2020年06月30日(火) 更新

履歴書のサイズはA4とB5のどちらが適しているのか|特徴や選び方の基準

履歴書のサイズはA4とB5の2種類

A4サイズの履歴書(見開きA3サイズ)

履歴書のサイズは主に2種類あり、ひとつがA4サイズです。このA4サイズとは、履歴書の片面のサイズになります。見開きにするとA3サイズになるためA3判やA判と呼ばれますが、これらは全てA4サイズの履歴書を指しています。
A4サイズの履歴書は、片面の大きさが210mm×297mmです。これはISO(国際標準化規格)における印刷物の標準サイズとされています。

B5サイズの履歴書(見開きB4サイズ)

履歴書のもうひとつの規格に、B5サイズがあります。B5サイズの履歴書は、A4サイズの履歴書よりもひとまわり小さいです。見開きにするとB4サイズになるため、B4判やB判と呼ばれたりもします。片面の大きさは182mm×257mmとなっているのですが、もともとは江戸時代に用いられた美濃和紙のサイズをルーツとしているため、日本やその周辺国でしかこのサイズは存在しません。

履歴書の正しい作成方法をマスターしよう

履歴書を作成する際は、誤字脱字に気を付けること以外にも基本的なルールやマナーを守る必要があります。履歴書には細かいルールや書き方が存在するため、きちんと守られているか作成前後にチェックすることが大切です。

そこでぜひ活用したいのが「履歴書作成マニュアル」です。履歴書の書き方に悩んでいる就活生におすすめです。無料でダウンロードできるので、実際に履歴書を作成する際のお手本としても持っておいて損はありません。

履歴書のサイズはどちらが良いのか

A4サイズの方が望ましい

履歴書のサイズはA4とB5の2種類がありますが、どちらを使うほうがいいのでしょうか。
手書きでの作成が主流だった90年代ごろまではB5判のサイズがよく使用され、平成9年(1997年)までは履歴書の書式を定めたJIS規格もB判が原則化していました。しかし、ISO規格(国際標準化規格)であるA判に合わせるべきだとの意見や、パソコンの普及もあり、平成10年(1998年)からはJIS規格で定められた履歴書のサイズがA判を原則とすることになったのです。この変更以降、A4サイズの履歴書の方が望ましいとして一気に普及しました。

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A4サイズの方が資料をまとめやすい

A4サイズの履歴書の最大のメリットは、資料をまとめやすい点です。現在、ビジネス書類のほとんどはA4サイズになっています。履歴書など就活資料を全てA4サイズでまとめると、企業側は管理が容易になるので、「細かいところまで配慮ができる」と好印象を持たれるでしょう。

B5サイズでも問題はない

A4サイズの方が望ましいと紹介してきましたが、B5サイズを選んでも問題はありません。サイズが小さいからといって、企業側の評価が大きく下がることもないのです。B5サイズは上記で紹介した通り、1997年まではJIS規格に定められるほどポピュラーでした。そのため、20年近く経った現在でも使用されることが多いのです。
B5サイズを用いるメリットは記入量が少なく済む点でしょう。B4サイズは、A4サイズよりもサイズが一回り小さいです。そのため、あまり多くの内容を記入できないと考えている人や、要点をコンパクトに伝えたいという人にもおすすめのサイズになります。

何を基準に履歴書のサイズを決めるべきか

企業・学校からの指定

履歴書のサイズは、何を基準に選ぶべきでしょうか。企業や大学側からフォーマットを指定されているのであれば、そちらを選び使用しましょう。指定を受けたにもかかわらず違うサイズを使用してしまうと、企業側に悪い印象を抱かれてしまう可能性があります。企業や学校に履歴書のサイズを指定されているか、事前に問い合わせしておきましょう。

書きたい・書ける文章量

履歴書のサイズ選びの基準には「書きたい・書ける文章量」もあるでしょう。用紙のサイズが違う分、書けるスペースに差があります。たくさん書きたい人や内容に自信のない人など、就活生によっても文章量にも差が生じるため、自分自身が書ける量に合わせて選択してください。

他書類の有無

サイズの選び方はほかにもあります。英文の履歴書や送付状、カバーレターなど他書類の有無や、その原稿サイズに合わせて決める方法があるのです。ビジネスマナーでは、相手に渡す書類のサイズはすべて同じ大きさにしなければならないとされています。履歴書だけサイズが異なって見た目がアンバランスにならないよう、適切なサイズを選ぶことが求められるでしょう。

レイアウトの違い

履歴書に記載されている項目のレイアウトを参考にするのもひとつの手段です。履歴書といっても、メーカーや用途によってデザインやレイアウトが異なります。「趣味・特技」の欄があったりなかったり、資格欄が通常より多めに設けられているなど、さまざまです。
そのため履歴書選びでは、サイズに関係なく自分がアピールしたい内容を詰め込めるようなレイアウトを選ぶことをおすすめします。
また、最近はweb履歴書を使用する就活生も少なくありません。無料でWeb履歴書をダウンロードできるサイトも多くあります。web履歴書を使用する際も、自分に合ったレイアウトを選択するとよいでしょう。

履歴書のA4サイズは2枚つづりに分離された仕様がある

二枚つづりの履歴書は印象がよくない

履歴書における2つのサイズのうち、A4サイズに関しては、見開きでつながっているタイプと、分離しているタイプの2種類が存在します。新卒者向けに発売されている履歴書の多くは見開きですが、大学やハローワークから無料で配布されるものに関しては、分離されているタイプが多いのです。
新卒の就活生が2枚つづりに分離しているタイプを使用した場合、企業側からの印象がよくないとされています。見開きタイプと違い、無料で配布されていることが多いため、「本当に入社したいのだろうか」と熱意を疑われてしまう可能性があるのです。

パソコン作成する場合はA4用紙2枚つづりでもOK

2枚つづりの履歴書を就活生が使用するのはあまりよくないとされていますが、パソコンで作成する場合は異なります。多くの印刷用紙がA4サイズであることから、A4用紙2枚つづりで印刷しても問題ありません。ただし、注意点があります。提出時はバラバラにせず、クリップで留めておきましょう。ひとつにまとめたほうが読みやすくなるからです。
A4用紙2枚つづりが不安で、見開きサイズと同じA3で印刷したいという方がいるかもしれません。その場合は用紙設定を再調整してから印刷するか、コンビニに置かれている複合機で印刷しましょう。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。

そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。

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封筒を使う場合のポイント

封筒は「角形2号」が好ましい

履歴書はA4サイズのものが多いですが、角形2号はA4サイズを折らずに封入することができます。そのため、履歴書を送る際の封筒は、角形2号が好ましいでしょう。長封筒の使用は、A4サイズを三つ折りにしなければならず、折り目がつき見栄えが悪くなるのです。履歴書では、長封筒は控えた方がよいでしょう。

茶封筒より白い封筒の方が好ましい

就活では、茶封筒よりも白い封筒を使用した方が好ましいです。茶封筒はダイレクトメールなど仕事上で使用されることが多く、紛れ込んでしまって紛失してしまう可能性があります。また、茶封筒にくらべて白い封筒は、文字が目立って見やすいという利点があるのです。茶封筒を使用したらいけないというわけではありませんが、白い封筒を使用したほうが無難といえます。

履歴書はA4サイズが好ましいがB5サイズでも評価に影響することはない

履歴書には、A4サイズとB5サイズの2種類が存在します。適したサイズを選ぶには、企業からの指定や文章量・レイアウトの違いなどで判断するといいでしょう。どちらのサイズを使っても問題はありませんが、A4サイズの方が他の文書とまとめやすいので、整理しやすく見た目も良くなります。多くの文章を書くことができない方や、書きたいことをコンパクトにまとめたい方はB5サイズの履歴書を用いるといいでしょう。

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