2019年11月27日(水) 更新

国家公務員試験の特徴と合格するための対策法

国家公務員試験の対策は、特殊性を踏まえて特徴を把握する

国家公務員試験の特徴は、試験区分や職種が細かく分かれています。対策を練る上では、この仕組みの特徴を理解する必要があります。かつてはI種、Ⅱ種、Ⅲ種と区分されていた職種が現在は、民間での呼称や役割にあわせ「総合職」と「一般職」の2つに区分されるようになりました。

また、総合職の方が責任が重く、重要な役職を担う機会が多いとされており、一般職は定型的な業務、あるいは補助的な業務に携わる業務が多いです。その2つに分けられるため、試験対策が異なってくるのです。

国家公務員試験の総合職は、8つに区分されている

人それぞれ感じ方も違いますが、国家公務員試験は数段階を経ることで、より多くの人の目でチェックして妥当な人材を選んでいます。これこそが、国家公務員試験の特徴であり、対策を練るのはなかなか難しいものです。

国家公務員試験の総合職は、「行政」「人間科学」「工学」などの8つに区分されていますが、従来はもっと細分化されていました。一般職は10個の区分があり、特に技術系に関しては高い専門性が求められます。では、総合職の特徴について見ていきましょう。

総合職の特徴は、国の政策方向により試験の制度が変わる

どんなに国家公務員試験の特徴を捉え成績優秀でも、どんなに面接の対応がよくても、多くの人材の中に埋もれてしまう可能性はあるでしょう。特定の分野に秀でるだけでなく、総合力で勝負できる人材をめざして、国家公務員試験に挑戦しましょう。

国家公務員試験は国家公務員法という法律に規定された試験です。行政需要の変化に対応する、優れた人材の活用を目的としていることから、国の政策の方向によって試験制度がかわります。総合職の面接試験対策では、この特徴にも留意するようにしましょう。

国家公務員試験の対策として、情報開示請求を利用しよう

国家公務員試験の結果については、公表されており、個々人の結果も情報開示請求による閲覧が可能です。このように、全体的にオープンにされている点も特徴と言えるでしょう。試験対策を練る上で、これらの情報も重要です。

国家公務員試験自体は、よく練られた問題であり決して難解ではありません。しかし、実際に採用までに一次試験(択一式)、二次試験(筆記、面接)、官庁訪問など数段階をクリアする必要があり、それぞれに対策が必要です。試験だけでも幅広い教養と見識が求められ、受験者の平均学力レベルが高いため、難関とされているかもしれません。

公務員を目指す人のための面接質問や志望動機を紹介

公務員を目指す就活生は、公務員と民間企業の社員の違いや仕組みなど、面接で質問される可能性のある項目について見直しておくことが大切です。そこで活用したいのが「公務員大研究Book」です。志望動機の書き方や例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。無料でダウンロードできるため、対策に不安が残るという就活生にもおすすめです。

国家公務員試験の≪一次試験・二次筆記≫対策とは?

国家公務員試験に関し、総合職の場合、一次試験は筆記形式(選択式)です。二次試験は記述式の筆記試験と面接試験が共通で、大学院卒の場合には政策討論、学部卒の場合は政策論文の試験がそれぞれ実施されるので、各対策が必要でしょう。

ただし、過去の問題を見ていくと、一定の傾向と特徴は確認できると思います。国家公務員試験の一次の筆記試験では基礎的な専門知識のほか、基礎能力が問われます。数的推理や文章理解などの知能分野と、人文、社会、自然に関する知識分野が半々程度出題されるのが特徴ですので、対策としては一般的な教養や問題解決処理など、幅広い分野の出題に慣れておく必要があります。

一次試験・二次筆記の対策は「専門外知識」と「時事」を把握する

国家公務員試験の一次試験の専門の部分は選択式となっており、得意な分野を中心に点数を稼ぐことが可能ですが、その年ごとに国家公務員試験の出題傾向はかわるのも特徴的です。このため傾向や特徴を理解しつつ、自身の専門以外の領域に関してもある程度対応できるようにしておくことが対策として必要です。

国家公務員試験の特徴として、論文に関しては時事的な課題が出題されることが多いので、対策としては事前に出題テーマを想定し練習しておくとよいでしょう。内容についてもたくさん書けばよいということでなく、重要なポイント、論点を落とさず、筋道立てて論理的な構成にして対策しましょう。

国家公務員試験の≪二次面接・官庁訪問≫対策とは?

国家公務員試験の一次試験に合格しても安心はできません。二次試験で面接や政策論文などにより、さらにふるいわけされます。後半戦で人物本位になっていくのが特徴の一つです。国家公務員試験の一次試験を突破した優秀な人材がライバルとなるので、勝ち残るにはここでも対策が必要です。官庁訪問という難関が、最後に待ち構えているのも特徴の一つです。

しかしながら基本的には、行政ニーズの変化に対応できる人材を求めているので、奇をてらうことなく、いかに国家公務員にふさわしい人物であるかをアピールすることが対策につながります。特定の分野に秀でているだけでない総合的な人材を求めている点が特徴ではないかと思います。

二次面接・官庁訪問の対策は、行政ニーズを捉えて英語も学ぶ

面接での応対の対策は国家公務員試験に限らず、民間の会社での対策としてもきわめて基本的なことですが、公務員の場合はより常識豊かに行政ニーズに対応している点が評価される点が特徴です。

平成27年度の国家公務員試験から、最終結果に英語力の評価が加味されることとなりました。TOEICなどの外部の英語試験の点数などに応じ加点されるという仕組みで、地方公務員試験にはない特徴であり対策を練る必要があります。国家公務員試験の結果に英語試験を加点する仕組みは3年後に見直しされることとなっていますが、当面3年、ここでの加点は重要であり、有効な試験対策になるといえます。

国家公務員試験の特徴を理解し、幅広い知識と時事的な情報を得て対策しよう

国家公務員試験の特徴と合格するための対策法を紹介しました。国家公務員の試験は、一般職と総合職の2種類があり、そのちがいは明白です。さらには、一般職や総合職のなかにも複数の種類や区分が存在します。

また、試験対策は他の民間企業や地方公務員試験にも応用できるので、併願を考えていくのが賢明かもしれません。今回紹介した特徴と対策を国家公務員試験の参考にしてください。

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