2019年08月06日(火) 更新

【客室乗務員の志望動機】書き方と面接での答え方~JALとANAの例文つき~

客室乗務員の志望動機は仕事内容を把握して記載する

日本を代表する航空会社と言えば、日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)と言えるでしょう。両社とも2019卒のエントリーシートには、「志望動機」の類があり、将来のビジョンや実現したいことを問う項目が設けられています。客室乗務員を志望する際には、きちんと仕事内容を把握して記載する必要があります。仕事内容は、大きく2つに分けられます。1点目は機内サービスです。こちらは、普段、飛行機に乗る人であれば、すぐイメージできる仕事内容でしょう。2点目は保安業務です。飛行機は乗り物なので、安心・安全に乗客を目的地に届けることが使命です。そのため、保安管理に努めなければなりません。快適な空の旅を提供するためのサポート業務です。

客室乗務員は旅客機で接客サービスをする

機内サービスの具体的な仕事内容は、主に乗客への接客サービスとなります。国内線であれば、乗客の荷物をお預する際の補助や飲み物の提供、国外線であれば、機内食の提供も伴います。また、毛布などの貸し出しや機内販売など多岐に渡ります。短時間のフライトであれば、正確さとと共にスピード感も要求されます。長時間のフライトであれば、言うまでもなく、体力が求められます。さらに、飛行機には乗客へのサービスの質が期待されています。接客サービスに関して、高い質が要求されますので、憧れだけで簡単になれるわけではありません。チームワークも重要視されています。他の乗務員とコミュニケーションをはかりながら、連携をして一つのフライトが成立しているのです。

保安業務も行なう

保安業務の具体的な仕事内容は、主に乗客や機内の保安管理となります。乗客の安全を一番に優先しなければなりません。万が一の事故に備えて、客室乗務員がライフジャケットの着用の実演をするのを見たことがある人もいるでしょう。緊急時の案内はビデオ上映のケースが多いのですが、小さな機体などでは、客室乗務員が実際に実演して、直接説明することもあります。フライトでは、機内のトラブルもあれば、機体自体の異常による突発的な事故なども発生します。保安業務は、閉ざされた空間で、乗客の安全を確保するために必要なことだと言えます。特に飛行機などの乗り物におけるトラブルは、人命に関わる重大事故も考えられますので、冷静な判断力が求められます。

客室乗務員の志望動機を書くなら企業研究は必須

JALとANAは日本を代表する航空会社

客室乗務員の志望動機を書くには、企業研究が必要です。客室乗務員の志望動機を書こうとしている就活生の中には、JALやANAを目指している人も多いのではないでしょうか。業界動向SEARCH.COMによると、JALとANAは航空業界全体の80%以上のシェアを占めています。日本を代表する2大航空会社について、志望動機を書く際に知っておきたい情報を見ていきましょう。

JALの「求める人財像」を把握する

志望動機を書く際は、企業がどのような人材を求めているのかを知ることが大切です。JALでは、「求める人財像」として7つの項目をあげています。7つの項目は、以下の通りです。

JALの求める人財像

  • 感謝の心をもって、謙虚に学ぶ
  • 果敢に挑戦し、最後までやり遂げる
  • プロ意識をもつ
  • 採算意識をもつ
  • 多文化を尊重し、適応する
  • 仲間と共に働く
  • お客さまに心を尽くす

ANAの「グループ行動指針」を把握する

ANAには、グループ全社員が理念やビジョンの達成をするために必要な心構えや、取るべき行動をまとめた行動指針(ANA's Way)があります。「あんしん、あったか、あかるく元気!」に行動するための指針は、以下の5つの項目です。

行動指針(ANA's Way)

  • 安全(Safety)
  • お客様視点(Customer Orientation)
  • 社会への責任(Social Responsibility)
  • チームスピリット(Team Spirit)
  • 努力と挑戦(Endeavor)

ANAとJALの内定者ESを覗き見!

航空業界の内定を得るためには、エントリーシートを通過させる必要があります。エントリーシートでは、志望動機だけでなく各企業ごとに色々な質問が用意されています。そこでおすすめなのが「航空業界の内定者ESまとめ」です。

この回答集には、ANAとJALに内定をもらった就活生のESが掲載されています。パイロットやキャビンアテンダント内定者のESが無料でダウンロードできるため、他の就活生に差をつけて対策をしたい就活生におすすめです。

志望動機の書き方ポイント3つ

①志望する航空会社を選んだ理由を伝える

客室乗務員として働くために企業に入社したいと感じたなら、志望する航空会社を選んだ理由を書きましょう。その航空会社ならではの志望理由がないと、採用担当者に「どこでもいいのではないか」と思われてしまいます。航空会社の特色をよく理解して、「この企業でなければダメな理由」を具体的に書きましょう。。航空業界の業界研究マニュアルを活用して、情報収集するのもひとつの手です。

②仕事内容を理解していることを伝える

客室乗務員は、上品で華やかな印象が強いです。しかし、実際は勤務時間が不規則で、常に自己管理が求められるハードな職業といえます。粘り強く仕事を続けるというアピールのためには、客室乗務員の仕事内容を理解していると伝えるとよいでしょう。

③客室乗務員として達成したい目標を伝える

志望動機には、客室乗務員として働くうえで達成したい目標を盛り込みましょう。明確な目標があると、入社に対する意欲や向上心をアピールできます。目標を書く場合は、達成のための具体的なプランを提示するとよいでしょう。努力を続けられるという意思表示は、入社後の取り組みに前向きなイメージを与えられるはずです。

客室乗務員のNGな志望動機の特徴

過去の利用経験などの利用者の目線

NGな志望動機の特徴としては、過去の利用経験などの利用者の目線だけで志望動機が語られていることが挙げられます。航空機を利用した際に客室乗務員の仕事ぶりを見て、憧れを持つ人は少なくありませんが、それだけで志望したと伝えるのはNGです。働くということはサービスの提供側としてのことなので、お客様気分ではいけませんし、仕事への理解が低いと判断されてしまう可能性もあります。客室乗務員の仕事ぶりを見て憧れを抱くこと自体は問題ではありませんが、それだけを志望動機にしてしまうとアピール力は低くなってしまいます。ただ憧れを述べるだけではなく、働く上でどのようなサービスを提供したいかなど、労働者としての立場から志望動機を伝えていきましょう。

海外に行くことができるなどの憧れ

客室乗務員は華やかなイメージに加え、仕事で海外に行くことができるなどの憧れを持つ人も多いですが、これを志望動機にするのもNGです。客室乗務員は仕事でさまざまな国を訪れることができますが、それだけを理由にしてしまうと、ただ旅行がしたいだけと思われてしまいます。仕事をする意欲が低いと評価され、マイナスの評価にもつながりかねませんので、海外に行きたいなどではなく、どういうことをしたいか述べることが大切です。単に海外に行きたいではなく、海外に行ってさまざまな文化を学びたい、多くの人に触れてサービス力の向上を目指したいなどであればOKです。客室乗務員になるメリットを語るのではなく、就職したら何がしたいのか、どのように成長したいのかをアピールしていきましょう。

質問に答えるだけで志望動機を完成させよう

客室乗務員の志望動機を作成する際、文章を考えるのが苦手な就活生も多いと思われます。「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。

志望動機ジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで理想的な流れの志望動機が完成します。面接での志望動機に関する質問にも対策が可能です。無料でダウンロードできるので、効率的に客室時乗務員に採用される志望動機を完成させましょう。

客室乗務員の志望動機例文【JAL】

志望動機例文①

私が航空業界で働きたい理由は、航空機という乗り物を通じて移動手段以上の価値をお客様に与えたい、と感じたからです。客室乗務員には、現地までお客様を安全にお送りする使命感はもちろん、おもてなしの心も求められます。特に貴社では、整備場から到着後の空港旅客サービスまでが「バトンタッチ」で表現されているように、社員が一丸となってお客様をサポートしています。私もこのバトンタッチをする社員の一員となり、バトンを繋いでいきたいです。私が貴社に入社しましたら、ひとりひとりのお客様への感謝の心を忘れずに、「安全第一」で仕事に取り組みたいと考えております。

志望動機例文①解説

JALには「最高のバトンタッチ」という言葉があります。空港スタッフや整備士、客室乗務員など、全員が自分の役割を全うし、後ろに続く仲間に「最高のバトンタッチ」をしたときに、はじめて最高のサービスが実現するというものです。例文では、その「バトンタッチ」を交えて志望動機が書かれています。

志望動機例文②

貴社は世界中に運航路線を持ち、2017年度JCSI調査(国際航空)の「ロイヤルティ」「顧客満足」で1位を獲得するなど、多くのお客様から信頼を得ています。私は以前、貴社のインターンシップに参加させていただきました。そこでは、客室乗務員の方々がプロ意識を持って、お客様に質の高いサービスを提供していることを身をもって感じました。私も貴社の一員として、お客様の安全を守り、かつご満足いただけるサービスを提供したいと思い志望いたしました。すべてのお客様に心を尽くし、「次もJALに乗りたい」と思っていただけるようなサービスを追求したいと考えております。

志望動機例文②解説

JALはJCSI(日本版顧客満足度指数)2017年度第4回調査の国際航空部門にて「顧客満足」「ロイヤルティ(再利用意向)」で第1位を獲得しました。「顧客満足」は2年ぶり、「ロイヤルティ(再利用意向)」では5年連続の1位となりました。例文では、そのことも触れて志望動機が書かれていることがわかります。

客室乗務員の志望動機例文【ANA】

志望動機例文①

客室乗務員は、基本的な接客業務だけでなく語学力も必要ですし、お客様の安全を守ることも業務に含まれており、やりがいがあると感じたため志望いたしました。私は、語学力を高めるため、アメリカに1年間語学留学をしていました。語学留学を通して、英会話はよりスムーズにできるようになりました。また、留学先で多くの人と関わるなかでコミュニケーション力や異文化理解も深めることもできました。私は、今までの経験や語学力などを活かし、「ANAが大切にしてきたおもてなしの心」を持って世界中のお客様に最高のサービスを提供したいと思います。

志望動機例文①解説

ANAは「日本が誇る高い品質」「ANAが大切にしてきたおもてなしの心」「旅のワクワク感や楽しさ」をお客様に届けたいという想いからブランドコンセプトを「Inspiration of Japan」と設定し、ブランディングをおこなっています。例文では、1年間の語学留学や経験を交え、「世界中のお客様に最高のサービスを提供したい」とアピールしていることがわかるでしょう。

志望動機例文②

貴社の旅客機を利用した際、笑顔で丁寧にお客様と接する客室乗務員の方々を見て、客室乗務職に興味を持ちました。また、企業研究を進めるなかで、「あんしん、あったか、あかるく元気!」の行動指針や人財開発プログラムなど、ANAでしかできないことに魅力を感じ、志望いたしました。入社できましたら、客室乗務員としてお客様の安全を守りながら、ひとりひとりに寄り添った質の高いサービスを提供できるように、日々成長する所存です。

志望動機例文②解説

ANAの客室乗務職は、キャリアステップに合わせた少人数での教育や経験に応じた地上部門への配置や海外実務などがおこなわれています。また、ANAは世界最大級の総合人材サービス会社ランスタッド社の「ランスタッドアワード2014」において、教育訓練が充実している会社として表彰されました。例文では、人財開発プログラムや行動指針に触れ、志望動機を述べています。

客室乗務員のNG志望動機例文

NG志望動機例文

私は旅行が好きで、よく貴社の旅客機を利用していました。旅客機を利用するうち、私も客室乗務員として働き、多くの土地に行きたいと考えるようになりました。航空会社のなかでも、貴社は国内シェアNo.1であり、多くの人が利用します。また、経営状態が安定しており、福利厚生も充実しているため志望いたしました。もし入社することができましたら、1日でも早く仕事を覚え、お客様のために頑張ります。

NG志望動機例文解説

「経営状態が安定している」や「福利厚生が充実している」という理由は、志望動機では避けましょう。仕事を選ぶうえで、給料や福利厚生など待遇面も大事といえますが、そのような理由だけの志望動機は熱意が伝わらず、企業側からよい印象は持たれません。しっかり企業研究をおこない、仕事内容を交えた志望動機だと良いでしょう。

客室乗務員の面接で志望動機を話すポイント

航空業界、客室乗務員の仕事を理解していることが前提となります。それらを踏まえて、ポイントは3点です。1点目は、面接では履歴書に沿って話してください。2点目が、全く記載していないことをアピール必要はありません。3点目は、憧れだけが前面に出過ぎて、学生の本質が伝えなければ、意味がないのです。特に憧れだけで選考に臨むのだけは避けましょう。そのような学生は浅い考えなので、「飛行機のライバルは?」いった単純な質問にすら頭が働かず答えられません。言うまでもなくライバルとなるのは「鉄道会社」などです。

履歴書での志望動機に沿って話す

履歴書では、志望動機に沿って話すことになります。暗記した文章を読むように、話すわけではなく、履歴書で記載したことを下敷きに自分の言葉で話しましょう。その際に、特に注意しなければならないのは、笑顔などの表情や所作です。飛行機に乗った学生ならばわかると思いますが、客室乗務員はハキハキ話していて、キビキビと行動しますよね。面接で人事採用担当者が、客室乗務員としてのイメージを持てなければ必ず落ちてしまいます。志望動機に沿って話すことで、人事採用担当者は気になった点や確認したい点について掘り下げてきます。業界理解、職種理解を深めて、志望動機を明確にして面接に望みましょう。なぜ航空会社の中で客室乗務員を目指し、なぜその企業ではなくてはいけないのかが伝わる志望動機を完成させてください。

全く別のアピールをしない

客室乗務員はサービス職です。航空業界で、客室乗務員という職種ということを勘案すれば、企業の求める人物像は明確です。日本航空(JAL)でも、全日本空輸(ANA)、あるいはそれ以外の航空会社には、求める人物像を記載しています。つまり、書類選考を通過したあとの面接では、全く別のアピールをしないようにしましょう。航空会社の客室乗務員には、いくつかのポイントがあります。それを書類上はクリアしたわけですから、全く別のアピールは、求められない限りする必要性はありません。重視するポイントは企業によって多少異なりますが、基本的な求められる資質を簡単に挙げます。体力と自然な笑顔や所作・姿勢ができるかどうかです。クオリティの高いサービスが求められるサービス職ですので、基本的な部分は押さえておきましょう。しかも、これらは一朝一夕では身に付きません。普段の大学生活から意識したいものです。

憧れだけを話さない

航空会社の客室乗務員を志望する学生のほとんどが、憧れを抱いてこの職種を志望しています。志望理由に憧れを挙げるケースは圧倒的に多いです。自然なことなので、それはそれとして悪いことでは決してありません。実際に内定した学生や働いている客室乗務員も同様だからです。逆に、本人の準備やポテンシャルの高さにより、志望度が高くないのに、たまたま内定してしまった学生もいます。そういった学生は結局、研修で辞めるケースに至る場合が多いです。いずれにしても、憧れだけで内定する企業、職種ではありません。人気もあり、資質も求められるからです。憧れから出発しながらも、企業研究などから具体的な志望理由を話せるようになりましょう。インターンシップは狭き門ですが、参加できれば大変良いでしょう。それ以外にも、OBOG訪問や実際に空港に足を運ぶなど手段はあります。憧れだけからの脱却をはかりましょう。

客室乗務員の志望動機は企業研究と仕事内容を把握して作成しよう

志望動機には、「志望する航空会社を選んだ理由」「仕事内容の理解」「客室乗務員として達成したい目標」を盛り込みましょう。志望動機を作成する際は企業研究も欠かせないため、航空会社の特色や求める人材像をおさることが大切です。
記事中でもご紹介しましたが、志望動機は航空業界に内定した先輩方のES集を活用するのもひとつの手です。ES集では、会社概要や求める人物像などの情報もくわしく掲載されています。下記からも無料でダウンロードできます。

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