2021年09月27日(月) 更新
面接で「今まで勉強してきたこと」について聞かれたときの答え方と注意点
目次
就活生の多くが勉強してきたこと伝えようとする
就活生の回答
キャリアパーク会員の就活生を対象に「面接で「今まで勉強してきたこと」について聞かれたら、なんと答えますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
- 大学での勉学は頑張ってきた自負があるのでそのことを答えます。
- 中国語
- 人との関わり方
- 卒業論文に関する研究
- マーケティングについて
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「面接で「今まで勉強してきたこと」について聞かれたら、なんと答えますか?」
今まで勉強してきたことを取り上げる場合、その内容は学んできたコースや科目によってさまざまです。アンケートの回答も「中国語」や「マーケティング」など、さまざま存在するのがわかります。内容が工夫されたものであればいいのですが、そうでない内容だと、大きく評価を落としかねません。どのような内容を伝えれば良いのでしょうか。
「今まで勉強してきたこと」は頻出質問の1つ
面接では良く聞かれる質問というものがいくつかあります。
その1つに、「今で勉強したことは?」「大学では何を勉強していました?」があります。一見すると通常の質問だと思うかもしれませんが、ほとんどの企業でされる質問です。面接官も意図があって質問しているのです。
「今で勉強したことは?」には、どういった回答をすればいいのでしょうか。
選考した学部・ゼミや研究室での勉強内容を答えよう
面接で答える「勉強」とは、基本的には経歴に基づく内容で構いません。つまり選考した学部での勉強、ゼミや研究室での勉強などの話ですね。
趣味での勉強や、学業、就く仕事と関係のない資格の勉強の話をあげるのはあまりよくありません。経歴に基づく勉強の話をしましょう。学部や研究に関するボランティア、活動などはプラスアルファの話としてするのは構いません。
この面接で聞かれる「勉強」については企業側にも意図があります。
どういった価値観や動機を持ち取り組んでいるかを見ている
「勉強してきたこと」の質問の意図ですが、これはあなたがどういった価値観や動機を持ちその勉強に励んでいたかを見ています。
ですので、「○○分野を○○のアプローチで研究しその際の問題は~功績としては~」など勉強したことについての詳細な説明は不要です。
それ以上にどうしてその勉強を続けていたか、それを勉強してどういった気づきがあったか、その勉強が今後どう役立ちそうかなどにポイントを当てPRしましょう。
自己分析の浅さは、人事に見透かされる
就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。
そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。
My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。
My analyticsでサクッと自己分析をして、選考を突破しましょう。
勉強と余り関係の無い仕事に進む場合の答え方
業界によっても「勉強してきたこと」の回答の仕方は変わってきます。
まず、一般企業の総合職など、学生時代の勉強と直接関係はない仕事に進む場合です。
この際は勉強した内容は概要部分のみ簡単に説明し、「なぜそれを学んだか」「どういた気づきがあったか」「どうして勉強の分野に進まずこの仕事を選んだのか」「活かせそうな部分」にポイントをあて順に話ていきましょう。
自分の考えが明確に伝わるように答えよう
自分の学部やゼミとかけ離れた分野への就職を考える際は、自分の考えが明確に伝わるように意見を整理しましょう。
例えば、法律学部→デザイン職など経歴とかけ離れた仕事に進む場合は
「どうして勉強の分野に進まずこの仕事をなぜこの企業を選んだのか」の部分が特に気されるでしょう。
学生時代の勉強と異なる分野の仕事に就職しようとするのは珍しくありませんが、「なぜそう考えたのか」が分かるようしっかりとした流れを作った上で述べるのが大切になります。
大学3年生のうちに、あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。
勉強の延長にある仕事に進む場合の答え方
法律学部→法律事務所など、勉強してきたことの延長にある仕事に進む場合ですが、この場合も「なぜそれを学んだか」「どういった気づきがあったか」などは自分の価値観が分かる様にしっかりと述べます。
これに加えて「具体的に勉強はどういった事をしたか」「どういった知識や経験、功績をもっているか」「具体的に仕事にどう活かせるか」など勉強した内容についてやや詳細に述べましょう。
専門職や技術系の仕事は勉強内容や知識・経験を示すと◎
特に専門職や技術系の仕事など知識、経験が武器となる仕事に進む場合は、その人の価値観より、具体的にどういった勉強をしどういった能力を持っているかの方を重視する企業もあります。
そういった場合は更に具体的に勉強内容や知識、経験を示していくと良いでしょう。
面接で「今まで勉強してきたこと」について聞かれた時は業種によって伝える内容を変える
部活動経験やバイト経験なども面接では問われますが、学生ですとやはり一番強く見られるのはその勉強、学業の部分です。今までの勉強について聞かれたら、基本的にゼミや研究に関する内容で構いません。ただし、企業や業界によってはその理由、具体的な考えを伝える必要があります。学生の本業という部分ですので軽率に考えず、なぜ勉強していたのか、どういうことを勉強したのかをしっかりと伝えるようにしましょう。
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