB」以外にも「玉手箱」「WEBテスティングサービス」などがあります。

また、自宅のパソコンから直接テストを受けることができますので、エントリーの段階で実施されることが多いようです。Webテストの受験が、その企業のエントリー完了の条件になる場合も少なくありません。

エントリーの段階でふるい落とされないためには、早い段階からのWEBテスト対策が重要です。社会や企業が学生に求める人材が多様化しているように、採用で実施されるWEBテストも多様化しています。今や選考時の採用テストの7割はWEBでのテスト形式だともいわれています。

難易度が高め

「TG-WEB」の特徴は、難易度が高めだということです。あまり馴染みのない問題が出題されます。「SPI」や「玉手箱」とも異なる問題が多いです。対策は必須です。

対策なしに挑むと、まず高得点は期待できません。「SPI」は中学受験の経験や中学・高校で成績が優秀な学生はあまり苦労しません。

これまでの基本的な学習内容を思い出しながら問題集を解けば、ある程度の点数を取れます。それが通用しないのが、「TG-WEB」といえます。「TG-WEB」の特徴がはっきりしたら、実際の問題になれておくことも肝心です。

テストのメリットは、対策をすれば結果が出ることです。答えが決まっているからです。決められたルールやパターンに従って、問題を解いていけばいいので、対策をやればやっただけの結果がついていきます。

無料の模試&問題集で対策しよう

SPIを対策するには、多くの問題を解くことが効果的です。そこでおすすめなのが「SPI模試&問題集」です。

模試には、言語と非言語の問題が100問収録されています。今なら100問解ける問題集もついてくるので、合計200問の例題を解くことが可能です。

詳しい解説つきなので、問題が解けなかったという人も力をつけることができるでしょう。分からなかった問題をそのままにせず、解説を読んで意味や解き方を理解することが大切です。無料でダウンロードできるので、腕試しがしたいという就活生にもおすすめです。

玉手箱やTG-WEBの違いとは?

最後に、玉手箱やTG-WEBと呼ばれるテストの特徴やSPIの違いをチェックしておきましょう。

最近は、SPIテストを実施する企業が多いですが、玉手箱やTG-WEBテストを選択している企業もあります。そのため、WEBテスト対策はSPIだけをしていれば良いという訳ではありません。

玉手箱やTG-WEBについても、しっかりと特徴を把握して対策を立てるようにしなければ、当日後悔するでしょう。

玉手箱との違い:筆記試験シェア率2位でスピード重視のテスト方式

玉手箱は、筆記試験シェア率第2位の日本SHL社製のテストです。もしかすると、SPIより玉手箱のほうがWEBテストとしては有名かもしれません。

玉手箱は、同じ形式の問題が続きます。そのため、玉手箱は正確さのほかに、解答のスピードも重視しなければならないのが特徴でありSPIとの違いです。満点を狙うのはまず無理だとされているので、解ける問題で確実に点数を稼ぐ必要があるでしょう。

玉手箱で出題される例として、四則逆算や、図表の読み取り、空欄補充型(数学)などがあります。玉手箱は、簡単なものから難しいものまで問題が幅広いので、しっかりと対策を立てておかねばなりません。

TG-WEBとの違い:最難関のテストで言語や四則逆算型の問題が中心

TG-WEBは、筆記試験シェア率第3位でヒューマネージ社が作ったWEBテストです。TG-WEBの特徴は「従来型」と「新型」があることです。

「従来型」は公務員試験のような問題方式で、WEBテストのなかでも、難しいといわれてます。「新型」は、従来型と比べて、簡単な問題が出題されます。

そのため、「簡単な方」とも呼ばれているようです。「新型」で出題される例として、四則逆算や、図表の読み取り、対義語、類義語などの問題が挙げられます。

TG-WEB対策として、問題の傾向を掴み、過去問を繰り返し解くことが挙げられます。しかし、逆をいえば毎年細かな違いはあるものの、TG-WEBは出題される傾向が決まっているという意味なので、対策は立てやすいといえます。

SPIの特徴と玉手箱・TG-WEBとの違いを把握して試験方式に合わせた対策を立てよう

SPIは筆記試験のシェア率では第一位となっており、それゆえに認知度も高いといえます。そのため、SPI試験の対策のみしか行わず、他の適性検査の対策を立て損ねてしまう人も多くいるので注意が必要です。

また、SPI試験や玉手箱・TG-WEBは出題される傾向や問題の内容が違うため、時間に余裕があるのであれば、これらの適性検査は一通りの対策を立てておくのをおすすめします。

難関と呼ばれる企業ほど、テストの対策を行っておいた方が良いです。このWEBテスト対策資料をダウンロードして、いますぐ対策を立てましょう。

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