2019年12月11日(水) 更新

履歴書において「気配り」を効果的にアピールする方法3つ│具体例を述べた例文3つもご紹介

就活生が考える「気配りができる人」とは?

キャリアパーク会員の就活生を対象に「「気配りができる」というのはどういう人のことだと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

就活生の回答

  • 常に周りのことを気にしていて、困っていたらすぐに手助けできる人。
  • 周りの人とうまくやっていける
  • 常に周りの人の気持ちを考え、和を乱さない人。
  • 些細なことでもてをぬかない
  • 相手のための行動ができる人

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「「気配りができる」というのはどういう人のことだと思いますか?」

就活生が思う「気配りができる」という人は、気配りができて誰かのために行動できる人間を指すと考えているようです。「周りの人とうまくやっていける」「相手のための行動ができる人」といった回答が多く寄せられていました。
では、そんな「気配りができる」という長所をアピールするには、どのようなポイントを押さえておけばいいのでしょうか?この記事で、どうアピールすべきか確認していきましょう!

就活生が考える「気配りができる人」とは?

就活生の多くは、誰かのために行動できる人を「気配りができる人」と考えているようです。アンケートでは、「周りの人とうまくやっていける」「相手のための行動ができる」といった回答が見られました。
そんな「気配りができる」という長所を履歴書でアピールするには、どのようなポイントを押さえるべきなのでしょうか?本ページで確認していきましょう。

就活の履歴書でセールスポイントとなる「気配り」

気配りができる人材は企業から人気がある

気配りは、どんな仕事においても必要です。お客様はもちろん、同僚や上司の動きに気を配ることで、作業効率を上げながら職場環境を良い形に保ちます。そんな気配りができる人は、企業から人気があるといっても過言ではありません。履歴書で気配りができることを上手にアピールできれば、企業から高い評価が得られるでしょう。

ライバルの履歴書と差別化を図るのが難しい

気配りを履歴書の自己PRでアピールする場合は、いかに具体的なエピソードで伝えられるかが大切となります。数値で表せない強みである気配りが「人よりも優れている」というのですから、簡単ではありません。
気配りの自己PRで用いるエピソードは「人に対する内容」が多く、ライバルと似た内容になりやすいのが弱点です。しっかりと差別化を図る必要があるでしょう。

履歴書のルールも見直そう

証明写真を貼る前に履歴書の内容を見直しましょう。履歴書には細かいルールや書き方が存在するため、きちんと守られているか郵送前にチェックすることが大切です。そこでぜひ活用したいのが「履歴書作成マニュアル」です。無料でダウンロードできるので、履歴書の書き方に自信がないという就活生におすすめです。実際に履歴書を作成する際のお手本としても、持っておいて損はありません。

履歴書の自己PRで「気配り」をアピールする方法3つ

①:あえて「気配り」以外の表現を用いる

履歴書の自己PRで気配りをアピールする方法を、3つご紹介します。
1つ目は、あえて「気配り」以外の表現を用いることです。採用担当者によっては、「気配りができます」というアピールを「自己PRとして弱い」と感じてしまいます。履歴書で気配りができることをアピールしたい場合には、「お客様が求めていることを考える」「その場の空気に適した行動をとる」など、具体的に言い換えてみましょう。気配りができることを具体的に言い換えれば、詳しい内容を伝えながらアピールできます。

②:具体例を入れて書く

2つ目は、気配りの具体例を入れて書くことです。他の応募者が提出した履歴書と差別化を図るには、「どのように役に立ったのか」という具体例が大切になります。何も具体例が思いつかない場合は、自己分析しながらアルバイトや学生生活の中から探してみましょう。なるべく珍しい体験を具体例として挙げられると、差別化を図れます。

③:「どのように活かせるか」に繋げる

3つ目は、「気配りをどのように活かせるか」までしっかりと繋げることです。ただ「気配りができます」というだけでは、採用担当者に何も伝わりません。業務内容や社内での人間関係にどう活かせるかを表現することで、魅力的な自己PRが作れます。
また、どう活かせるかを具体的に表現できれば、採用担当者は「応募者が実際に働いている姿」を想像します。想像することで「共に働きたい」と思ってもらえれば、選考を通過できる確率も上がるでしょう。

履歴書で「気配り」をアピールする自己PRの例文3つ

①:生徒会での経験

「気配り」をアピールする自己PRの例文を3つご紹介しますので、履歴書を作成する際は参考にしてください。

例文①

私は高校時代、生徒会で庶務を勤めておりました。年に2回おこなわれる生徒総会では、ホワイトボードや生徒全員分の資料が必要となるため、毎回準備に時間がかかっていました。そこで、登校後や休み時間を利用してホワイトボードを移動させておいたり、あらかじめクラスごとに資料を分けて、準備時間を短縮できるよう工夫しました。その結果、生徒総会当日はスムーズに準備に取り組めて、生徒を待たせることもなく開始できました。貴社でも、空き時間を利用して事前準備を進め、当日スムーズに進められるよう行動していきます。そのときは、自分だけでなく周囲にも気を配って、全体の業務を効率化していきたいです。(286文字)

②:実習の経験

例文②

専門学校時代に、医療事務の実習へ参加しました。受付業務をおこなっていた時に、初診の患者さんで何を言っているのか分かりにくい人がいました。話しているうちに「聴力に障害があるのでは?」と気付き、紙とペンで筆談をおこないました。結果、スムーズにやり取りができ、診察まで進められました。相手の言いたいことを早めに察して、適した対応を取ることの大切さを学べた経験です。就職後は、こういった細かな部分への気付きと気配りを活かして、業務に貢献していきたいと考えています。(228文字)

③:アルバイトでの経験

例文③

私は高校時代、アパレルのアルバイトをしていました。普段は問題ないのですが、セール時や年末年始はとても人が多く、何度片づけてもゴミが落ちている状況でした。そこで、掃除の回数を増やすことを店長に提案し、ゴミに気付いたらその場で拾うことを意識しました。その結果、セール時や年末年始もお店を綺麗な状態に保つことができました。こういった細かい部分を気にするだけでも、お店の印象は大きく変わります。この経験を活かして貴社でも細かい部分に気を配り、提案をしながら貢献したいと考えています。(237文字)

就活の履歴書で気配りをアピールする際は具体例を挙げて自己PRを作成しよう

いかがでしたか。本ページでは、就活の履歴書で「気配り」をアピールする方法と例文をご紹介しました。気配りができることは、就活の履歴書で大切なセールスポイントとなります。履歴書を作成する際には、あえて「気配り」という表現を避けたり、「どのように活かせるか」を述べることで、効果的な自己PRができるでしょう。ぜひ例文を参考に、「気配り」の自己PRを作成してみてください。

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