2019年11月01日(金) 更新

【国家公務員の面接】試験の内容と合格するために気を付けたいマナー|質問例・入退室

国家公務員試験には1種と2種があり内容も異なる

国家公務員試験には1種と2種がある

国家公務員になるには、試験や面接の対策をして合格しなければなりません。試験を受ける前に、国家公務員試験には1種と2種があることを知っておきましょう。これによって、試験内容、職種や将来のキャリアも異なってきます。ただ、どちらにしても国家公務員試験に合格するのは至難の技です。試験や面接の対策を、しっかりとおこないましょう。

試験に合格すると採用ではなく登録が完了する

国家公務員試験の面接に合格すると、各省庁に配属されます。国土交通省、財務省、法務省、消費者庁など様々です。ただし、試験や面接に合格したとしても、厳密に言うと採用されたわけではないと知っておきましょう。登録名簿への登録が完了しただけであって、翌年の人員に空きがなければ採用となりません。試験や面接以外にも、ここで対策が必要となってきます。対策を練るときは、配属先も考慮して考えておくと良いでしょう。では、国家公務員試験の内容と面接の対策について見ていきます。

国家公務員試験の1次では教養や専門の問題・論文が問われる

国家公務員試験の倍率はかなり高い

国家公務員試験の内容は希望する職種によって異なりますが、ほとんどの場合は1次で筆記や論文の試験、2次で面接や適性試験がおこなわれます。国家公務員試験の内容は、教養問題、専門問題、論文などです。筆記試験の内容は範囲が広いので、あまり深掘りしすぎないように満遍なく勉強していきましょう。でないと、当日までの時間が足りなくなってしまいます。国家公務員試験は、筆記と面接どちらもしっかりと対策をしましょう。

1種の難易度は特に高いので十分な対策が必要

1次試験の内容は広いので、幅広い対策をおこないましょう。1種と2種では対策のやり方が異なります。特に、1種の方はエリートコースと言われているので、難易度も倍率も高くなるでしょう。1種は幹部候補として、若いうちから重要な責任のある立場を任されます。1種を目指す方は、特に試験や面接の対策を十分にする必要があるのです。

国家公務員試験には面接カードが必要

1次試験に合格した人は、面接カードの記入が必要です。国家公務員試験では、面接カードを基に面接がおこなわれます。面接カードの記入項目は名前や学歴、ゼミでの専攻、志望動機、これまで頑張ってきたこと、趣味・特技など様々です。質問しやすいように、具体的なことを書きすぎないように注意しましょう。

面接では自己アピールや志望動機について聞かれる

「なぜ国家公務員を選んだのか」が重要となる

国家公務員試験の面接で問われる内容は、民間企業とほとんど変わらないと思っていいでしょう。ただし、「公務員という職をどう捉えているか」といった質問をされる可能性があるため、しっかりとした回答を用意しておかなければいけません。他の公務員試験も受けているなら、「市役所職員は受けないのか」「なぜ国家公務員なのか」といった質問への対策もしておくと良いでしょう。希望職種が自分の大学で学んだ分野とかけ離れていると、面接官が疑問に思い詳しく質問してきます。志望動機や「なぜ国家公務員を選んだのか」という質問には、必ず回答できるようにしておくべきです。

国家公務員面接での質問例

  • 自己紹介をお願いします
  • なぜ公務員の仕事を選んだのですか?
  • 公務員になれたらどんな仕事がしたいですか?
  • 学生時代に学んだことはなんですか?
  • 学生時代に最も努力したことはなんですか?
  • あなたの長所・短所はなんですか?
  • あなたはどのような性格だと友人にいわれますか?
  • 面接試験のまえにどのような準備をおこなってきましたか?

暗記するのではなく自分の言葉で話す

面接では、暗記するのではなく自分の言葉で話すようにしましょう。自己アピールや志望動機を丸暗記して、原稿を読んでいるような話し方にならないように注意が必要です。大きな声で、抑揚をつけて話すと聞き取りやすくなります。話す際には、表情が硬くなり過ぎないようにもしましょう。

国家公務員面接でのマナー

入室するときのマナー

面接で入室する時のマナーについて、見ていきましょう。
まず、扉の前に立って3回ゆっくりとノックします。「どうぞお入りください」と言われたら、扉を開けて中に入ります。入室したら振り返り、静かに扉を閉めましょう。閉め終わったら面接官の方に向き直り、扉を背にして「失礼します」と述べ頭を下げてから、椅子に向かいます。
椅子の横についたら、面接官に向かって受験番号と名前を言いましょう。会場によっては、職種区分を言ったり大学名を言わなかったりする例があるので、指示に従うようにします。椅子の横まで来たら、面接官の合図の後に「失礼します」と言い、席に座りましょう。

退室するときのマナー

面接で退室する時のマナーについて見ていきます。面接が終了した後は、起立して、自分の座っていた椅子の横で「ありがとうございました」と頭を下げます。扉の前で面接官の方を向き、「失礼いたします」と挨拶をした後に退出しましょう。退出した後も気を抜かずに、態度や振る舞いに気を付ける必要があります。面接が終わった途端に携帯電話をいじったりするのは、もちろんNGです。

実際の面接評価シートで確認する

面接をする際、面接官は面接評価シートを元に就活生を評価しています。面接評価シートには、マナーや身だしなみ、質問に対する受け答えなどの内容をチェックする項目があります。企業や職種によって設定されている項目は異なりますが、参考にすることで、面接官視点を把握することができます。「面接評価シート」を無料で手に入れて、面接前に最終調整をしたり、就活生同士の練習で活用したりしましょう。

国家公務員の面接ではマナーに注意して自分の言葉で回答できるようにしよう

国家公務員試験には、筆記、面接があります。希望職種により難易度や対策は異なりますが、十分に勉強しておきましょう。特に、国家公務員試験1種の難易度は高いです。こちらを希望する際は、徹底した対策が必要となります。また、面接では一般的な質問が多くなりますが、「志望動機」や「なぜ国家公務員を選んだのか」については、必ず答えられるように対策をしておきましょう。国家公務員試験に臨む際は、計画的に対策をすることをおすすめします。

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