【医療業界の現状と課題】書類選考・面接対策にも必要な将来性と市場の動向について解説

就活生にアンケートで聞いた生の声はコチラ！

まず医療業界とはどういったものなのでしょうか？キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。

質問:あなたが志望している企業or業界と、志望する理由を教えてください。また、企業探しの方法と、重視する部分も教えてください。

※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております。

医療業界が抱えている課題を答えられる就活生は少ない

キャリアパーク会員の就活生を対象に「医療業界はどのような課題を抱えていると思いますか？」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

■調査方法：キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時：2017年3月6日
■調査元：ポート株式会社
■調査対象者：キャリアパーク会員の就活生
■質問内容：「医療業界はどのような課題を抱えていると思いますか？」

就活生の多くは、医療業界が抱えている課題について答えられないという結果になりました。なかには「真面目になっている人が儲からないシステム」と回答した就活生もいました。医療業界という大きな括りでみたときに、いったいどのような課題が見えてくるのでしょうか。この記事では、医療業界の現状と市場の動向についてご紹介していきます。

医療業界の現状と市場の動向

医療業界は大きく分けて、医療機関、医療薬品、医療機器に分かれます。医薬品や医療機器には製薬会社から薬業会社があり、新卒採用では研究職、MR・MSの募集が良く見られます。
国内製薬会社は規模では欧米企業に劣りますが、営業利益率が1割を超える企業も少なくありません。市場では割安な後発薬が休息に普及しているのが現状です。価格を抑えたジェネリック医薬品と新薬による市場の競争が激化しています。
医療機器の分野には世界的にも有名なオリンパスなど、優良企業が数多くあります。実際、日本でも栃木県にあるマニーという会社は、世界でトップシェアを誇る企業があるのです。

どんな企業があるのか知ることも一つの選択

まずはどんな業界があり、業界ごとにどんな特徴があるのか知るのも一つの手です。自分の求めている企業の特性を知ることで職業選択の幅も広げることができるでしょう。業界マップでは、就活生に人気の高い21業界の200社以上の情報を一気に読むことができます。この機会に無料でダウンロードし、業界理解に役立てましょう。

医療業界が抱える課題

医療業界の抱えている課題について見ていきましょう。医療業界では、少子高齢化による需要の拡大が期待されていますが、医療費抑制政策による影響が大きく思うようにはいっていないのが課題です。グローバル市場で販売業績を支える企業もありますが、円高により業績不振に陥る企業も少なくありません。割安な後発薬が急速に普及していますが、一方で新薬の特許が切れた時にどう対応していくかが課題だといえます。

医療業界の将来性とは？

医療業界は少子高齢化やグローバル市場への展開により、今後も需要は見込めると予想されています。とくに、新興国の医療水準が向上することにより、内需以外でも今後の伸びが見込めるでしょう。しかし、少子高齢化による需要の減少や人材の不足、医療費の高騰による課題も見逃せません。現在、医療業界ではイノベーションや早期診断、治療といった新しい技術が期待されています。

医療業界の現状と将来性に関するまとめ

医療業界の現状と課題についてご紹介しました。医療業界は、医薬品と医療機器の分野に分かれており、それぞれ現状は異なります。どちらも医療費の高騰や政策による影響もあり、思ったような伸びは見られていません。しかし、新興国の医療水準の向上など、グローバル市場への販売で成長が見込めるといえます。分野や職種ごとの特徴を知って、就活を進めていきましょう。