2021年11月30日(火) 更新

面接で黒タイツや黒ストッキングがNGとされる理由2つ【評価シートも確認】

この記事の監修者

キャリアアドバイザー

赤塩 勇太

大学を卒業後、新卒で採用コンサルティング会社に入社。キャリアアドバイザーとして、1,000名以上の就活生に対してキャリアセミナー、面談を実施。その後、採用コンサルタントとしてクライアントの採用課題の解決に従事。法人・求職者双方の目線から、適切なアドバイスを提供している。

面接で黒のタイツやストッキングがマナー違反なのはなぜ?

就活生の回答

突然ですが、19卒のみなさんは面接対策は順調ですか?
キャリアパークでは、会員の就活生を対象にアンケートを実施しました。

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「面接で黒のタイツやストッキングがマナー違反なのはなぜだと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • わからない
  • 印象が悪く思われるからだと思います
  • 葬式を彷彿とさせてしまうから
  • 暗く見えるから
  • 肌が隠れるから

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「面接で黒のタイツやストッキングがマナー違反なのはなぜだと思いますか?」

結果を見てみると、「印象が悪く思われるから」「葬式を彷彿させるから」など【印象】に関する回答があるなかで、「暗く見える」「肌が隠れる」など【見え方】に関連した回答があるのが分かりますね。 では、面接において黒タイツやストッキングがマナー違反とされているのは、どういった理由からなのでしょうか。本記事では、黒タイツやストッキングがマナー違反とされている理由を2つと、どうしても履きたいときの対処法をご紹介します。

就活の身だしなみは自分が納得して選択したかどうかも大切

就活の身だしなみについて悩む声をよく聞きます。第一印象に影響を与えるからこそ、細かい部分まで気にしてしまうでしょう。しかし、就活の身だしなみにおいて覚えておいていただきたいのは、全ての企業に共通する「正解」は存在しないということです。

だからこそ、就活では自分の魅力を演出することも大切です。身だしなみにおける就活マナーは知識として参考にしながら、自分自身で考えて選択肢、納得のできる就活を行いましょう。

黒タイツと黒ストッキングの違い

30デニール以上がタイツ、以下がストッキング

黒タイツや黒ストッキングには、「デニール」という濃さをあらわす数値があります。デニールとは、糸の太さをあわらす単位のことです。濃ければ濃いほど、デニールの数値が上がるのです。

そして、30デニール以上をタイツ、それ以下がストッキングと線引きされています。何気なく買っている黒タイツ、黒ストッキングですが、パッケージなどを見てみるとわかるでしょう。

30デニール以下でお尻を覆うのはパンストとも呼ばれる

タイツやストッキングの他に、パンストという名称もあります。パンストとは、ストッキングの中でもお尻を覆うタイプのことです。お尻を覆うタイプは、ストッキング、パンストどちらも意味は変わりません。

パンツスーツに合わせるような膝までのショート丈のものも、ストッキングと呼びます。これはパンストではありません。

面接で黒タイツ・黒ストッキングは適さない理由

面接でスーツを着る際には、黒タイツ・黒ストッキングは適さないとされています。黒タイツ・黒ストッキングであっても、リクルートスーツを着ていれば、支障がないように思えます。なぜ黒タイツ・黒ストッキングは適さないとされているのでしょうか。

理由①スーツに黒タイツ・黒ストッキングはお悔やみを連想させるといわれている

面接時に黒タイツ・黒ストッキングがマナー違反とされている最大の理由は、黒のスーツに黒タイツ・黒ストッキングを合わせるとどうしてもお悔やみなど不幸なイメージを連想させてしまうということ。特に黒ストッキングは絶対NGとされています。

社長・役員クラスの年配の方や、面接官が40~50代だと、黒ストッキングは縁起が悪いと思っている人も多いようです。黒ストッキングを着用しているだけで、悪い印象をあたえかねません。そういった方にも良い印象をもってもらえるよう、ベージュのストッキングを合わせた方が無難でしょう。

理由②暗いイメージでフレッシュ感がなくなる

企業は、人材としてフレッシュで溌剌としている人を求めているはず。スーツに黒タイツや黒ストッキングでは、フレッシュな印象を与えられないため、就職面接においては避けるべきとされているのです。

面接力診断で、苦手分野を見つけよう

面接では服装以外にも、対策すべきポイントは多くあります。たった一つの見落としが、致命傷になりかねません。

そこで活用したいのが、「面接力診断」です。

面接力診断は24の質問に答えるだけで、自分の弱点をグラフで見える化できます。ぜひ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。

パンツスーツに黒タイツ・黒ストッキングは見えないからOK?

スカートは足が見えるので黒タイツや黒ストッキングはNGですが、パンツスーツなら足の甲しか見えないので良いの?と疑問を抱く人も多いはず。ここでは、パンツスーツでの黒タイツや黒ストッキングについて述べていきます。

パンツスーツといえど黒タイツ・黒ストッキングはオススメはされていない

パンツスーツといえど、黒タイツ・黒ストッキングの着用は避けましょう。面接会場に入ってきた時点で、足元は見られています。パンツスーツだから大丈夫かなという考えは間違っています。

肌をあまり出さないパンツスーツであっても、黒タイツ・黒ストッキングは合わせないようにしましょう。

スーツを着る際はベージュストッキングが基本

ビジネスシーンでは、身だしなみも重要な要素の一つです。面接官は、面接という限られた時間で、ビジネスマナーが身に付いているかどうかを見定めなければなりません。

面接で初めて顔を合わせるのに、スーツに黒タイツや、黒ストッキングで現れたら「この人はビジネスマナーが備わってないな」という印象を与えてしまいます。
面接などの場では一般的に、ベージュのストッキングをスーツに合わせるほうが好ましく、ビジネスマナーの基本とされています。

面接以外のビジネスシーンでもベージュが相応しい

実際に働いている方、特にお客様と顔を合わせる方は、基本的にはベージュのストッキングを履いていますよね。黒タイツ・黒ストッキングはやはり暗い印象を与えがちなので、社内ルールとして許される場合のみ着用するようにしましょう。

寒さ対策にはパンツスーツを

例えば冬場の面接の場合、どうしてもスーツにベージュのストッキングだと記事が薄くて寒いという問題が出てきます。黒タイツを履きたい気持ちもわかりますが、パンツスーツスタイルにする方が無難でしょう。

面接前にトイレで履き替えるのもひとつ

どうしてもスカートスーツで行きたい場合は、面接会場までは黒タイツで行き、面接前にトイレなどで履き替えるという手もあります。試行錯誤して上手に寒さ対策をしてくださいね。

足の傷を隠すなら厚手のベージュストッキングを

足に傷跡があって、黒タイツじゃないと隠せない…。とお悩みの方は、厚手のベージュストッキングにしましょう。厚手であれば、ベージュでも隠せますし、面接官もそこまで傷は気にならないでしょう。

熱意がなくても3分あれば受かる志望動機を作れます

何社も選考に応募するとなると、正直、受かりたいけど熱意が低い企業もありますよね。実は、熱意がなくても受かる志望動機を作ることは可能です。

無料の「志望動機作成ツール」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、熱意がなくても、強みが伝わり採用したいと思わせる志望動機が完成します。

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ベージュストッキングの中でも気を付けることとは?

派手な色・柄、ワンポイントは避ける

派手な色・柄はもちろん避けるべきです。また、ベージュのストッキングでワンポイントの柄のものや薄く全体に柄が入ったものもビジネスシーンではカジュアルな印象を与えてしまうため避けた方が無難です。柄入りのものはプライベートで着用し、スーツを着るときはシンプルなストッキングを選ぶようにしましょう。

ただしアパレル業界でなら許される場合も

ただし、職種や業界によっては、例外があることもあります。一部の限られた業種のみになりますが、アパレル業界やクリエイティブ職では、私服でお越しくださいと指定がある企業も存在します。

そういった服装からその人のセンスなどを見極めたいと考える企業や業界の面接では、黒タイツ・黒ストッキングはもちろん、中にはカラータイツもOKの場合もあるでしょう。自分が受ける企業の特徴や雰囲気をしっかり確認して面接に挑むようにしましょう。

服装はそこまで気にしない、という採用担当の声も

採用担当からは、「もちろん前提とする服装の順守は必要ですが、ストッキングを履くかどうかなどをはじめそこまで細かい点については評価等になることはありません」という声をいただいています。しかし、これはある種、どんな採用担当に見られてもマイナスにならない様に対策する、という方が近いでしょう。

黒タイツや黒ストッキングは暗い印象を与えるので面接には適さない

面接時のスーツに合わせるストッキングについては、面接官に良い印象を与えるためにも黒ストッキング・黒タイツはマナーとして避けるべきです。スカートスーツでもパンツスーツの場合でも同様です。
黒なら問題ないのでは?と考えてしまいがちですが、やはりベージュに勝るものはありません。面接でどんなにいい話ができても、黒タイツ・黒ストッキングというだけで選考に落ちる可能性も大いにありえます。オシャレや寒さ対策を考えると自分の好きな色や柄を着用したくなるのもわかりますが、面接時は割り切って、好印象を与える服装を心がけましょう。

キャリアアドバイザー|赤塩 勇太

個性は服装やマナーではなく経験やポテンシャルでアピールしよう

面接において、黒タイツ・黒ストッキングが必ずしも悪いという意味ではありません。ですが、服装・マナーで個性を出す必要は基本的にはなく、あなた自身のこれまでの経験や、ポテンシャルを中心にPRすべきだからです。

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