「会社が家から近い」を志望動機に書くのが絶対NGの理由

履歴書の志望動機は最重要ポイント

まず最初に覚えておかなければいけないのは、履歴書やエントリーシートにおいて、志望動機は最重要項目であるという事です。履歴書には、自分の名前や住所、学歴や職歴など、書くべき項目がたくさんあります。しかし、採用担当者が最も重要視する点は、当然ながら志望動機の理由です。いかに立派な学歴や資格を持っていたとしても、志望動機の理由がきちんと書かれていなければ、採用担当者の熱は冷めてしまうのです。

志望動機はなぜその会社に行きたいかを伝える場所

履歴書の志望動機はその言葉の通り「なぜその会社で働きたいのか？」を伝える場所です。つまり、採用担当者の心に熱意が届くような志望動機でなければいけません。そんな履歴書の最重要ポイントである志望動機。その重要度に関しても考察していきましょう。

志望動機に「家が近いから」と書く人の理由と採用側の捉え方

履歴書に書く志望動機の理由が中々思いつかない、正直に言うと”家から近い”というだけ。こういう時、そのまま履歴書に書いて送ってしまうとどうなるのでしょうか。

調査方法：メールを配信して学生にアンケート 調査実施日：2017/1/26～1/29 投票数：438

就活生を対象に438名から集計したアンケートによると、「「会社が家から近いから」は志望動機になると思いますか？」という質問に対して、26.8%の人がYes、28.4%の人がNoと答えました。（2017年1月時点、キャリアパーク調べ）割合としては、”志望動機にならない”と主張する人の方が多いようです。

なかなか実際に志望動機の欄に「会社が家から近いから」と書ける人も少ないでしょう。履歴書に実際に書いたらどうなるか？あるいは提出された時の対応など、具体的な事例を集めてみました。

「会社が家から近い」と書く側の主張

履歴書に「自宅から近い」といった理由を書く側の理由について見ていきます。
「家から近い」という志望動機を書く理由としては、主に3つ挙げられます。

「会社が家から近い」と書いて提出された側の主張

また、履歴書に「自宅から近い」という理由を書かれた側の思うことについても見ていきます。
志望動機に「家から近い」と書かれた側は主に3つの意見を持つようです。

志望動機が書けない時は、志望動機ジェネレーターを活用してみよう

会社が家に近いこと以外で志望動機を作成する際、なかなか良い内容が思い浮かばない人も多いはず。

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志望動機で「家から近い」と書いた志望者を人事担当者はどのように感じるか

「会社が家から近い」というのは確かに魅力的ですし、志望動機の理由の一つにはなりえるかもしれません。しかし、それを実際に告げられた応募先企業の担当者はどう思うのでしょうか。応募先が学生のアルバイトの場合、あるいは新卒採用の場合、もしくは中途採用の場合などによって、状況も変わってくるかと思います。
志望動機で「会社が家から近い」と履歴書の欄に書いて提出した場合を見ていきましょう。

「会社が家から近い」志望動機を書くとマイナス評価に

よく「家から近い」といった志望動機の理由がありますが、近い職場ならどの会社でも良いのではないかと思われてしまう可能性が十分にあるかもしれないので、志望動機で「会社が家から近い」と書くのはあまりお勧めできません。
それに、履歴書の時点でマイナス評価となってしまってはとても勿体無いですよね。

志望動機の理由をもう一度よく考えて

「家から近い」といった志望動機は、確かに魅力的ですが、その志望動機だけで集まる会社がいいのかきちんと考えてみてください。極端な話、あなたが誰か異性に、「あなた家近いし、給料いいから付き合うよ」と言われて納得しますでしょうか。
「どうしてあなたじゃないといけないかなんてわかんない」と言われてしまったら付き合いたいと思えないですし、嫌な気持ちになりますよね。
志望動機が「家から近い」と書くのはそれと同じなのです。

仕事内容に関しての志望動機を書く

志望動機に書く内容は、当然ながら仕事の内容に関しての事にすべきでしょう。「会社が家から近い」という理由も解らないではありませんが、履歴書の志望動機に書く段階、あるいは面接の段階では、自分の心の中に留めておきましょう。企業の採用担当者によっては、その時点で不採用の烙印を押されてしまうかもしれません。どうにか他の志望動機を考えてひねり出す事をオススメします。

「会社が家から近い」の理由でも採用されるケースが

「会社が家から近い」という志望動機も、求職者側としてはとても大きな要素である事に変わりはありません。しかし、企業側からすれば、「じゃあ家から近い会社がいいならうちじゃなくてもいいのか？」と受け取られてしまうでしょう。
ただ、それをプラスに変えていけばその理由でも採用される可能性があります。

家から近いだけの理由をプラス要素に変えよう

志望動機とは「御社でなくてはダメなんです」というポイントをアピールするためのメッセージなのです。要は「会社が家から近い」という理由だけではNGという事。どうしても家が近い以外の志望動機の理由がないのなら、それをプラス要素にしてしまうといいでしょう。書き方の工夫次第、という事です。

真っ当な志望動機を書いた上で「会社が家から近い」の利点でダメ押し

実際に志望動機で家から近いというだけで応募した人がいた時、能力というのは、教育と成長によって変化しますが家が近いというのも社員の通勤環境として大きなポイントとなると判断し、採用に至ったとか。
会社に大きな貢献をしてくれたため、志望動機の理由は正直な方が、お互いに利益になるという事でしょうね。

「家から近い」を主なアピールとする志望動機の例文

では、実際に「家から近い」との理由で志望動機を書いたケースをご紹介します。ただ単に「家から近い」という理由だけで志望動機を書くのではなく、この例文を参考に、ちゃんとした理由から志望したと伝えれば、志望動機がたとえ「家から近い」という理由であっても採用されるかもしれません。

「家から近い」歯科医院の志望動機

家から近い利点と言えば、お客様との共通点話題が出来やすいからですね。年齢層もわかりますので
「今度こんな素敵なカフェが出来るから行けるように歯を早く治そう」とか会話ができます。
書類持参で面接なので志望動機より人物重視かもしれませんが、もう少し一つ一つ掘り下げて理由を考えてみてはどうでしょうか。キャリアがあるのでもっと業務の事を考えて書いてみてもいいかもしれません。言い回し一つです。

「家から近い」データ入力の事務職の志望動機

前職では、パソコンでのデータ入力や発送処理、ファイリングなどの業務を経験しました。私は責任感をもって効率的にどのような業務も取り組めます。また、勤務地が自宅より近いため通勤しやすく、残業などの時間外の対応にも無理なくお受けできる環境です。そのため、安心して業務に取り組めると思っています。私は、前職の経験を活かし貴社の即戦力になれると思い志望致しました。

残業なども無理なくできるといったアピールもポイントです！

内定者の志望動機を覗き見！

企業は、採用において志望動機を重要視しています。志望動機で十分にアピールできないと、内定を得ることは難しいでしょう。

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志望動機の「家から近い」は真っ当な理由が書ければよい

志望動機に「会社が家から近い」と書く事に関して、双方の言い分はあるとは思いますが、結局は採用か不採用かを決めるのは会社側です。志望動機は履歴書の中でももっとも重要になるポイントだと言われていますし、面接の時にも必ず志望動機は聞かれるものです。

あくまでも企業側がどう感じるかが重要

採用担当者に志望動機の理由を聞かれても良いように、事前にしっかりとした志望動機を準備しておかなければなりません。どうしてその仕事がしたいのか？どうしてその会社でなければダメなのか？そしてどのように貢献できるのかをしっかりと考えて、理にかなった志望動機を書き上げましょう。

志望動機の理由では「会社が家から近い」は出来るだけ避ける

志望動機に「会社が家から近い」と書く事に関しての是非をご紹介しましたが、いかがでしょうか。いくら「家が近い職場だから」との理由でも、実際に履歴書の志望動機に書く事は避けた方が良いでしょう。もちろん面接の時にも「会社が家から近いから」という理由は避けましょう。ですが、その事が会社にとってもメリットがあるとアピール出来れば、志望動機に「会社が家から近いから」と答えるのもいいかもしれません。志望動機は正直に伝えることも必要ではありますが、あくまでも採用担当者に悪いイメージを与えないように気をつけましょう。