2021年10月01日(金) 更新
テストセンターの正答率は試験通過を左右するのか|難易度との関連性と制限時間内に回答するポイント
目次
就活生にアンケートで聞いた生の声はコチラ!
テストセンターやWEBテストなど、さまざまな形式でおこなわれるSPIですが、SPIに対する印象や勉強方法にはどんなものがあるのでしょうか。キャリアパーク編集部は独自にアンケートを行い、学生たちの生の声を集め、代表的な意見をまとめました。
質問:SPIを行っている会社に対してどのような印象をお持ちで、どのような対策をしていますか?苦手な問題とその理由、オススメの勉強法や書籍などもあわせて教えてください。(対策をしていない人はその理由を教えてください。)
就活生の回答
SPIを行っている会社に対して、特に印象はありません。私はSPI対策はしていないです。 対策をしていない理由は、公務員試験の勉強をしており、その教養問題がSPIと似ていたためです。 本屋に行き、一度問題集を見ましたが中学入試と似たような内容だと感じました。公務員試験の勉強をしている人は、SPI対策をしなくても解けると思います。オススメの勉強法は、苦手な問題や、間違えた問題を中心に解きなおすことです。すでに理解している問題を何度も解いても時間の無駄だと思います。できない問題をできるようにすることで、点数アップにも繋がります。公務員の勉強法にもオススメです。
※上記は就活生から取得したアンケート回答をもとに、編集部で表記や表現などを一部調整のうえ、記載しております。
SPIテストセンターの特徴
専門の会場でパソコンを使って行う形式
SPIの中でも「テストセンター」と呼ばれる形式は、SPIを運営するリクルート社が独自に設置している専用の会場で、パソコンを用いておこなうものです。アンケートから性格診断をおこなう「性格検査」と、言語・非言語2つのジャンルから出題される学力チェックの「基礎能力検査」で構成されています。
正答率によって問題数や内容はランダム
SPIの評価基準は正解した解答率の多さ(正答率)です。そのため、早めに問題が解き終わったからといって、安心できるわけではありません。テストセンターの基礎能力検査は、制限時間が約35分と設定されていますが、問題数は固定されていないのです。それは、回答した問題の正答率によって、問題数や内容が変更するためといわれています。
正答率が高いほど難易度がアップする
正答率によって問題数が変化するSPIのテストセンターは、正答率が高ければ高いほど、難易度もアップする仕組みになっています。そのため、試験中に高難易度の問題が多くあらわれるようになったら、順調に正答を重ねていると捉えても良いでしょう。
誤謬率で評価されていないため無回答は禁物
テストセンターの問題では、誤謬率が評価されません。誤謬率とは「回答した問題のうち、誤答になった問題の割合」をいいます。誤謬率が評価基準の場合は、誤答を防ぐためにわからない問題を無回答にしておいたほうがいいとされています。しかし、テストセンターの場合は正答率で判断されるため、回答していないほうが評価を落とすのです。勘で出した答えが正解につながることもあるので、無回答はなるべくないようにしましょう。
テストセンターの結果は別企業への使いまわしが可能
通常の筆記テストとの最大の違いといえるのが、問題の得点を使いまわせる点です。得点自体は本人に公開されるわけではありませんが、別企業でのテストセンター試験の際に、自分が最も出来が良いと思っている解答をそのまま提出できます。
SPIの制限時間に慣れる方法
SPIの本番は問題ごとに制限時間があります。いくら練習問題を解いても、本番の形式に慣れていないとうまく解けず、不合格になるかもしれません。
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テストセンターの正答率とタブ数の関係性
正答率が高いとタブ数が増える傾向にある
テストセンターの問題には、組問題とも呼ばれることのある「タブ」が複数用意された問題が存在します。このタブ問題は非言語の場合、正答率が高ければ高いほどタブ数が増える仕組みです。正解し続ければ、最大で4つのタブが出てくるでしょう。
タブ問題は似たような形式の問題が多い
タブ問題は「組問題」と呼ばれるだけあって、同じタブ内の問題と似たような形式で問題文が構成されていることが多いです。そのため、正解するためのコツさえつかむことができれば、効率よく回答できる可能性があります。ただし、コツをつかむには、より深く問題内容を理解しなければなりません。
言語の長文問題は高難易度でもタブ数が少ないことがある
非言語問題では、タブ数の多さである程度自分のレベルを確認できますが、言語問題の場合においてはそうとも限りません。特に長文問題は読み解くのに時間がかかることもあり、タブ数が2つだけのものでも高難易度であるケースが存在します。そのため、タブ数が少ないからといって一喜一憂せず、どの問題も真摯に制限時間内に解いていけば、試験をクリアする可能性がアップするでしょう。
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テストセンターの正答率を上げるポイント
制限時間のゲージが赤色になる前までに回答する
テストセンターの正答率を上げるポイントを紹介します。正答率を上げるには、制限時間を意識することがまず大切です。制限時間の表示はグラフ式とゲージ式の2つがありますが、その中でも特にゲージ式の表示を意識してください。緑色で表示されている間に解答するのが理想ですが、黄色やオレンジに変化しても解答できれば問題ありません。ただし、赤色になると強制的に次の問題へと進むため、なるべく速いうちに解答を済ませましょう。
配布用紙を活用して計算や解答メモをおこなう
テストセンターでは電卓の使用が禁止されているため、会場に到着すると計算・メモ用の用紙が配布されています。非言語問題が出題されている間、その用紙を有効活用して筆算などの計算をしたり、メモを残したりするよう心掛けましょう。そうすれば、似たような形式の問題が出題された際にも対応しやすくなります。
正答率を意識してタブ問題は低難易度の1問目から解く
タブ問題では低難易度の1問目から解くことも、正答率を上げるために必要なポイントです。タブ問題は、数字が「1」「2」とカウントアップされるごとに難易度が上がっています。誤謬率で評価されていないとはいえ、なるべく高い正答率で試験をクリアすることが望ましいため、いきなり難しい問題から解くのは避けましょう。
正答率の高さが大切なテストセンターは制限時間を意識ながら解答しよう
いかがでしたか。ここまでSPIのテストセンターで受験する際の正答率やタブ数の関連性、正答率を上げるための大切なポイントについて紹介しました。テストセンターは間違った回答の多さではなく、正解した問題の割合の高さ(正答率)が評価の対象になります。正答率が高くなる分、問題の難易度もアップするほか、タブ問題で出されるタブの数が最大で4つに増えるのです。SPIを受検する際は少しでも正答率を上げて試験通過を図るために、練習の積み重ねで回答にかける時間を早めるようにしましょう。制限時間のゲージが緑色のうちに解答できれば、落ち着いて試験に臨めるはずです。
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