2020年06月30日(火) 更新
グループディスカッション・グループワークの自己紹介で意識するポイント4つ|紹介例もピックアップ
目次
グループワーク(GW)とグループディスカッション(GD)の違い
グループワークやグループディスカッションで自己紹介をする際に、意識しておきたいポイントの前に、まずはグループワークとグループディスカッションの違いについて把握しておきましょう。
グループワークはみんなと力を合わせて1つのミッション達成を目指す
グループワークとはどのような内容かを簡単に紹介すると、「4~10人で決められたグループのみんなと力を合わせて、1つのミッション、目的を達成する」という内容ですです。 そのミッションや目的内容としても、計算がある課題や企画書を作る課題など、種類は様々で企業によって用意される内容はさまざまです。グループ全員が協力をしなければならない環境下におかれます。
グループディスカッションはお題に対してみんなが協力し1つの結論を導き出す
グループディスカッションとはどのような内容かを簡単に説明すると、「1つのお題に対してみんなが協力をし、1つの結論を導き出す」という内容です。グループディスカッションとグループワークは似ていますが、結論を導き出すまでの過程でさまざまなプロセスを踏むのが内容の特徴です。 グループディスカッションでは大抵の場合、「司会」「タイムキーパー」「書記」の役割を決め、企業から出されたお題内容に対して参加者が意見を出していくことになります。
自己紹介によってグループ行動の立ち位置や進め方が変わる
グループディスカッションやグループワークは、意欲的な態度やお互いに意見を出し合いながら結論に導こうとする場です。そこでの自己紹介によって、開始後の立ち位置や進め方が変わるケースも考えられます。これから紹介するポイントを意識することによって、あなた自身のキャラクターを見せつつ、的確な自己紹介ができるようになるでしょう。
自己紹介で意識するポイント①:第一印象
就職のための選考過程で行われるグループディスカッションでは、自己紹介の時点から選考が始まっていると考えるべきです。その際の発言態度や内容が、あなたの評価に影響することに配慮する必要があります。
明るいトーンかつ周りに聞こえる音量で話す
自己紹介で特に意識しなければならないのが、明るいトーンかつ周りに聞こえる音量で話すことです。面接官や採用担当者はこのときの自己紹介である程度のキャラクター性を認識します。「○○です!よろしくお願いします!」と明るく話す人と、「○○です。よろしくお願いします」と淡白で元気のなさそうな話し方をする人とでは、明るく話す人の方を注目されやすいでしょう。
話しているときとそうでない時の態度が異なると評価が落ちる
ただし、自己紹介とグループディスカッション前や最中の態度が異なっていると面接官は不信感を感じるでしょう。例えば、グループディスカッションやグループワークに取り組む前は誰とも話そうとせず、他の参加者の輪にも入ろうとしない人が、自己紹介で突然明るく挨拶するのは違和感をおぼえやすいです。採用担当者からすると「仕事中も相手によって態度を変える打算的な人になりそうだ」と疑念を抱かれかねません。不自然に明るい態度をとるのではなく、周りの参加者に自分の言葉が伝わるような話し方にするよう心掛けましょう。
自己紹介で意識するポイント②:紹介の長さは10秒~1分程度
グループディスカッションやグループワークでの自己紹介は時間配分も大切です。スピーチのように延々と話すわけにはいきませんが、ただ単に「○○です」と名前しか言わないのもあまり誠実ではありません。このような場での自己紹介の長さは10秒程度が基本で、どんなに時間がかかっても1分以内に終わらせる必要があります。
自己紹介に時間をかける必要はない
「せっかく大事な面接の場だから、自己紹介で自分の良さをアピールしよう」と勘違いしてしまう人が少なからずいます。しかし、自己紹介はあくまでも相手に名前を知ってもらうための時間です。もしアピールにつなげたいと考えているのであれば、グループディスカッションやグループワーク中の行動で評価を得てもらうのが適切な行動でしょう。
名前・大学もしくは学部名・意気込みが言えれば問題ない
では、自己紹介はどんな内容を話せばいいのでしょうか。上記でもある通り、あなたのことが伝わる必要最低限の情報があれば問題ありません。そのため、以下の4つを紹介すれば問題ないでしょう。
自己紹介で取り上げるべき項目
・名前
・大学もしくは学部名
・学部内で取り組んでいること
・参加することに対する意気込み
もし、周りの学生が有名な学校ばかりで、自分の通っている学校名を話したくないと思った場合は、学部名だけ話しても問題ありません。ただし、採用担当者が「大学名も紹介してください」との指示を出した場合には、素直にそれに従いましょう。また、自己紹介の内容は、主催者側から最低含めるべき項目を指定させることがあります。上記の内容だけなく、趣味や昨日の夕飯の献立など関係のない項目を話すこともあるでしょう。
自己紹介で意識するポイント③:個性を表現する
グループワークやグループディスカッションで、自分がどんな役割を持ちたいかを事前に検討し、リーダータイプ、フレンドリーで明るいタイプ、思慮深く他の意見を吟味するタイプなど、自身で表現したいキャラクターについて考えておきましょう。 自己紹介では、アイスブレーキングのためにも「プラスアルファ」で加えるコメントを準備しておきましょう。
個性を表現できるコメントを事前に準備
例えば控えめな性格の人であれば、「周りの皆さんの意見を参考にしつつ、自分の考えもハッキリと提示できればと思っています」と伝えたり、明るいタイプの人であれば「せっかく顔を合わせる機会に恵まれたので、皆さん全員の名前を覚えて帰りたいと思います。」という発言をすると、良い印象につながるでしょう。 自身の個性をどのように表現したいかを具体的な言葉で準備しておくと、本番で緊張していたとしても大きく失敗して後で後悔せずに済むはずです。
自己PRとして利用するのは逆効果
ただ、いくら個性を打ち出したいからといって、「~ができます。~もできます。」などと自己PRの場として用いてはいけません。ついついやってしまいがちな方法ですが、そのタイミングで行うのはむしろ逆効果です。あくまで集団での討論や作業が評価の主軸であり、自己紹介で延々とPRをおこなうのは協調性を乱す行為として評価を下げかねません。
自己紹介で意識するポイント④:協力を促すコメントをする
自己紹介においては、同じチームのメンバーへの協力を促すコメントをするのもポイントのひとつです。例えば、「チームで与えられたミッションを達成できるように頑張りましょう」など、お互いがライバルではなく仲間として認識しあうような内容がおすすめです。
協調性やチームの結束を強める結果につながる
グループディスカッションでの評価のポイントは、その場の主導権を握るリーダーシップだけではありません。他の参加者とも対等な立場で接したり、周りの意見を参考にしながら新たな提案をする協調性の部分も重視されます。自己紹介中に上記の発言をすることで、緊張したムードを和らげるだけでなく、「周りも同じ立場の仲間だ」との認識を強めることにもつながり、より活発なやり取りができるようになるかもしれません。
ディスカッション中における自分の役割をいきなり提示しない
ここでも注意しておきたいポイントがあります。それは、自己紹介でいきなり自分の役割を提示しないことです。「自分は周りを引っ張るのが得意なので進行は任せてください」や「主張するのが不得意なので聞き手役に回ります」など、集団での作業が始まっていないにもかかわらず、勝手に立場を示そうとする姿勢は採用担当者だけでなく、他の参加者にも不信感を抱かせかねません。あくまでも、メンバーにエールを送るようなコメントを心がけましょう。
それぞれの役割での対策がある
適切な役割を把握した上で、練習を進めた方が効率的に対策ができます。しかし、集団討論でどの役割を担えばいいのかは、多くの就活生が悩むものです。そこでおすすめなのが「グループディスカッション完全対策」です。こちらの資料では、YES・NO診断で自分にぴったりの役割が診断できます。「アイディアマン」「司会」「書記」「タイムキーパー」の内、あなたはどのタイプでしょうか?無料でダウンロードできるので、ぜひ試してみましょう。
グループワーク(GW)・グループディスカッション(GD)での自己紹介例
グループワークやグループディスカッションでの自己紹介の内容をどのようにすれば、前述で紹介してきた第1印象を意識し、その後やりやすくできるのでしょうか。例文を紹介しますので、例文の内容を参考としてください。
グループディスカッションでの自己紹介例
皆さんはじめまして!○○大学○○学部の□□□□です。
大学では○○分野に関する研究をおこなっています。
皆さんと一緒に、具体的な結論を見いだせるよう、精一杯取り組みますのでよろしくお願いします!
このように、シンプルですがあなたの情報が最低限伝わる内容を手短にまとめて表現しましょう。
また、以下のようにやんわりと布石を売っておくと場の空気も和み印象が良くなります。内容を参考にしてみてください。
場を和ますキャラクター性の紹介
「途中で分からないことがあり、質問をするかもしれませんが、よろしくお願いします」
「議論に熱中しすぎて、周りが見えなくなるかもしれないので、そのようになりましたら容赦なく止めてください」
グループワークやグループディスカッションの自己紹介では簡潔に個性を表現した内容をアピールしよう
以上述べてきたとおり、グループワークやグループディスカッションの自己紹介内容を事前によく検討しておくことは、以下のような多くのメリットがあります。
自己紹介を事前に考えるメリット
1.自分の第一印象を良くする
2.自分のキャラクターをイメージしておくことで発言内容に一貫性が持てる
3.グループディスカッションでの議論に落ち着いて臨める
4.周囲の参加者との連帯感を生み出すことができる
グループワークやグループディスカッションが行われる可能性のある選考に参加する際には、ぜひ内容の事前準備をして臨んでみてください。
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