2020年06月30日(火) 更新

銀行に就職するには?知っておきたい業界・企業研究【選考対策付き】

銀行は「安定」「高収入」のイメージから就活生からの人気が高い

銀行業界は就活生からの人気が高い業界の一つです。銀行という言葉から、皆さんはどのようなイメージを思い浮かべますか。「安定している」「高収入な業界」と思う方は多いと思いでしょう。

多くの方が堅実で安定していると感じている銀行業界は、大手銀行ともなると毎年高年収企業にランクインしており、業界全体の給与水準は高い傾向にあります。

銀行はお金を扱うため、世の中になくてはならない仕事です。ゆえに、経営が安定していることも特徴といえます。そのため、就活生からの人気は高く、応募倍率が非常に高い業界です。

銀行業界の特徴

それでは、銀行業界の特徴について解説します。お金を扱うイメージが強い銀行ですが、預金管理や口座の作成だけが業務の一環ではありません。積立や融資というように、お客様と長く付き合い、人生のパートナーとなることも必要な業界です。

また、お金を扱う業務だけではなく、多角的に人と付き合っていく仕事が多いので、多方面に活躍できる人が向いている業界といえます。

昨今、グローバル化の波やIT化の動きが著しくなっています。従来の業務に加えて、新たな決済サービスの導入や外貨を扱う業務が増え、日々進化している業界でもあります。

他業種からの銀行類似業務の参入

銀行だけが銀行業務を担える時代は既に終わりました。他業種の銀行業界参入の動きが目立っています。イオン銀行、楽天銀行、ソニー銀行は代表的な例でしょう。企業が銀行業務を事業化し、インターネットを駆使してネット銀行なるものを作り上げました。

イオン、楽天、ソニーはいずれも銀行とは違う業種の企業ですが、見事に参入成功を果たし、ネット銀行に対する国民の認知度も高まりました。

このように、他業種からの予期せぬ参入は、お金と顧客の分散を起こし、既存の銀行たちの生き残り戦争が激しくなったともいえます。預金額の減少・顧客の現象は、銀行そのものの力を弱くしてしまいます。

他業種の参入、IT化の流れは時代の動きに伴い必須の現象だったかもしれませんが、今後さらに他業種からの参入は勢いを増し、競争は激化するといわれています。

加速するキャッシュレス化による銀行預金者の減少

「現金を持ちたくない」「財布を持たないでスマホだけで決済したい」「決済を簡略化して会計時間を短縮したい」近年、キャッシュレス化が加速し、かつて日本中で上がっていたこのような声が現実となりました。

日本は現金が主流で、キャッシュレス化が遅れていると言われていた国ですが、近年ではキャッシュレス化を政府が課題として取り組むようになりました。東京オリンピックが近づくにつれ、よりキャッシュレス化が進むと見込まれています。

さて、キャッシュレス化が進むとどうなってしまうのかというと、銀行預金者の減少も促してしまうことになります。キャッシュレスは便利なサービスであるため、購買の促進や、手軽な送金が可能です。

そのため、お金の流れが活発になるといわれています。そして、現金を持たなくても決済できる術があるとなると、わざわざ現金を銀行に預けて管理してもらう必要性はないと考える人も多くなるでしょう。

AI機器導入による業務効率化が進んだことによる人員削減

2018年、三菱UFJ銀行が衝撃の発表をしました。「国内の事務作業の自動化やデジタル化により、9,500人相当の労働量を削減する」と呈しました。

また三菱UFJ銀行だけではなく、みずほ銀行は1万9,000人相当、三井住友銀行は4,000人相当の業務削減を検討しています。労働力削減に伴い、店舗の統廃合もしていく予定とのことです。

今まで手作業で行っていた業務、いわゆる人の力で処理していた仕事がAI機器の台頭により、業務削減と効率化を実現できるようになりました。実際に発表された人数をリストラするのではなく、その人数に相当する労働力を減らしたいという旨の発表ではありましたが、大手銀行各社のこのような方針発表により、今後の銀行業務は大きな変革を起こすでしょう。

人員を確保しなくても、自動化・デジタル化により平常業務がこなせるようになっていくでしょう。

日本の三大銀行の特徴

銀行業界の代表的な三大銀行といえば、「三菱UFJ銀行」「みずほ銀行」「三井住友銀行」が挙げられます。

これらの3つの銀行は「三大メガバンク」と呼ばれ、巨大な銀行市場を抱える大手銀行です。三大銀行は全国的に知名度も高く、高年収企業にランクインすることから、就活生からの人気は特に高いです。ぜひ日本のトップを牽引する銀行についての知識をつけ、企業研究・業界研究を充実させましょう。

次の項目では、三大銀行についてそれぞれの銀行ごとに解説をしていきます。

三菱UFJ銀行

まずは三菱UFJ銀行について説明します。三菱UFJ銀行は、1996年に三菱銀行と東京銀行が合併して生まれた「三菱東京銀行」と、三和銀行と東京銀行が合併して生まれた「UFJ銀行」が、2006年に合併して生まれました。

数々の大手銀行が合併して完成されたメガバンクです。そのため、国内預金残高は第1位となっています。また、就活生の人気ランキングでも堂々の1位を誇る銀行です。

公式サイトによると、資本金は1兆7,119億円(2018年3月末)、従業員数は34,101人(2018年3月末、国内・単体合計)となっています。

三菱東京UFJ銀行は、国内業務に強いのはもちろんのこと、国際業務にも力を入れています。グローバル化に特化しているため、英語や語学に長けている人の応募も多いです。

みずほフィナンシャルグループ

次はみずほフィナンシャルグループについてです。みずほフィナンシャルグループは「みずほ銀行」を運営しています。

みずほ銀行は、就職ランキングでは4位にランクインしている人気企業です。みずほ銀行といえば、宝くじ業務でも有名です。そしてメガバンクでは唯一日本全国に支店があり、自治体業務に強い面があります。

公式サイトによると、資本金は2兆2,565億4,800万円(2018年3月)、従業員数は60,346名(グループ合算・2018年3月)となっています。

みずほ銀行はメガバンクとして規模が大きい特徴を持っていますが、支店数が多いので、中小企業や個人取引に力を注いでいる面もあります。メガバンクながら、地域のための銀行である側面が強く、地域密着型の銀行というイメージが強いです。

三井住友銀行

最後は三井住友銀行です。三井住友銀行は、三菱東京UFJ銀行・みずほ銀行より人気度は低いですが、就職人気ランキングでは11位にランクインするトップレベルの人気企業です。

また、三井住友銀行は、三菱東京UFJ銀行・みずほ銀行よりもインターネットバンキングにいち早く着手した銀行です。新しいサービスで利用客を増やす、革新的な銀行というイメージが強いでしょう。投資業務にも強い一面もあります。

公式サイトによると、資本金は1兆7,709億円(2018年3月末)、従業員数は29,192名(2018年3月末)となっています。

三井住友銀行は、業務達成率が重視される社風ともいわれています。その分、三菱東京UFJ銀行・みずほ銀行に比べると平均給与額が高く、待遇面が秀でています。

どんな企業があるのか知ることも一つの選択

まずはどんな業界があり、業界ごとにどんな特徴があるのか知るのも一つの手です。自分の求めている企業の特性を知ることで職業選択の幅も広げることができるでしょう。業界マップでは、就活生に人気の高い21業界200社以上の情報を一気に読むことができます。この機会に無料でダウンロードし、業界理解に役立てましょう。

銀行に就職するためにすべきこと

銀行員になるためにはどのような準備をするべきなのでしょうか。お金に関わる勉強となると、金融、経済、法務、個人情報保護、不動産などの知識が必要になります。

このような分野は、文系学生が所属する経済学部、経営学部、法学部、商学部などのビジネスに関わる学部で学べます。とはいえ、グローバル化・IT化の動きに合わせて、語学を学んでいる学生や理系の学生の採用も増えています。

では、勉強以外で銀行の就活に必要な要素は何があるのでしょうか。その他の銀行に就職するためにすべきことをピックアップしましたので、ぜひ参考にしてください。

資格の取得

資格取得は効果的なアピールとなります。銀行の就職で有利になる資格は、ずばり簿記やファイナンシャルプランナー、宅建などの資格です。そして、グローバル化している昨今では、TOEICなども評価ポイントになるでしょう。

就職前にこれらの資格を持っていると、就職してからも業務に大きく関わる分野なので、効果的にアピールできるはずです。

ただし、勉強が必要な資格ばかりですから、面接時までに資格を取得しておくことは難しいかもしれません。その際は、資格取得に向けて勉強中であることを伝えてもよいでしょう。

求人情報には「応募資格:●●資格を持っていること」というように明記されていません。なので、上記でご紹介した資格を必ずしも取得していなければ応募できないということではありませんし、資格がなくても採用された人は数多いです。

しかし、就職に有利であることは間違いありませんので、銀行に入社したいと明確なビジョンを持っている人は、資格取得を目指しながら学生生活を送ることをおすすめします。

リクルーター面談の攻略

就活が始まると、ナビサイトでエントリーをして、ESや履歴書を作成して、説明会に参加し始める、というような動きが多くなるでしょう。

銀行業界では、このような一般的な採用試験の他に、リクルーター面談というものが存在します。インターンシップ、説明会やセミナーに参加した後に、銀行の社員であるリクルーターと呼ばれる人物から個人宛に連絡が来ることがあります。

銀行の面接が始まるまでに複数回カフェや会議室で会い、メンターのように面接指導やサポートをしてくれます。人によっては面接ごとに呼ばれたり、こまめに会って志望動機のアドバイスを受けたり、質疑応答の練習をしてくれたりします。

必ずリクルーターから連絡がくるわけではありませんし、まるで内定までサポートをしてくれるようなイメージに近しいですが、リクルーター面接で切られることもあります。

必ずしもリクルーターからコンタクトが来る=内定ではありません。ですが、リクルーターから連絡が来た際はしっかりと対応するのが内定のカギとなるでしょう。

銀行に就職するためには業界の特徴を把握した上での強い志望動機が必要

銀行に就職するために知っておきたい業界・企業研究を通して、選考対策について解説しました。銀行は、非常に人気が高い業界です。

応募倍率が高く、書類選考、一次面接と突破していくだけでも大変な業界でしょう。基本的なことですが、選考を進むためには入念な企業研究・業界研究が必須です。

周囲と差をつけたい人は、銀行の特徴や効果的なアピールポイントを理解し、常に研究をするようにしてください。自分だけの魅力的な志望動機を作成できれば、選考を進められるでしょう。

銀行に就職するために有利な学部

銀行に就職するのに特別な資格は必要ないと伝えましたが、ただ、大学で何を勉強していたかはやはり無関係とは言えません。

銀行で働くには金融、経済、税務、不動産などの知識が必要となってきますので、これらの基礎知識がある方が望ましいでしょう。

経済学部・商学部・法学部の採用が多い

上記の金融、経済、税務、不動産などの知識があるとして、やはり有利になってくる学部といえば、経済学部・商学部・法学部などが挙げられ、実際に銀行ではこれらの採用が多い傾向にあるようです。

また、近年は国内だけでなく世界を相手にしなければならないことも多いため、国際学部出身者が採用される事例もあります。

他の学部出身者でもスキルや資格をアピールできれば◎

もちろん、これ以外の学部は銀行に就職できないというわけではありません。ただ、必要な知識があるという点をアピールするには簿記やファイナンシャルプランナーなどの資格があると有利に働きます。

また、語学力を売りにするなら「TOEIC」や「TOEFL」でハイスコアを取っておくのもよいでしょう。

就活生にアンケートで聞いた生の声はコチラ!

最後に、銀行について、キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。

質問:あなたは志望業界・職種をどのようにして決めましたか?また、それに決めた理由とあなたが選ぶ際に重視するポイントを教えてください。

就活生の回答

私は、早いうちから様々な業種の説明会に行き話を聞いて、実際に自分はどのようにその会社に貢献したいのかについて深く考え、志望する業界や業種を決めました。その中で私は、銀行に興味を持ちました。この理由は、様々ある企業の成長に不可欠なお金を扱いサポートする銀行の業務に魅力を感じたからです。銀行という名前のカッコよさや世間での知名度だけで決めるのではなく、実際に自分が働きやりたいことや成し遂げたいことをちゃんと考え、スキルを積みながら成長し満足のいくキャリアパスを歩めるのかを考えるのが自分の中で重視するポイントです。

※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております。

メガバンクなどの銀行に就職するなら「学歴・資格・語学力」などが必要!

メガバンクをはじめとする銀行に就職する為に必要な事について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。銀行に就職するのに特別必要なスキルなどはありませんが、やはり、学歴や基礎知識、語学力があるに越したことはありません。

特にメガバンクや外資系の銀行に就職したいと考えているのなら、ハイレベルなアピールポイントが必要です。今回紹介したメガバンクをはじめとする銀行に就職するために必要な要素を参考にしてください。

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