PRの基本的な書き方と好印象を与えられる例文について

伝えたいPR部分を文頭に書く書き方の徹底

自己PRは、言いたいことがまとまっていないことで、内容が伝わりにくくなります。自己PRの文頭には、最もアピールしたいことを書くような書き方をしましょう。例文は「私は、物事のプロセスを大切にしています。」という文頭にして、その後に物事のプロセスを大切にしていることがわかる過去の経験の文章に繋げます。「私の得意分野は2つあります。」という例文の様に、最初に言いたいことの全貌を伝えるような書き方をすることで、書類選考では読みやすく、面接では聞き取りやすくなります。

大きなまとまりは一つに絞ってPRしよう

自分がPRしたいことが、複数になってしまうことで自己PRの書き方がまとめづらく難しくなります。例文としては、「物事のプロセスを大切にしていることと、人との関わりを大切にしていること」のふたつを取り入れるなどです。これを上手くまとめたとしても、どうしても一方に偏ったり、両方とも薄い内容の書き方になったりしてしまうことが多いのです。また、両方共の内容を濃くすると、話しが長くなるので、大きなまとまりとしてPRしたいことは一つに絞りましょう。

過去の経験を絡めた自己PRの例文とは

企業研究をした結果、志望動機を思い浮かべ、その内容を元にした書き方で自己PRを書くようにしましょう。自己PRでは過去の経験を絡めて説得力がある内容にすることが大切です。例文は、「私は、物事を論理的に考えて解決することが得意です。具体的な例をあげると、私が吹奏楽部の部長を務めていた際、部員の欠員が大きな問題となっていました。そこでなぜ部員が増えないのか原因を探り、複数の問題を一つずつ解決しました。その結果翌年には2倍に増え、そのままノウハウを次の部長に受け継いで貢献しました。」という風に、実際に論理的に問題を解決した経験を伝えましょう。また、例文に加えて、その経験が今後どのように活かせるのかについてもわかるような書き方がされているのも良いでしょう。

自己PRが長くなりすぎないように注意

自己PRの基本の書き方は、良い部分を具体的に書くことですが、良さを伝えようとする余り、長文になってしまいがちです。長すぎることで、話しが脱線してしまったり、結局何が言いたいのかわからなくなってしまったりする恐れがあります。できるだけ無駄な言葉は省いて、重要な部分のみ強調する書き方を心がけましょう。例文は、「具体的に、メーリングリストの活用を用いて全体からパートリーダー、パートリーダーからパートメンバーへの連絡方法の変更を行いました。」という風に、行ったことのみを記載して、その時の感情などの表現は不要です。

自己PR作成に役立つジェネレーター

自己PRには盛り込むべき要素がたくさんありますが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。的確にポイントを押さえることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己PRの特徴です。言いたいことはまとまったけれど、実際に文章にするのが苦手という就活生は、ぜひ自己PRジェネレーターを活用しましょう。自己PRジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで自然な流れの自己PRが完成します。無料でダウンロードできるので、文章の繋ぎ方や言葉遣いに自信がないという就活生にもおすすめです。

自己PRの文末の書き方は入社後の抱負を書くようにする

自己PRの文末の書き方ですが、文末には必ず入社後の抱負を書きましょう。志望動機によって入社後にしたいことを伝えて、それに合った内容の自己PRを行い、その結果どういう気持ちで仕事を行うのか、また目標などを含めた抱負を文末に書きましょう。そうすることで、自己PRが志望動機に直結して、まとまった内容の自己PRになります。例文は、「私は、これらの経験を活かして、入社後は○○な人材を目指します。」などがあげられます。

志望動機と求める人材と自己PRを繋げよう

自己PRの文末に記載する抱負は、志望動機と企業が求める人材と繋げましょう。その一言で全てが繋がり、良い自己PRだったと思えるようにすることが大切です。使える例文は、「私は、これまでの経験を活かし、入社後も常に論理的思考によって順序よく解決しながら成長していきたいと思います。」という様な、終わりが見えない目標を掲げることです。

PRの基本的な書き方を守って例文を参考にしたよりよい内容で書きましょう

自己PRは、自由な書き方で自分をPRをすればいいという訳ではありません。必ず、志望動機と企業が求める人材と繋がった内容にして、その企業に相応しい人材だと思ってもらいましょう。また、例文を参考にして、見やすく内容が伝わりやすい自己PRを作成しましょう。例文の様に、良い部分はより具体的に記載して、不利なことは一切書かないことが大切です。