2020年06月29日(月) 更新

履歴書に幼稚園や保育園などの学歴を書く際のマナー

ほぼ全ての就活生が幼稚園や保育園は履歴書に書かない
履歴書における学歴の決まりとは？
職歴がある場合にはどうするのか!?
では、どんな場合に幼稚園から書くのか!?
学歴を書くときには決まり事を確実に守って書く

ほぼ全ての就活生が幼稚園や保育園は履歴書に書かない

キャリアパーク会員の就活生を対象に「履歴書の学歴欄に幼稚園や保育園は記入していますか？」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

就活生の回答

していない
いいえ
していない

■調査方法：キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時：2017年3月7日
■調査元：ポート株式会社
■調査対象者：キャリアパーク会員の就活生
■質問内容：「履歴書の学歴欄に幼稚園や保育園は記入していますか？」

このアンケートでは、おおよそ全ての就活生が、履歴書の学歴欄には幼稚園や保育園の記入を「していない」と回答しています。基本的に中学や高校卒業から記入するケースが多いため、こういった結果なのではないでしょうか。

では、履歴書の学歴欄には幼稚園や保育園は記入しない方がよいのでしょうか。保育園や幼稚園の先生を目指している方は、とくにアピールするために書こうと考える人も多いはずです。本記事で詳しく解説します。

履歴書における学歴の決まりとは？

結論から言えば、どの時点から書いても差し支えありません。なぜなら、学歴を書く上で、その点についての明確な決まりが無いからです。ただ、ある程度「一般的にはこの場合、こうする」という様式があります。

基本的には、保育園や幼稚園の入園・卒園年次は省略してOK

まず、新卒の就活生の場合です。基本的には、保育園や幼稚園の入園・卒園年次に関しては、省略します。小学校、もしくは中学校から記載しましょう。
なお、義務教育課程に当たるので、入学年次は必要ありません。卒業年次のみを書きます。

また、校名は正式名称にするよう注意します。「中学」ではなく「中学校」、「高校」ではなく「高等学校」です。略してはいけません。○○県立や○○私立等の区分まで書くのも、忘れないようにしましょう。
高等学校や専門学校、大学の学歴については、学部・学科・コース・専攻も記載します。

職歴がある場合にはどうするのか!?

市販の履歴書の殆どは、「学歴・職歴」欄となっている筈です。新卒の場合、職歴が無いのは当然なので、必然的に学歴中心の欄となります。学歴だけで埋めて構わない、と言っても良いでしょう。その為、「当然、卒業している筈」の義務教育課程、小学校や中学校からでも記載します。

しかし、転職希望者等、職業経験がある場合、メインは職歴です。なので、学歴の記載は高校、もしくは大学からでも充分ですし、また重視されるのは、あくまでも職歴だという事を念頭に置いて下さい。

職業訓練については職歴として記載できる

ほか、社会人の場合、職業訓練の受講をしている事もあるかと思いますが、この職業訓練についても、職歴として記載することができます。その際も、他の学校と同じように、学科まで書きましょう。なお、大学受験の為の予備校については、学歴として扱われません。記載しないよう、注意して下さい。

履歴書は基本的なルールやマナーを守る

履歴書を作成する際は、誤字脱字に気を付けること以外にも基本的なルールやマナーを守る必要があります。履歴書には細かいルールや書き方が存在するため、きちんと守られているか作成前後にチェックすることが大切です。そこでぜひ活用したいのが「履歴書作成マニュアル」です。無料でGETできるので、履歴書の書き方に悩んでいる就活生におすすめです。実際に履歴書を作成する際のお手本としても、持っておいて損はありません。

人事の目に止まる！履歴書作成マニュアル

では、どんな場合に幼稚園から書くのか!?

保育園や幼稚園から記載する事は、あまり一般的とはいえません。しかし、履歴書として誤りでは無いので、書く人もいます。例えば、幼稚園から高校、あるいは大学まで一貫校であった場合、そこから記載していても、さほど不自然ではないでしょう。
また、履歴書において、他の自己PR欄や志望動機欄等に書いている事柄が、その時代に関わりがあるのなら、あえて書く場合もあります。もし面接で、それについて質問をされた際、説明の補助となるからです。必然性があるか無いか、で、どの時点からの記載とするのか、判断しても良いでしょう。