就活の面接で「最後に一言」と聞かれる意図と差をつける答え方

「最後に一言ありますか」と聞かれた時の準備ができている人はどれくらい？

キャリアパーク会員の就活生を対象に「面接で「最後に一言」と聞かれた際の準備はできていますか？」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

■調査方法：キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時：2017年3月7日
■調査元：ポート株式会社
■調査対象者：キャリアパーク会員の就活生
■質問内容：「面接で「最後に一言」と聞かれた際の準備はできていますか？」

アンケート結果によると、「最後に一言ありませんか」と聞かれた時の準備ができている就活生はそこまで多くないことがわかりました。もちろん、「考えてから臨みます」「できている」と回答した就活生もいますが、突然聞かれたら答えるのが大変です。そこで、本記事では「最後に一言ありませんか」と聞く面接官の意図、答え方について解説します。まだ準備ができていない、とっさに対応できるか不安な人はぜひ確認しておいてください。

就活の面接で「最後に一言ありませんか」と聞く意図は？

就活面接で「最後に一言」と聞いてくる意図と答え方についてみていきます。
就活の面接では「最後に一言ありませんか」と聞くのは、ありふれた対応でしょうか。面接官側の心理として、一方的に質問するだけでなく、抜けはないか聞いてもらうことで面接を完成させようという意図はあるでしょうが、それだけでしょうか。就活の面接で「最後に一言ありませんか」と面接官が聞くのには理由があります。

「最後に一言」は合格ラインにギリギリの人へのラストチャンス

「最後に一言」は就活の面接で、一歩何かが足りなくて合格ラインギリギリという場合に、最後のチャンスとして与えられる質問でもあるようです。そうした可能性を考えると、「最後に一言ありませんか」と聞かれたら、絶対に何か言った方が良いでしょう。

「最後に一言ありませんか」と聞かれた際の答え方は？

就活の面接で「最後に一言ありませんか」と聞く意図については、おわかりになりましたでしょうか。
面接を通して話は聞けたし特に何もないから、「最後に一言ありませんか」と聞かれても、『特にありません』で大丈夫かな？　と思っているかもしれません。

しかし、何も答えないということは、実は自らチャンスを逃していることでもあります。この「最後に一言ありませんか」という質問は、特定の回答を予期するために問われたものではありません。意外性も含めて、あなたの発言に耳を傾けてみようという、いわばチャンスなのです。

就活の面接で何の用意も心構えもなく、漫然と面接を受けているだけでは「最後に一言ありませんか」と聞かれても、おそらく「特にありません」と言ってしまいがちなのです。「最後に一言ありませんか」と聞かれる展開を想定して、就活生はあらかじめ何を言うのか考えておいた方が良いと言えるでしょう。

「最後に一言」で自分の強みや会社に貢献できるポイントを説明

自分の持っている強みや自分のどういうところが相手にとってプラスになるのか、など自己分析した論を述べても良いでしょう。積極性をアピールするチャンスでもあります。好印象を残しましょう。

質問で意気込みをアピールする

意気込みや目標などの前向きな質問をすると、好印象を持ってもらえるでしょう。

例えば、

・その企業で働くうえで知っておきたい社内制度
・入社するまでに何か勉強しておくことはないか
・この仕事でやりがいを感じるのはどんなときか

などです。

この企業でどれほど働きたいかを述べる

人の印象は第一印象と最後の印象で決まりますので、就活の面接の中身がうまくいかなかったひとにとってこの最後に一言は大チャンスでもありますから、相手の会社に対する強い意欲などを伝えてみては？

会社に対して熱い思いのある人材を嫌がる企業などありませんから、最後に一言に自分がどれだけこの企業で働きたいか思いを全部述べて締めくくれば最後の印象はきっと良くなるはずです。

面接において第一印象が与える影響は大きい

自己分析や業界・企業理解がどの程度できているかも、高評価を受けるために大切な要素です。今の時点で、あなたの面接力はどのくらいでしょうか？それを知るために活用したいのが「面接力診断」です。質問に答えることで、どのスキルが足りていないのかが一目でわかります。結果を参考にすることで、時間のない就活生も効率的に対策を進められます。無料でダウンロードできるので、気軽に試してみてくださいね。

就活の面接で「最後に一言ありませんか」と聞かれたら自己アピールを

就活面接で「最後に一言」と聞いてくる意図と答え方についてみてきましたが、いかがでしたか。
就活の面接で、「最後に一言ありませんか？」と聞かれて、「特に何もない」と答えるのはどうでしょう。どんなことでも良いので、何かを伝えたほうが、相手の印象に残る可能性が高まります。

就活の定番の展開として、最後に質問されると見越すことは十分に可能です。就活の面接に回答に相応しい回答をいくつか考えておき、解答するのもも良いでしょう。大勢の就活生と面接する面接官に印象を残すというタスクを意識して、就活生は普段から、また面接中においても、なにかしら準備しておきましょう。