2019年04月26日(金) 更新

「御中」の正しい使い方|メールや文書作成で使える敬称について解説

「御中」を用いる相手と使い方

「御中」は組織に用いる宛名の敬称

「御中」とは、封筒などをを送る際、その組織に宛てて使う敬称です。組織宛に送りたくても、具体的な担当者名がわからない場合などにも用います。そのため、宛先を御中にする場合の書類は、誰に開封されても問題ないものでなければなりません

会社・部署名と「御中」の間には1文字分の余白

「御中」を宛名欄に記入する際、以下のような書き方が正しいです。

「御中」の使用例

  • ○○株式会社 御中
  • ○○小学校 御中
  • ○○市役所 ○○課 御中

企業名や部署名と「御中」の間には1文字分の余白を入れましょう。企業名と部署名両方入れる場合は、「○○株式会社 ○○部○○課 御中」のように、部署名に「御中」をつけてください
先程の記述内容を縦書きで記入する際、縦に連ねると見栄えが良くありません。そこで、「○○株式会社」を宛名の右上隣に書き、中央に「○○部○○課 御中」と記入しましょう。そうすると、見た目のバランスが取れた宛名が書けます。

別会社を経由して送る場合は「気付」と併用して使う

別会社のオフィス内に送付先の企業があったり、別会社を経由しないと送付先に送れない場合、送付先の企業にのみ「御中」を用います。仲介や先となる別会社に対しては「気付」を用いましょう。「気付」は送付先でない相手を経由して手紙を送りたい場合に用いる敬称です。

「気付」との併用例

A株式会社のオフィス内に拠点を構えるB株式会社の○○部に書類を送る際

「A株式会社 気付 
B株式会社○○部 御中」

と記入する。

上記の使用例は縦書きで記入する場合です。「気付」と「御中」を併用する場合は、先程の「御中」の書き方と同様、宛名の右上に「気付」となる企業名を書き、中央に「御中」となる企業名・部署名を書くと見た目がよくなるでしょう。

返信用封筒における「御中」の使い方

「行」のまま返信するのはNG

就活生が「御中」を用いるのは、企業に「返信用封筒」を送る場合が多いです。返信用封筒は企業があらかじめ用意しているケースがほとんどですが、宛先の敬称は「○○株式会社 人事部 ××行」のように「行」になっています。一見問題がないように思えますが、ここで見落としてはいけないポイントがひとつあります。宛名を「行」としたまま返信するとビジネスマナー違反になります。相手が自分の宛名を「行」にしているのは、差出人への尊敬の念をあらわすためです。返送時にそのままにしてしまうと、「企業に対する敬意はありません」と宣言することになってしまいます。

二重線で「行」を消して「御中」に書き換える

返信用封筒の敬称が「行」になっている場合は、こちらからの敬意を表すために「御中」に書き換えなければなりません。「御中」に書き換えるためには、まず「行」に斜めの二重線を書いて字を消しましょう。

二重線は縦方向でも問題ありませんが、「行」の字と重なって分かりにくいため、斜めに線を引いたほうが見やすいです。封筒が横向きの場合は横書きで書かれているため、二重線も横向きにしましょう。線を引くときは、定規を用いて平行にまっすぐ引いてください。

二重線で消した部分の下または左側に「御中」と記入する

「行」を二重線で消したら、「御中」を、下か左側に記入しましょう。ただし、このやり方は縦書きの場合であり、横書きは「様」の下か右側に記入してください。上記の一連の使い方はこの後ご紹介する「宛」を「様」に書き換える時も同様なので、覚えておくといいでしょう。

言葉遣いの失敗を防ごう

言葉遣いは、相手に与える印象に大きな影響を及ぼします。特に「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」は正しく使えるようになっておくことが大切です。そこで活用したいのが言葉遣いマニュアルです。

このマニュアルでは、ついやってしまいがちな間違った言葉遣いや二重敬語について紹介しています。言葉遣いに自信がないという就活生は、このマニュアルを見ておきましょう。無料でダウンロードできるので、就活のいろいろな場面で役立てましょう。

「御中」と間違えやすい使い方の敬称一覧

御中と間違って使いやすい敬称を紹介します。中には間違って使うと大変失礼にあたる敬称も含まれるため、しっかりと把握しておきましょう。

様:個人に宛てる敬称
  株式会社 山田 花子 様

殿:目上の人から目下の人に使う敬称
  人事部長 山田 花子 殿

各位:複数の人にあてる敬称
  人事部各位

「御中」の使い方に関する注意点

個人宛に用いるのは「様」

「御中」は上記でも紹介した通り、企業や団体宛に用いるものになります。そのため、個人宛には使えません。つまり、個人宛に送るのに「○○様御中」とするのはビジネスマナー違反になります。個人に宛てる場合は「様」を用いましょう。
就活やビジネスのやり取りで担当者名がわかっている場合、宛名を書く際は、「○○株式会社人事部 ○○様」のように先方の名前の後に「様」を付けて書いてください。名前がわからない担当者に送るときは、「○○株式会社 人事部 採用担当者様」と送ればOKです。

「様」の使用例

  • ○○株式会社 ××××様
  • ○○大学 ○○学部 ××様

御中と様を併用するのは「重複敬称」でNG

手紙やメールで用いる宛名の敬称は、ひとつだけつけるのが正しいです。そのため、「御中」と「様」のふたつを同じ封筒やメールに併用するのは「重複敬称」となり、ビジネスマナー違反になります。具体的にどのような使い方がNGなのかは、以下のとおりです。

間違えやすいNG例

「御中」と「様」の重複敬称について、間違えやすい例を紹介します。敬称はひとつだけついているのが正しい状態なので、「御中」と「様」の両方を使わないように気を付けましょう。

  • ○○株式会社御中 ××様
  • ○○株式会社御中 人事部 ××様
  • ○○株式会社 人事部御中 ××様
  • ○○株式会社 人事部御中 採用担当者様
  • ○○株式会社御中 人事部部長 ××様

担当者名がわかっているのに「御中」を用いるのは失礼にあたる

返信用封筒を返信する際、誰に郵送するのかわかっているにもかかわらず、「○○株式会社 ○○部 御中」と用いてしまうのは失礼にあたります。個人の宛先がわかっているのに、組織宛に送るのは「本来の宛先には送りたくありません」といっているのと同等です。うがった見方をされるのを防ぐためにも、正しい使い方を認識しましょう。

組織宛に用いる「御中」は「様」と併用しないのが正しい使い方

「御中」は、組織の誰かに宛てるときに用いる敬称であり、「様」は個人名がはっきりとわかっているときに使います。「御中」と「様」が重複するのはマナー違反ですので、敬称は必ずひとつになるように気をつけましょう。

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