2018年10月11日(木) 更新

医療機器業界の業務内容とは|志望動機の書き方から年収ランキングも紹介

医療機器業界の仕事は「きつい」イメージ?

医療機器業界を目指す19卒のみなさん。
この業界へのイメージはどのようなものをお持ちでしょうか?

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「医療機器業界の仕事に対してどのようなイメージがありますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。


  • 大変そう。

  • 貢献度高い

  • 緻密

  • 変化が少ない

  • 真面目で堅い

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「医療機器業界の仕事に対してどのようなイメージがありますか?」

就活生に医療機器業界の仕事に対するイメージを聞いたところ、「大変そう」「貢献度が高い」「真面目で堅い」というような結果となりました。回答にもあるように、就活生はきつそうなイメージを持っていることがわかります。では、実態はどうなのでしょうか?本記事では、医療機器業界の実態について紹介します。志望する方は、ぜひメーカーの売上ランキングや将来性、志望動機の例文を参考にしてみてください。
また、キャリアパーク編集部では、医療・精密・事務機器メーカーの業界研究が1冊でできる 、精密機器業界の内定を目指す就活生のための「業界研究マニュアル」を作成しました。医療機器業界を目指したいけれど、まだどの企業にするかまでは決め切れていない19卒のみなさん。資料は無料でダウンロードが可能です。まずは手に取って、一読してみてください。

医療機器業界の営業について知ろう!

「医療機器業界の営業」と聞いただけでは、どんな業務を行うのか想像しにくいですよね。仕事内容を掘り下げることで、就職・転職の視野を広げることができます。医療機器業界の営業の実情を理解してきましょう。医療機器業界の営業は、どのような仕事をこなすことになるのでしょうか。通常の営業との違いについても考えていきましょう。

扱う商品の規模が大きい

医療機器業界の営業は、通常の営業に比べると扱う商品の金額規模が大きくなっています。低価格の消耗品等も扱いますが、高額な商品は1,000万円を超えものもあるのです。大きな仕事を任されたい人や、自分の力で高額な商品を取り扱いたい人におすすめの仕事内容といえるでしょう。

成長性がある業界!

医療機器業界の営業は、将来を見込まれた分野であるともいえます。今後、世間が高齢者社会に突入していく中で、医療は重要な職業となっていきます。医療機器業界の営業は、良い機材を医療機器業界に提供していくことで、業界各地での設備向上を図り、消費者の満足度や安心感に繋げる大事な仕事といえるのです。今後需要が高まる可能性は十分にありますので、是非就職・転職の視野に入れると良いでしょう。

仕事内容は激務?きつい?

将来性が見込まれる医療機器業界の営業ですが、仕事の忙しさはどの程度なのでしょうか。一般的なイメージとして「体力が必要」「長時間労働」などがあり、医療機器業界の営業は難しそうと考える人が多く見られます。つまり医療機器業界の営業は「激務」な印象を受ける方が多く、そのイメージから就職・転職の対象から敬遠しているケースも多々見られるのです。医療機器業界の営業は激務なのか。その実態を掘り下げていきましょう。

10月~3月は忙しくなる

医療機器業界の営業は、季節によって忙しさが大きく変動するといえます。風邪や体調不良が蔓延る10月~3月は、激務と表現しても差し支えない忙しさになるのです。休みが取れず、長時間歩き続けなければならないケースもあります。しかしその分、実績は出せるので、医療機器業界の営業の頑張りどころといえる季節になります。

保険償還価の改定時期は大変

また、保険償還価の改定時期にも要注意です。取り扱っている商品の再見積りを行い、病院との話し合いも難航します。期間でいうと約5日間の業務ですが、その間は激務の名にふさわしい忙しさといえるでしょう。

ノルマが厳しい企業も

医療機器業界の営業は企業によってノルマが大きく違います。中小規模のメーカーである場合は、ノルマもそこまで辛くはない設定となっていますが、売上上位の企業はその分ノルマが厳しいといえるでしょう。その分、インセンティブなどの成果報酬は期待できますので、自分が医療機器業界の営業で働く際には、仕事の厳しさと報酬のバランスを考えてみましょう。

離職率は?

医療機器業界の営業は報酬が得られる一面、忙しさが目立つことがわかりましたが、離職率はどうなっているのでしょうか。繁忙期が多いということも手伝い、離職率はすこし高めとなっています。医療機器業界の営業3年間での離職率は、企業によって3割を超えるケースも見られるのです。しかし、営業業界では他企業への引き抜きも盛んに行われている現状がありますので、仕事内容に不満をもって退職した人が全員という訳ではありません。あくまで参考程度の数値として覚えておきましょう。

医療機器メーカーの売上ランキングを知ろう!

医療機器業界の営業に就く際、実績のあるメーカーを知ることは重要です。医療機器メーカーの売上ランキングを知っておきましょう。

医療機器メーカーの年収ランキングを知ろう!

医療機器業界のメーカーを選ぶ際、年収や給与を参考にするのも重要な要素となります。医療機器メーカーの年収をランキングにしましたので、参考にしてみましょう。

医療機器業界平均年収は?

医療機器業界の営業の平均年収は約530万円となっています。また、ボーナスもあり、冬のボーナスは約60万円、夏のボーナスは50万円となっています。他職業に比べて少ない印象ですが、インセンティブがある企業もありますので、上昇する可能性もあることを頭に入れておくと良いでしょう。これらの情報を踏まえて、慎重に就職・転職する企業を選んでいきましょう。

就職・転職の難易度は?

ここまでに紹介した情報で、医療機器業界の営業への就職・転職を決意した方もいるかと思います。ここで知っておくべきなのが、医療機器業界の営業が求める人材の水準です。医療機器業界が求める営業のレベルを知ることで、企業に採用される難易度を計りやすくなります。どのような人が向いていないか、水準の高さを知っておきましょう。

求められる営業のレベルは高い

医療機器業界は、消費者の健康に関与する職業といえます。したがって、ずさんな管理をする人や、向上心が無く知識が身につかない人に任せられる仕事ではありません。医療機器業界が求めている人材の基準は、他の職業に比べ、高めであることを知っておきましょう。

医療機器業界未経験の場合どうすればいい?

医療機器業界が求めている営業のレベルは高いものとされていますが、果たして医療機器関連や営業の仕事が未経験でも、合格を目指すことができるのでしょうか。未経験が取るべき対策や、採用試験においてどのような点が評価されるのかを知っておきましょう。

営業のみ経験があるなら実績が重要になる

医療機器業界で務めた経験がなく、営業の経験があった場合は、実績が重要となります。過去どんな商品を、どんな過程で相手に売ったのかが重要になります。こういった経験をしている方は、商品販売のノウハウや、商品が売れたことで得られる達成感を知っているので、営業としての行動力を高く評価してもらえます。

どちらも未経験の場合は勉強が必須

医療機器業界で仕事をした経験がなく、営業で働いた経歴もない人は、それらの知識について勉強する必要があります。医療機器業界の営業は扱う商品が医療に関するということもあり、専門的な知識が必要になります。たとえ営業の経験を買われ採用されたとしても、商品知識の勉強は必須になりますので、自分で補完できる知識は早めに覚えておくと良いでしょう。

新卒の場合まずは業界全体を把握するところから

新卒の場合、社会に出た経験もないわけですから、医療機器業界がどの様な業界であるのかの把握は必須です。このキヤノン・オリンパス・キーエンスのES&面接を突破する業界研究マニュアルでは、業界の基本はもちろんのこと、ホット・トピックスまで網羅されていますから、一度目を通しておくといいでしょう。

資格は必要?

医療機器の知識は早めに備えておきたいところですが、なかには資格が取れるものもあります。医療機器業界には、特有の資格が多々必要です。これらの資格は、医療に直接関わることの無い営業にも必要なのでしょうか。

必須になる資格はない

医療機器業界の営業において、必須になる資格はありません。採用基準として、企業がなにも資格を要求していないのであれば、問題なく採用の対象となります。強いていうなら「自動車免許証」さえあれば大丈夫です。しかし独学での勉強は大事ですので、有用と判断した資格は迷わず取得しておきましょう。

志望動機を考えよう

医療機器業界の営業を目指す際、志望動機は重要なアピールポイントとなります。企業は、志望社の熱意・やる気をここから汲み取るので、慎重に構成していきましょう。志望動機に入れるべき要素はいくつかあります。

志望動機に入れるべき要素

  • 企業が持つテーマ・理念への共感
  • 体勢・方針への関心
  • 業界への関与・経験
  • 熱意の伝達
  • 具体性のあるビジョン

これらを踏まえて志望動機を考えていくとよいでしょう。

医療機器業界の営業職への志望動機例文①

例文①

  • 人々の健康向上に貢献するという御社の理念や、ビジョンとして掲げているものに共感しました。また、世界随一の売上を誇るトータルヘルスカンパニーでありながらも、分社分権化というコンセプトのもと、一つ一つの単位を小さくすることで一人ひとりの担う仕事の裁量や責任を大きくし、個人のスキルを上げていく御社のスタイル・理念に大きな魅力を感じ志望しました。

医療機器業界の営業職への志望動機例文②

例文②

  • 地域密着型医療情報連携システム、という御社独自の医療システムに興味があります。医療業界でイノベーションとなった「医療」と「システム」という2つの分野の並列。その概念がこれからの社会で、重要な要素を占めるという考えに共感し、将来的には消防署や官公庁などとも連携したシステムで、緊急時でも的確な搬送が行えるシステムを実現させたいと考え、志望しました。

医療機器業界の営業職への志望動機例文③

例文③

  • 人の役に立ちたいという強い気持ちを持って就職活動を行っていて、そのなかで医療機器業界に興味を持ちました。 たくさんの医療機器業界の中で、私が御社を志望する理由は大きく3つです。 その一、製品の研究開発から生産・販売までが一貫している体制。 その二、医療業界全体の効率化や感染症・医療事故防止への取り組み。 その三、患者様第一主義という経営ビジョン・コンセプト。 御社では、上記3つの魅力があり、独自の技術力の高さと医療業界に対する大きな責任を背負っている事を感じます。 医療業界における無駄を排除し、効率を上げる事で患者様の負担を削減につながります。このような患者様第一主義という御社の経営ビジョンのもとで、私の思い出ある「人の役に立ちたい」という思いを仕事に生かせるのではないかと思い、志望しました。

医療機器業界の営業のコツとは?

医療機器業界の営業は、一般的な営業とは少し違いがあり、通常の営業法ではうまくいかないケースもあります。医療機器業界の営業でうまく立ち回るにはどうしたらよいのでしょうか。医療機器業界の営業のコツについて紹介していきましょう。

商品紹介のタイミングを見定める

医療機器業界の営業で大事なのは、タイミングです。タイミングが良ければ、普段見向いてもらえなかった商品でも、興味を持ってもらうことが出来ます。では、どのタイミングで商品を紹介していけばよいのでしょうか。ベストなタイミングは、新しい商品が入荷されたときです。目新しい商品を説明いち早く説明できますし、新しい情報として受け取ってもらいやすいのです。やはり営業マンとしては、新しい情報を武器にしていくべきでしょう。

はっきりと意見がいえることも大事

商品をする際に必要なのは、商品の良さを知ってもらう事です。商品を説明する際は、何を聞かれてもはっきりと答えられることが大事になります。商品の良さ、欠点、注意点など、商品について事細かに開設できる準備が必要といえます。重要なところでしどろもどろにならないよう、前もってすべての質問に対する答えを用意しておきましょう。

医療機器業界の営業で働く際は年収などを参考にして志望動機を準備しておこう

医療機器業界の営業は、採用基準が高めで、非常に忙しい職業となっています。その分インセンティブなどがあるため、給与面では待遇が良いといえます。離職率を踏まえて、売り上げ・年収ランキングを参考にして、試験で重要になる志望動機や、営業をする際のコツについて学んでおきましょう。業界は、機械メーカーに進みたいけれどまだ企業を決め切れておらず焦っている就活生。安心してください
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