履歴書用封筒の宛先を横書きする場合の書き方を紹介します【マナー・注意点・洋封筒の使い方】

履歴書を郵送で送付した経験のある就活生は意外と少ない！

■調査方法：キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時：2017年3月7日
■調査元：ポート株式会社
■調査対象者：キャリアパーク会員の就活生
■質問内容：「履歴書を郵送で送付したことがありますか？」

履歴書を企業に提出する際、手渡しと郵送の2パターンがあります。それぞれ特有のマナーがあるため、しっかりと確認しておかなければなりません。就活生を対象に実施したアンケートによると、実際に履歴書を郵送した経験のある人は少ないようです。あまり機会がないからこそ、しっかりとマナーや注意点をおさえておくべきでしょう。こちらの記事で、見落としがちな郵送マナーに関して確認していきます。

縦書き・横書き共通の履歴書を郵送する際のマナー

就活の際は、履歴書などを封筒に入れて郵送する機会も増えてきます。もしも、封筒で履歴書を郵送しなくてはならない場合は、どのようなポイントに注意するべきか確かめましょう。

学校指定の封筒は横書きの場合が多い

履歴書を提出する際は、学校指定の封筒を使う場合があります。学校指定の封筒は、横書きのものが多いです。履歴書を封筒に入れて送る際には、縦書きにすればいいのか横書きにすればいいのか悩んでしまう人も多いでしょう。マナーに従うなら、どちらの書き方が適しているのでしょうか。

基本は縦書きで指定がある場合のみ横書き封筒で郵送する

まずは、履歴書を郵送する際の注意点をみていきましょう。履歴書を郵送する際は、応募先企業からの指定がない限り、縦書き封筒を使うのが基本です。指定がある場合のみ、横書き封筒を使ってください。
指定がないにも関わらず、横書き封筒で送ってしまうのはマナー違反となります。

応募書類を折らずに封入できる白封筒を用意する

縦書き・横書きに関わらず、封筒は履歴書やエントリーシートなどの応募書類を、折らずに封入できるサイズを選びます。アルバイトやパートなど、応募書類が履歴書一枚だけという場合には、三つ折りサイズの封筒を使ってもかまいません。基本的なマナーとしては、縦書き・横書きどちらでも茶封筒ではなく白封筒だとされています。
また、履歴書やエントリーシートには個人情報が満載です。薄い紙を使った封筒だと、中身が透けて見えてしまうので、できるだけ厚手の紙で作られた丈夫な封筒を使いましょう。雨に濡れて履歴書の文字がにじむなどの、郵送途中のアクシデントも防ぐことができます。

履歴書の郵送にレターパックを使うのもアリ

履歴書を郵送する際に、郵送料金や配達確認の面からおすすめなのが、レターパックです。定額なうえに、配達状況を確認できるというメリットがあります。履歴書は、封筒の宛名書きが済んだ後に封入してください。封入後は、糊でしっかり封を閉じましょう。あらかじめ粘着テープや接着剤がついている封筒の場合は、それを使って封を閉じて構いません。中には接着力が弱いものもあるので、封をした後はちゃんとふさがっているかしっかり確認しましょう。封をしたら、「〆」を入れて完成です。

縦の封筒に横書きで記入する際のマナー

封筒は縦書きが一般的に多いといえますが、学校指定の封筒が横書き用になっている場合もあります。縦の封筒に横書きで宛名を記入する際のマナーについて見ていきましょう。基本的なマナーは縦書きの場合と共通ですので、どういった違いがあるのか考えながら、バランスよく書いてみましょう。

表には送り先の住所・企業名・担当者名を記入する

まず、封筒の表に記入する内容について見ていきます。封筒の表には、送り先の郵便番号・住所・企業名・担当者名を記入しましょう。企業名は「（株）～」など略すのはマナー違反ですので「株式会社～」と正式名称をしっかり書くようにします。相手の名前が分かっていたり、採用担当者個人に送る場合は「様」、人事部など部署に対して送る場合は「御中」を使います。

赤文字で「履歴書在中」と右下に書く

履歴書を封筒で贈る場合には、右下に「履歴書在中」と赤文字で記載しましょう。会社には毎日多くの郵便物が届きますので、「履歴書在中」と書かれていないと中にどんな書類が入っているか分からず、担当者に届くのが遅くなってしまいます。表に目立つ赤文字で「履歴書在中」と書いてあれば、企業に対しても親切といえるでしょう。

自分の住所・氏名・大学名は裏の右下へ

裏面に名前や住所を書いていないと、万が一の事故や切手の金額不足などの際に封筒が自分の元に返ってきません。自分は提出したつもりでも、企業には届いていなかったという事態を防ぐためにも、しっかり記入しましょう。

横書き封筒（洋封筒）の場合は縦書きとマナーが異なる

今まで、縦書き封筒（和封筒）に横書きする際のマナーについてみてきました。しかし、横に長い洋封筒に横書きする際には、縦書きのときとマナーが異なります。和封筒と洋封筒の書き方の違いについて理解しておけば、書き間違いを防ぐことができます。履歴書を洋封筒に入れることはあまりありませんが、一般的なマナーとして知っておきましょう。

住所・郵便番号の数字は算用数字

横書き封筒で履歴書やエントリーシートを送る際の書き方としては、あたりまえですが宛名・宛先を横書きで書きます。
横書きなので、住所の数字は算用数字を用いてください。また、横書きで、郵便番号の枠がある場合には、その中に郵便番号を書きます。横書き封筒の場合は、右に90度回転させて（縦書き封筒と同じ向きで）書くため注意が必要です。
宛先住所は、切手の下の高さを目安に書くとよいでしょう。横書きする際に、あまりに上の部分から書き始めると、封筒を見たときの文字のバランスが悪くなるのです。

③自分の住所は裏面の中央下に書く

横書き封筒での自分の住所の書き方は、住所と名前を封筒の3分の1幅に収まるように書きます。
そして、横書きの場合、住所を書く部分が裏面の中央下となります。本来であれば大学名までいれるのが正しい書き方ですが、横書きの場合は幅に収まらなければ書かなくてもかまいません。

横自分の住所は裏面の中央下に書く

横書き封筒での自分の住所の書き方は、住所と名前を封筒の3分の1幅に収まるように書きます。
そして、横書きの場合、住所を書く部分が裏面の中央下となります。本来であれば大学名までいれるのが正しい書き方ですが、横書きの場合は幅に収まらなければ書かなくてもかまいません。

切手は右上で封締めは不要

横書き封筒（洋封筒）の場合、切手は右上に貼りつけます。切手が剥がれてしまわないように、しっかりのり付けして貼るようにしましょう。洋封筒の場合、封締めをする必要はなく、書いてしまったとしても失礼ではありません。

履歴書を封筒で送る時の注意点

封筒に宛名を書く際のマナーについて紹介してきました。続いては、履歴書を送る際のマナーについて見てみましょう。履歴書は就職に関わる重要な書類ですので、手紙を封筒で送る場合よりも丁寧に扱う必要があります。履歴書を封筒で送る際の注意事項について、ご紹介していきます。

封筒のサイズはA4を選ぶ

履歴書を送る際の封筒は、A4サイズを選びましょう。履歴書を三つ折りにして長封筒で送るのはNGです。履歴書は二つ折り（真ん中で1度だけ折ったもの）の状態で売られていますので、それ以外の折り目を付けないようにします。そのためには、A4サイズか角2号の封筒が最も適しているでしょう。

切手の料金不足に注意する

履歴書を送る際は、切手の料金不足に気を付けなければなりません。料金不足になるとまた自分の手元に封筒が戻ってくることになりますので、受付期限を過ぎたり、相手企業に迷惑をかけたりすることになります。切手代は郵便物の重さによって変わりますので、ポストに直接出すよりは郵便局の窓口に持っていくようにしましょう。

書類はクリアファイルに入れる

履歴書などの重要書類を封筒で贈る際には、書類をクリアファイルに入れてからそのまま封筒に入れて送るようにしましょう。こうすることで、書類の角が折れ曲がってしまうのを防ぐことができます。また、雨で封筒が濡れてしまった場合に、中の書類を守るという役目もあります。

添え状を用意する

履歴書を郵送する場合は、一緒に送付状をつけるのがマナーです。送付状とは、何の書類を誰が送ったのか案内する文書であり、企業はそれを見てどんな書類が届いたのかを確認します。履歴書を直接企業に持っていく際には必要ありませんが、郵送の場合は添え状を付けるのがマナーですので、パソコンで作成するようにしましょう。

履歴書は基本的なルールやマナーを守る

履歴書を作成する際は、誤字脱字に気を付けること以外にも基本的なルールやマナーを守る必要があります。履歴書には細かいルールや書き方が存在するため、きちんと守られているか作成前後にチェックすることが大切です。そこでぜひ活用したいのが「履歴書作成マニュアル」です。無料でGETできるので、履歴書の書き方に悩んでいる就活生におすすめです。実際に履歴書を作成する際のお手本としても、持っておいて損はありません。

履歴書を横書き封筒で郵送する際のポイントは宛名などのバランスに注意した書き方で！

履歴書を横書き封筒で郵送する際の宛名の書き方について紹介しました。履歴書やエントリーシートは、指定がなければ縦書き封筒で送るものですが、企業によっては横書き封筒を指定してくるケースがあります。そんなときに、慌てないよう横書き封筒の書き方を覚えておくと安心です。
横書き封筒の宛名の書き方はそう難しくありませんが、バランスよく書けるようになるまで練習した方がいいでしょう。履歴書やエントリーシートを見る前に担当者の目に触れる封筒ですから、きれいな書き方をこころがけてくださいね。