2019年04月25日(木) 更新
【事務職の自己PRの書き方】記載ポイントや例文を紹介
この記事の監修者
キャリアアドバイザー
赤塩 勇太大学を卒業後、新卒で採用コンサルティング会社に入社。キャリアアドバイザーとして、1,000名以上の就活生に対してキャリアセミナー、面談を実施。その後、採用コンサルタントとしてクライアントの採用課題の解決に従事。法人・求職者双方の目線から、適切なアドバイスを提供している。
就職するためには自己PRの記載内容が重要
就活において、履歴書と面接の両方で重要になるのが「自己PR」です。自己PRは志望動機と双璧で、対策を立てて内容を練っておく必要があります。
企業に人事担当者は、毎年実にたくさんの学生の履歴書を見て、選考して面接を行っています。多数いる応募者の中で、企業の担当者に対して、いかに自分のことを印象的に感じてもらえるかが採用への近道で最大のポイントと言えます。
事務職ので効果的な自己PR
事務職を希望している場合、どのような自己PRがより効果的なのでしょうか。まずは何をPRすべきかの内容決めから始めましょう。内容は特に指定はありません。人と比べても仕方がないので、自分が今まで生きてきた中でアピールできることを見つめ直しそれを効果的に伝えることが一番大事なのです。
コミュニケーション能力、誠実さきめ細かさ、PCスキル
自己PRをするうえで、事務職ならではに求められる性格やスキル、経験などがあります。事務職をにおいて自分が向いている点をピックアップして、PR内容に入れることをお薦めします。
具体的な例として、事務職に必要なスキルや要素は「コミュニケーション能力」「誠実さ」「きめ細かさ」「PCのスキル」などがあります。この中に、もし自分に当てはまるものがあれば、ぜひ自己PR内容に入れてみましょう。コミュニケーション能力や誠実さなどはイメージをしにくいものですので、この場合は具体的なエピソードなどを入れることをおすすめします。
自己PRを書くうえでのポイント
①:自己分析をする
自己PRを書くうえでのポイントとして、自己分析をすることが挙げられます。自己PRを書くには、自分の性格や経験を知る必要があります。自己分析をすると、今までの経験を思い出して、それをもとに自分の長所や短所を知ることができるでしょう。
上記でも述べたように、事務職で求められるのは、コツコツと誠実に仕事に取り組める人といえます。自分の性格や経験を知るためにも、自己分析をしましょう。
36の質問に答えて自分のパーソナリティタイプを診断しよう
自己分析をいざ始めようと思っても、何を参考にすればいいのかや準備するものは何かなどが気になって、すぐに行動に移せないことが多いです。今すぐできたら、その時間が省けますよね。そこでおすすめなのが「自己分析マニュアル」です。
このマニュアルを使えば、質問に答えるだけで自分のパーソナリティタイプが診断できます。技術者タイプやクリエータータイプ、実務家タイプなどがありますが、あなたはどのタイプでしょうか?無料でダウンロードできるため、すでに自己分析が終わっているけどさらに深めたいという就活生にもおすすめです。
②:数字で具体性を持たせる
2つめのポイントは、数字で具体性を持たせることです。例えば、「情報処理技能検定の勉強をしました」よりも、「情報処理技能検定2級の合格のために、毎日1時間の勉強をしました」と数字を取り入れたほうが、具体性を持たせられます。数字で具体性を持たせて、企業側に伝わりやすい自己PRにしましょう。
③:企業が求める人材とマッチさせる
自己PRの3つ目のポイントは、企業が求める人材とマッチさせることです。企業によって求める人材像は違いますし、それを踏まえた上で自己PRを考えていくことが大切です。
企業によっては英語力のアピールなどが評価される場合もありますし、銀行や証券なら接客に対する自信など求められるものは業界、企業で違っています。自己PRでは自分の魅力をしっかりとアピールすることが大切ですが、アピールする能力は企業で求められるもの、評価されるものでなければ意味はありません。
どれだけ素晴らしい能力があっても、それが企業で活かせなければ評価の対象にはなりませんので注意が必要です。企業が求める人材を理解し、志望企業に合わせて自己PRの内容を変えていきましょう。
事務職の自己PR例文3つ
自己PR例文①パソコンスキル
パソコンスキルをアピールした例文をご紹介します。自己PRでは、「頑張ります」や「ガッツがあります」という表現だけだと、企業に熱意や向上心が伝わりにくいでしょう。具体的なエピソードとともに熱意や向上心を伝えると伝わりやすく、自己PRに効果的です。
例文①
私は現在ワープロ部に所属し、平日は2時間、休日は3時間の練習をおこなっています。技術力の向上と共に集中力を養うように努めたため、エクセルやワードなどのパソコン操作には自信があります。私は、これらの技能は事務職として働く際に活かせると考えています。入社できましたら、貴社の必要としている人材を目指して、日々努力を怠らず精進したいと思います。
自己PR例文②資格
つぎに、資格をアピールした例文をご紹介します。資格をアピールするには、取得するまでの努力を具体的に書くと良いです。下記の例文を参考に、自己PRを作成しましょう。
例文②
私は高校時代、商業系の学科に在籍しておりました。高校では、ITパスポートや情報処理技術者などの資格取得に取り組みました。資格を取得するために、平日は毎日2時間の勉強に励みました。休日は模擬問題を解き、間違えたところや苦手な分野を復習しました。苦手だったINDEXやMATCHなどの関数は実際にエクセルに関数を打ち、どのようにデータが変わるのかも試しながら覚えていきました。その結果、2年間でITパスポートと情報処理技術者を取得することができました。資格取得のために勉強して得たスキルは、今後の業務に活かせると考えています。入社できましたら、取得した資格を活かして御社の事務員として貢献したいと思います。
自己PR例文③几帳面さ
つぎに、几帳面さをアピールした文章をご紹介します。几帳面な性格も事務職に向いているといえるでしょう。自己PRでは、几帳面な性格をどのように活かしたのか具体的に伝えられると良いです。
例文③
私は几帳面な性格で、物事の整理整頓に自信があります。集めたデータの整理やファイリング、パソコンでの資料作成が得意です。高校時代の課題研究では、数値の打ち間違いに気をつけながら、班のメンバーと協力してパソコンでの資料作成をおこなうことができました。私は何に対しても慎重に集中して取り組み、確認を怠らないため、大きなミスがありません。入社できましたら、どんな業務も集中して丁寧に取り組みたいと思います。
転職する際の自己PR例文
仕事の正確性をアピールした例文をご紹介します。事務職に転職する場合の自己PRは、前職でどのような取り組みをしたのか伝えると良いでしょう。 その際、具体的な数値があると自己PRの説得力が増します。
転職する人向けの 例文:仕事の正確性
私は、前職でも事務職に就いておりました。前職では、地道に一つ一つの仕事を仕上げました。その結果、入社以来ミスがない点も評価され、社内契約書のフォーマット作成を一任していただけました。滅多に経験できない社内契約書のフォーマット作成に携われたことは仕事の自信にも繋がりました。 私は、正確に仕事を円滑に処理し、どのようにしたら効果を上がるのか常に考え行動することを心がけていました。御社でも戦力の1人として貢献したいと思い志望いたしました。
事務職の自己PRはスキルのアピールポイントを具体的にする
自己PRをより魅力的に伝えるためには、事務職で活かせるスキルのアピールを具体的にすることです。一次の書類選考の場合、あなた自身のことを知ってもらうためには、文書でいかにアピールできるかが重要となります。
また、ここで紹介した、企業の求める人物像とマッチすることや、さらには仕事に慣れたら専門性の高い業務へチャレンジする意欲があることをアピールもおすすめです。
キャリアアドバイザー|赤塩 勇太
スキルだけではなく企業とのマッチ度が重要
事務職における採用に限ったことではありませんが、事務職のスキル部分の話だけに止まらず、企業のカルチャーにフィットしているか/事業部の規模や体制にマッチしているかなどの部分も見られます。どのような組織においてでも、ポジティブに働けるようなPRは、相手に好印象を与えるでしょう。
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