2020年07月31日(金) 更新
就活で「熱中したこと」を効果的にアピールする方法【面接やESで使える】
目次
「熱中したこと」を効果的にアピールする方法を知る前に...
就活生が考える過去に熱中した経験
まず熱中とはどういったものなのでしょうか?キャリアパーク編集部が独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な声をまとめました。
質問:自己PRでアピールできる能力としては何が挙げられますか?また、それを効果的に伝える方法としてどのように伝えるのがいいと思いますか?
就活生の回答
目標に向かって諦めずに地道に努力するところです。大学でダンスを始め、ダンスバトルに挑戦し続けましたが、経験者ひしめく中で勝利するのは容易ではなく、負けてばかりでした。しかし、悔しさをばねに、週2回の徹夜の基礎練習や、70人のダンサーを集めた練習会を主催するなどして練習に打ち込み続け、2年間後には、100人規模のダンスバトルで優勝できました。このエピソードのように努力のアピールが大切だと思います。このエピソードから努力をアピールするためには100人規模などの「数字」を具体的に使うことで相手に伝わりやすいように工夫しました。
※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております。
熱中したエピソードには部活や授業だけでなくアルバイトや趣味も利用できる!
キャリアパーク会員の就活生を対象に「エントリーシートで「熱中したこと」を聞かれたらどのようなエピソードを書きますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
就活生の回答
- 学生団体での活動です。
- 部活
- 趣味のライブ観戦について
- 大学時代に熱中した専攻の勉強について書きます
- 英語、中国語、韓国語を使ったアルバイト(接客)
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「エントリーシートで「熱中したこと」を聞かれたらどのようなエピソードを書きますか?」
エントリーシートでは、熱中したことについて問われる場合もあります。アンケート結果により、熱中したことについては、人によって様々だと分かりました。「部活動」や「専攻した勉強」といった回答ももちろんありますが、「趣味のライブ観戦」や「アルバイト」といったものもあったのです。 では、これらのエピソードをどのように書いていけばいいのでしょうか?以下の項目で詳しく見ていきます。
熱中したことを書き出すにはコツがある
就活の際にエントリーシートや面接で「熱中したこと」をよく聞かれます。これだ!というものがある人にとってはすんなり書けてしまう項目かもしれませんが、大半の人がどういった書き方をすればいいのか悩んでしまうでしょう。また、ただ単に書くだけではなく面接官へのアピールも必要というところが悩みの原因です。しかし、ポイントを抑えれば書きやすさは格段に上がります。どういった書き方をすれば良いのでしょうか。
自己分析の浅さは、人事に見透かされる
就活で内定を勝ち取るには、自己分析による自己理解が必須です。自己分析を疎かにしていると、説得力のある回答ができません。
そこで活用したいのが、自己分析ツール「My analytics」です。
My analyticsを使えば、質問に答えるだけであなたの強み・弱み・適職を見える化できます。
ぜひ活用して、就活を有利に進めましょう。
ポイント①:熱中したことから何を学んだかをエントリーシートに書く
就活のエントリーシートに熱中したことをそのまま書くだけではなく、熱中したことを通して何を学んだかを盛り込みましょう。採用担当者は「熱中したこと」という質問を通してあなたの素質を見ているのです。具体的なエピソードをピックアップして、アピールしましょう。面接官は何に熱中したのかではなく、熱中して何を得たのかを聞きたいのです。
熱中したこととは些細な内容でも問題ない
エントリーシートや面接で答える熱中したこととは、以下のような内容でも問題ありません。
・ゲームに熱中してこの業界に興味が沸きました
・部活に熱中してチームワークの大切さを学びました
・もの作りに熱中して、その奥深さを知りました
どんな些細なことでもいいので、「自分が知ったこと」「得た情報」「学んだ経験」を示すようにしましょう。
目に見える結果だけでなく実感した学びや成長もアピールになる
「熱中というほど大したものでもなかった」「結果を出せていないから熱中したとは言えない」と考えてしまう人がいるようですが、目に見える結果を出すことが全てではありません。目には見えなくとも、自身で感じた学びや成長を文字で伝えることが、就活での重要なアピールになるのです。
ポイント②:エントリーシートで熱中したことを志望動機に結びつける
エントリーシートに熱中したことを書く場合、熱中したことを志望動機に結び付けられれば、より好印象になります。採用担当者側としては、どういう経緯で自社を選んだのかが聞きたいのです。仕事には情熱をもって取り組んでもらいたいので、熱中したことが志望動機に結び付いていると「この人なら熱意を持って仕事に取り組んでくれるだろう」という期待が生まれるのです。
身近な内容でも書き方次第で説得力のあるアピールになる
就活のエントリーシートに書くためには資格や勉学、サークル、留学等、大学生がアピールしやすい内容でないといけないと思ってしまう人もいるようですが、そうではなく身近な内容でも書き方によっては、アピールポイントになります。
・学生時代におもちゃの収集に熱中し、玩具の企画開発に携わりたいと考えました
・学生時代、バスケットボール観戦に熱中しており、チームプレーの大切さを学びました。この経験により、チームで出来る仕事に興味を持ちました
・テレビやインターネット等のメディアに熱中し、報道に強い魅力を感じ、報道に関われる仕事を志望しました
など、書き方によっては説得力ある内容になります。
面接力診断で、苦手分野を見つけよう
面接では熱中したこと以外にも、対策すべきポイントは多くあります。たった一つの見落としが、致命傷になりかねません。
そこで活用したいのが、「面接力診断」です。
面接力診断は24の質問に答えるだけで、自分の弱点をグラフで見える化できます。ぜひ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。
ポイント③:エントリーシートで熱中したことから将来のビジョンを明確にする
エントリーシートには、熱中した内容と共にその情熱を通して将来的に叶えたいビジョンを示しましょう。実現可能かどうかは現時点では問題ではありません。叶えたいビジョンを明確に描き、説明できるかが重要なのです。
採用担当者に自分が熱心に働く姿を想像させる
面接官はエントリーシートの内容によって、応募者の働きぶりを予想します。熱中したことによる学び、説得力のある志望動機、そして明確なビジョンをしっかりと示せている人は「期待以上の働きをしてくれるだろう」と想像します。エントリーシートに記載した熱中したことによって、あなたが熱意を持って働く姿を面接官に想像してもらうことを強く意識してください。
就活では熱中したことをアピールするポイントをおさえて効果的なエントリーシートを作成しよう
熱中したことを就活のエントリーシートでアピールするポイントについて説明しました。就活におけるエントリーシートの「熱中したこと」の項目には成長や志望動機、将来像をからめて、いかに自分をアピールできるかが重要です。自分が何に熱中してきたかをよくよく考え、そこから発展させていきましょう。ポイントをしっかり踏まえれば、あなたならではの「熱中したこと」が魅力的に書けるはずです。
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